放送終了「ミリオネア邸宅殺人事件」オ・ナラからキム・ヘジュンまで、それぞれが選んだ道とは

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「ミリオネア邸宅殺人事件」放送画面キャプチャー
「ミリオネア邸宅殺人事件」が心温まる結末で終了した。遺産を目当てに集まった家族たちが、興味深いブラックコメディーで緊張感を与えた。

13日午後、韓国で最終話が放送されたMBC「ミリオネア邸宅殺人事件」で、ユ・ビンナ(キム・ヘジュン)が、ユ・インホ(ナム・ムンチョル)の遺産を放棄した。

ユ・ビンナは、チ・ソルヨン(キム・ジョンヨン)とユ・インホ、そして自身の母親キム・ジヘ(オ・ナラ)の事情を知った。ユ・ビンナはユ・インホの本性を知って失望した。

ユ・ビンナはムン・ジョンウク(イ・ユニ)が死んだことを知り、絵と遺言書を盗んで逃げたトッコ・チョル(ハン・スヒョン)に一発食らわせるために計画を立てた。

ユ・ビンナは、トッコ・チョルがユ・インホの絵を売るために開催した追悼展で、すべての秘密を暴露した。彼女は、死んだムン・ジョンウクがユ・インホの絵を代わりに描き、トッコ・チョルがその詐欺に加わったことを暴露した。また、これまで描かれたユ・インホの絵はすべて偽物だと明らかにした。

結果的にユ・ビンナは、500億ウォン(約45億円)という遺産を一銭ももらえなくなったが、平穏な日常を取り戻した。キム・ジヘもコンビニでアルバイトをしながら暮らすことになり、ユ・ヘジュン(チェ・ギュジン)も過去の傷を乗り越えて前に進んだ。

「ミリオネア邸宅殺人事件」は、数百十億円台の作品を持つ画家の死をめぐる9人の話を描いたドラマだった。個性溢れるキャラクターがそれぞれの動機により、息が詰まるような頭脳戦を繰り広げた。遺言書と手紙、複雑な動線が絡み合って、視聴者をひきつけるどんでん返しを披露した。

単なる犯人探しだけではなく、ユ・インホと8人の容疑者たちの間に、胸が痛む事情が隠されていた。ユ・ヘジュンの父親の死をめぐる真実と、チ・ソルヨンのユ・インホに対する切ない思い、そして殺人をめぐる複雑な感情が描かれた。

複雑なミステリーは、財産ではなく、それぞれの人生を選ぶことで心温まる結末となった。「ミリオネア邸宅殺人事件」のユーモアとインパクトのある結末で視聴者の記憶に残る作品になるとみられる。

記者 : パク・パンソク