2AM チョグォン、自身に対する偏見への率直な思いを告白「中性的な魅力が僕の武器」

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写真=Creative companyda
2AMのチョグォンが、自身に対する偏見について率直な思いを打ち明けた。

チョグォンは3月24日、軍服務を終えて除隊した。除隊後に一息つく暇もなく、彼は多数のバラエティ番組とミュージカル「ジェイミー」の練習で忙しい日々を過ごした。

まだ除隊して数ヶ月だが、時には軍隊にいた頃を懐かしく思う時もある。チョグォンは「軍隊にいるときは指示に従うだけでいいし、睡眠や食事の時間も正確でした。除隊してすぐにいろんなことをやって、忙しく過ごしている今が本当に幸せだけれど、軍隊にいるときや生活館のベッドに横になっていた時も思い浮かびます。帰りたくはないけれど、その時に対する懐かしさがあります」とし、「『ジェイミー』をしていなかったら、社会に戻ったときにこれから芸能界生活をどのようにしていけばいいか悩んだと思うけれど、下半期のスケジュールは、『ジェイミー』でいっぱいです」と話した。

続けて彼は「軍隊にいたとき、軍楽隊長をすごく頼りにしていました。『ジェイミー』のオーディションを準備する時も積極的にサポートしてくださったし、『新興武官学校』と『帰還』のオーディションを受けることができるように配慮してくださいました。『ジェイミー』を観に来ていただいたけれど、『これからは君のファンだ』と言ってくださいました。その言葉に、軍隊で大変だった時期を思い出して嬉しかったです」と語った。

民間人、そして芸能人チョグォンに戻った時の気持ちは、どのように変わっただろうか。迷わず「自由」と答えたチョグォンは、軍ミュージカルへの出演にも言及した。彼は「『新興武官学校』『帰還』いずれも本当に良い作品でした。国防の義務を果たしながら才能が国に使われることに感謝しました。才能を腐らせずに、元々やってきたことができることも恵まれていると思います」としながらも「軍ミュージカルを準備しながら(他の兵士たちと)同じように遊撃訓練をしたし、別途で訓練をしながら公演を準備しました。だから体力的にはさらに大変だったけれど、すごく力になりました」と打ち明けた。

また、チョグォンは、「2つの作品いずれも、韓国の歴史に対する内容です。兵士たちが全国からたくさん団体観覧に来たけれど、兵士たちが涙を流すのを見て、すごく嬉しかったです。今日、自分に与えられた任務に最善を尽くしたという嬉しさを感じました。『新興武官学校』の練習室と『ジェイミー』の練習室が同じビルでした。軍人の身分で来ていた場所に除隊後に再び来て、感慨深かったです」と伝えた。

「パク・ジニョンの英才育成プロジェクト」を通じてJYPに入ったチョグォンは、8年間にわたる練習生生活の末に、2AMのメンバーとしてデビューした。練習生の頃から現在に至るまで順調ではなかった彼は、過去に戻ることができる機会があっても、再び戻りたくはないと答えた。

彼は「今も年齢が高いわけではないけれど、チョグォンというアーティストが活動するには容易ではない瞬間が多かったです。周りの人たちは笑い話で『アメリカやヨーロッパで生まれていたら、したいことを全部したはずなのに』とたまに言います。それでも韓国に自分という人がいるという心構えがあるからこそ今も活動できると思います。練習生を8年もすることになるとは思いませんでした。もう一度やれと言われたらできないと思います」と話した。

チョグォンがデビュー後に経験した多くのことの中には、様々な偏見もあった。「チョグォンはこんな人だろう」という人々の偏見や先入観が、いつもチョグォンについて回った。これに対するストレスも多かったという彼は、もう周りの視線を気にすることなく、もっぱら自分に集中することになった。

これに対してチョグォンは、「僕という人間に対して、どうのこうの言うのは、僕の業だと思っています。30代前には“カプグォン(ふざけるチョグォンという意味)”、2AM チョグォンなど、自分に対する人々の視線に混乱しました。30代になって軍隊に行ってきた後は、僕の中性的なイメージが武器だと思うようになりました。授賞式にヒールを履いて現れても、『何それ?』ではなく『チョグォンだ』と言うことができる、一つのジャンルになりたいです」とし、「あえて人々の視線で自分を規定する必要はないと思います。心配事が武器になりました」と語った。

続いて彼は、「『プリシラ』『キンキー・ブーツ』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のような題材の公演をしたら、『これはチョグォンがしなくちゃ』と、いつも自分の名前があがってほしいです。自分に似合うし、上手にできるステージをお見せして、観客も楽しませることができるミュージカル俳優になりたいです」と付け加えた。

記者 : イ・ハナ