KARA出身ハラさんの母親、初めてインタビューに応じる「遺産を相続したら寄付する」

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写真=JTBC「イ・ギュヨンのスポットライト」放送画面キャプチャー
KARA出身ハラさんの実母が初めて自身の心境を伝えた。

23日に韓国で放送されたJTBC「イ・ギュヨンのスポットライト」では、ハラさんの突然の訃報の後に行われた二つの裁判について報道した。実母に相続の資格を聞く相続財産分割訴訟と、違法な撮影の法的資格を問う違法撮影裁判がその内容だった。

ハラさんの訃報の後、遺族の間で訴訟が繰り広げられた。ハラさんの実兄であるク・ホイン氏が、家出をした実母に妹の財産を与えることはできないと、相続財産分割訴訟を提起したのだ。

制作陣とのインタビューで兄のク・ホイン氏は「なぜ今になってハラの母親のように行動しようとするのか、ハラについては何も知らない人が……とても悔しくて怒りがこみ上げる」と訴状を提起した理由を伝えた。

そして「(財産は)法的に親に与えるが、お父さんが50、お母さんが50となった。成長過程で母という存在が全くなかったのに、実母が妹の財産をもらうなんて許せない。実母が葬儀中、弁護士を選任した」と告白した。

写真=マイデイリー DB
これまでメディアを通じてもコメントしたことがなかったハラさんの実母は、制作陣に会った。実母は「記者から連絡がたくさん来た。それでもインタビューには応じなかった。なぜなら私が話したら、それは私自身に唾を吐くことと同じだからだ。ハラも望まないだろう」と伝えた。

葬儀が終わる前に弁護士を選任したことについて実母は「葬儀場の前に座って泣いていた。その時、姉さんから連絡がきた。『あなたは法的に何も知らないから、弁護士に会ってみて』と言った。娘が死んだのに相続が大事なのか、お金に対する欲でしたのではない。私は(相続額が)いくらなのかも知らない」と主張した。

彼女は「すべての親は子供を育てたいと思う。しかし仕事もなく、鞄一つ持って家出した状況だったので、私が育てたかったけれどできなかっただけだ」と強調した。

一方ク・ホイン氏は「僕が11歳、妹が9歳の頃、実母が突然姿を消したが、それが家出だとは思わなかった。その後、父が極端な選択をして、救急室に運ばれていく姿だけが印象に残っている」と子供時代の記憶を伝えた。

もう一つの論点はハラさんと実母の出会いだった。実母は「ハラが先に私に会いに来た。お母さんにいてほしいと。突然私が現れてお金を要求したのではない」と主張した。

兄のク・ホイン氏は、この出会いの理由を説明した。2017年、うつ病で苦しんだハラさんは「うつ病の原因である実母に会ってみたらどうか」という医師のアドバイスを聞いて実母に会ったのだという。ク・ホイン氏は「ハラが実母と3回会った。連絡も5回ぐらいしただろう。妹がうつ病で苦しんだ原因も僕は実母だと思っているので、腹が立つ」と伝えた。

最後に実母は「(相続したら)弁護士費用と養育費などを除いては、社会に寄付する」と伝え、これにク・ホイン氏は「寄付するのか最後まで見守る」とつけ加えた。

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記者 : イ・スンギル