「ミス・リーは知っている」元Jewelry キム・イェウォン“似ているキャラクターでも違いを見せたい…髪を切ってメイクも強烈にした”

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写真=BK Company
まだ女優という言葉が恥ずかしく、ぎこちないという元Jewelryのキム・イェウォンは、ドラマ「ミス・リーは知っている」を通じてより一層成長した。

最近、ソウル龍山(ヨンサン)区梨泰院(イテウォン)のあるカフェでMBC水木ドラマ「ミス・リーは知っている」(脚本:ソ・ヨンヒ、演出:イ・ドンヒョン)の放送終了のインタビューが行われた。キム・イェウォンはドラマ撮影中にあったエピソードと総務のキャラクターを表現するためにした努力などについて語った。

「ミス・リーは知っている」は、再建築アパートで繰り広げられるミステリー事件の容疑者を追跡する過程を描き、人間の欲望と真実を描くドラマだ。キム・イェウォンは劇中でアパートの大家のように振る舞うが、実際にはテナントであるクンアパートの総務役を演じた。総務は再建築を求めるデモに参加しながらも心の中ではアパートの再建築に反対する人物だ。

同日イェウォンは、ドラマで共演したカン・ソンヨンが「最初は私が歌手として活動していたことを知らなかった」と明らかにした。イェウォンは「カン・ソンヨン先輩が監督とチョ・ハンソン先輩がいるグループチャットで『イェウォンは声がすごく良い、歌を歌っても良いと思う』とおっしゃっていました。それを聞いたチョ・ハンソン先輩が『イェウォンは歌手だった』とおっしゃってカン・ソンヨン先輩は私がJewelryとして活動していたことを知りました」と話した。続けて彼女は「翌日の撮影現場でカン・ソンヨン先輩に『知らなくてごめん』と言われました。私たちにとってとても面白い思い出です」と付け加えた。

イェウォンは「ミス・リーは知っている」で幼い息子ユンジェを一人で育てる母親役を演じた。彼女は「劇中で私が演じた人物の個人的な事情が詳しく出るわけではないですが、いつも息子のユンジェのことを考える人物です。世間知らずに見えるかもしれないですが、いつも息子の面倒を見る姿で憎たらしいイメージがかなり減りました」とし「最初に『子供がいるという設定がうまく出来なかったらどうしよう』と思ったのですが『ユンジェが来る時間だ』などの台詞を通じてよく表現することが出来たと思います」と明らかにした。

続けてキム・イェウォンは「ミス・リーは知っている」で共演した先輩・俳優の中でカン・ソンヨンをロールモデルに挙げた。彼女は「カン・ソンヨン先輩の性格がとてもカリスマ性があってカッコいいです」とし「現場でも『こうしなさい』『ああしなさい』とおっしゃるよりは自分でうまくできるように助けてくださります。リハーサルの時もいつも合わせて頂いて気楽に演技できました」と明らかにした。イェウォンは「先輩の性格がとても良く、実の姉のように彼氏ができたら見てもらいたいと言いたいくらいです」とカン・ソンヨンへの愛情を示した。

彼女はこれまでtvN「キム秘書はいったい、なぜ?」、OCN「潜入弁護人」などの作品で明るくホダン(しっかりしているように見えるが、どこか抜けている人)なキャラクターを演じ、人気を博した。「ミス・リーは知っている」で演じる総務役も憎たらしいが、ただ憎むわけにはいかないコミカルなキャラクターだ。これに対し、キム・イェウォンは「共通点がある役を演じる時、似ているように見えるのは良くないと思いました。同じ明るい姿でも違うように見せるために髪を切ってメイクで強烈な雰囲気を与えました」と総務役を効果的に表現するための努力について語った。

「ミス・リーは知っている」は4部作の短いドラマだ。これについて彼女は「最初は4話だけで全てをお見せし、それぞれのキャラクターもうまく生かせるだろうかとたくさん心配しました」と率直な気持ちを打ち明けた。その一方でイェウォンは「最近では時間をかけずに早く過ぎるドラマがトレンドだと思います」とし「短いだけにもっと余韻が残る良い作品でした」と4部作ドラマが持つ肯定的な部分について言及した。

記者 : パク・ウネ