韓国のプロデューサー兼DJのNight Tempo「昭和グルーヴ」第6弾が配信スタート!

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海外で巻き起こっているジャパニーズ・シティ・ポップブームの立役者の1人である韓国人プロデューサー/DJのNight Tempoが、「昭和グルーヴ」シリーズ第6弾を8月21日に発売することが決定した。

Night Tempoは、角松敏生とダフト・パンクをこよなく敬愛し、日本の80年代ポップスやアイドルのカセットテープ収集家にして、欧米で生まれたネット発の音楽ジャンル「フューチャー・ファンク」シーンにおける人気アーティストだ。

昨年「昭和グルーヴ」シリーズと銘打ち、Wink、杏里、1986オメガトライブ、BaBe、斉藤由貴といった、80年代に活躍したアーティストの名曲の数々を公式リエディットとしてリリースした。オーディエンスをどこか懐かしくも未体験の「ネオ昭和」ワールドへと誘う。

今回Night Tempoが取り上げるのは、80年代半ばにおニャン子クラブのメンバーとして活動、派生プロジェクトのうしろ髪ひかれ隊を経て、87年にソロ・デビューした工藤静香だ。Night Tempoが昨年の昭和グルーヴ・ツアー用に用意した、彼女の代表曲の1つ「嵐の素顔」のリエディットは、彼のDJセットの中でも1、2を争うほどのフロア爆発力を持つ大人気曲である。もう1曲は新たなシティ・ポップ・アンセム誕生のポテンシャルを感じさせる、バラード曲「ワインひとくちの嘘」。グルーヴィーなフューチャー・ファンクへとアップデートしている。

ネット中心の活動で始まり、今やNHK「おはよう日本」やTBS「マツコの知らない世界」といったマスメディアでもその活動が取り上げられているNight Tempo。「レコード・コレクターズ」7月号では「シティ・ポップの名曲ベスト100 1980-1989」について、海外視点からランキングを考察するインタビューが掲載されるなど、海外シティポップ・シーンのスポークスマンとしての立ち位置も築きつつある。

依然として新型コロナウイルスの影響でオンライン中心の活動が多くなり、昭和グルーヴを始めとする自身の音楽プロジェクトや、ネオ昭和文化を世界へ発信しSNSフォロワー数を増やしている。また、東京女子流の新井ひとみや一十三十一(ひとみとい)の楽曲のリミックスも手掛けるなど、音楽制作も精力的に行っている。規制が緩和された暁には、昭和グルーヴで踊る来日公演を期待したい。

■作品情報
「工藤静香 - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ」

配信日:2020年8月21日(金)リリース

【収録曲】
1. 嵐の素顔 (Night Tempo Showa Groove Mix)
作詞:三浦徳子 作曲・編曲:後藤次利 リエディット:Night Tempo

2. ワインひとくちの嘘 (Night Tempo Showa Groove Mix)
作詞:松井五郎 作曲・編曲:後藤次利 リエディット:Night Tempo

■関連サイト
Night Tempo 公式サイト:https://nighttempo.com

記者 : Kstyle編集部