「365:運命をさかのぼる1年」イ・ジュニョク、最近見た日本映画は?“「万引き家族」が面白くて。次に見たいのは…”

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完璧な人生を手に入れるために1年前にタイムスリップした瞬間、予測不能な運命に巻き込まれていく者たちを描いたミステリー・サバイバルゲーム「365:運命をさかのぼる1年」が、8月より衛星劇場にて日本初放送。本作は、2018年に放送された日本のドラマ「リピート~運命を変える10ヶ月」のリメイク作品だ。

今回、日本での初放送を記念して、強力班の有能な刑事を演じたイ・ジュニョクにインタビューを実施! 撮影の裏話から共演者とのエピソード、また最近見た日本映画の話までたっぷりと語ってくれた。

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ーー「365:運命をさかのぼる1年」が8月から日本で放送される感想をお聞かせください。

イ・ジュニョク:原作が日本のものなので、とても光栄に思っています。韓国の視聴者がドラマを観て感じたことと、日本の視聴者が観て感じることに違いがあるものなのか、とても気になりますね。

ーーこのドラマはどんなドラマですか?

イ・ジュニョク:ミステリーであり、スリラーやファンタジーの要素も入っています。“リセット”して、運命をさかのぼらないといけないですからね。その中でも人間同士の友情など温かい面もありますし、きっと皆さんには様々な感情を抱いていただけると思います。

ーー原作は日本の小説「リピート」ですが、2008年に「リピート~運命を変える10ヶ月~」として日本でもドラマ化され話題を集めました。イ・ジュニョクさんが考える原作との違いや、韓国版の魅力を教えてください。

イ・ジュニョク:原作小説は実は読んでないんです。ドラマも少し観ただけです。小説については、後で原作があることを知りました。今回との違いとしては、やはり日本版とは情緒が違うと思います。原作ドラマは少し前の作品になるので、本作は技術的な派手さも見どころかなと思います。原作も楽しんだ方なら本作も楽しんでいただけると思いますよ。


過去に戻れるとしたら?「今が一番…」

ーー出演を決めた理由は何ですか?

イ・ジュニョク:まずは台本が面白かったことですね。第3話まで読んで決めました。テンポが早くて、全く退屈しない面白い内容でしたし、演技のしがいがあると思い出演を決めました。

ーーイ・ジュニョクさんが演じるチ・ヒョンジュはどんな人物ですか?

イ・ジュニョク:ヒョンジュは有能ではありますが、おっちょこちょいですし(笑)、一般的に映画やドラマに登場するような万能な人間ではないです。平凡な刑事が、ある事件を経て右往左往しながら、時にはかっこいい姿も見せます。多彩な魅力を持ったキャラクターだと思います。

ーーご本人とヒョンジュとの性格上の共通点や全然違う点はありますか?

イ・ジュニョク:たまに私がすごく明るいときはヒョンジュに似ているかなと思います。それ以外はちょっと分からないですね(笑)。私も少し天然なところがありまして……(笑)、そんなときは似ているなと思います。違う点については、ヒョンジュはすごくフランクなキャラクターですが、私はあそこまでではないです。

ーーこれまで様々な職業の役柄をこなしてきましたが、今回は強力班刑事の役でした。役作りのために準備したことはありますか?

イ・ジュニョク:強力班刑事の役でしたが、今作は強力班刑事という役のリアリティを追求するドラマではないと考えました。ごく一般的な刑事を演じる必要があると思い、ものすごく力強い感じではなく、もう少し平凡な刑事に見えるようにしたいと思いました。刑事という職業が重要なのではなく、あくまで作品を解いていく上での一つの要素であり、できるだけ普通の人の雰囲気が出るようにしました。ですので、刑事としての準備というよりは、感情をどのように表現するかを重要視しました。

ーー役作りのために外見的に準備したところはありますか?

イ・ジュニョク:刑事らしくするよりもむしろ、いけ好かない人物に見えないように少しお茶目な部分も見えるように準備しました。

ーーもし後悔するようなつらい出来事が起きて、本当にイ・シンが現れて過去に戻れるとなった場合、どうされますか?

イ・ジュニョク:1年だったら、それほど変えられることもないような気もしますが、肯定的な方向に問題が進むのであれば過去に戻る価値はあると思います。

ーー戻れるなら、どの過去に戻りたいですか?

イ・ジュニョク:今が一番いい気がしますね。もし戻って何かを変える必要があるならば、何十年も前に行かないといけない気がします。1年前だったら、また「365:運命をさかのぼる1年」を撮らないといけないですよね……(笑)。

ーーコミカルなシーンとシリアスなシーンがあり、振り幅が大きかったと思いますが、演技する上で難しくなかったですか?

イ・ジュニョク:実は完全にヒョンジュの感情を追っかけているというよりは、状況ごとの感情をつかもうとしました。このシーンは視聴者にとって突然な感じがあっても、面白いシーンになればいい、というふうに方向性を決めました。視聴者を驚かせるようなシーンも多かったので、面白いシーンにすることにフォーカスを当てたんです。そこにあわせて瞬間的に感情をつかむのは難しかったですが、自分としては楽しく演じられました。

ーーヒョンジュが過去に戻り、亡くなった同僚を救ったことによって新たな事件が発生してしまいます。それによりヒョンジュは葛藤するのですが、演じながら共感できた部分はありますか?

イ・ジュニョク:共感する部分が多かったです。ヒョンジュは家族関係がうまくいっていないので、ソンホという先輩刑事が家族同然だったんです。誰もが自分の家族がそんなことになってしまったら、彼らを救うために過去に戻るのではないかと思います。その感情は普遍的な感情だと思ったので、すごく共感できました。家族がそんな目に遭ったら、行くべきだと思います。


理想のタイプは?「誰かが運命的に…」

ーーヒョンジュはウェブ漫画家のシン・ガヒョン(ナム・ジヒョン扮)のファンですが、行方不明になったガヒョンのペットを代わりに育てていました。そういった運命的な出会いや縁は信じるタイプですか?

イ・ジュニョク:すべてのことが運命ですよね。韓国で生まれことも運命ですし、今こうしてインタビューを受けていることも、数年前には想像もしていなかったことです。それが偶然にも起こって、とても不思議な経験だと思いますよ。今インタビュアーの方と、こうして話しているのも運命ですよね。だから、運命的な出会いや縁というのはあったらいいなと思います。今の私に必要ですね(笑)。なぜまだ現れないのか……(笑)。

ーー理想のタイプは?

イ・ジュニョク:最近はあまりそういうことを考えないですね。本当に言葉通りに、誰かが運命的に現れてくれたらいいなと思います。

ーーガヒョンのようなキャリアウーマンタイプが好きですか? それとも家庭的なタイプが好きですか?

イ・ジュニョク:その人が受けて入れて、そのことを楽しんでいるのであれば、どちらでも関係ないです。

ーーガヒョン役のナム・ジヒョンさんとの演技の相性はいかがでしたか?

イ・ジュニョク:すごく良かったです。ナム・ジヒョンさんは演技歴17年の大先輩です。私はまだ15年目です(笑)。ジヒョンさんは本当にプロフェッショナルだなと思いました。すごく人間的な方で、相性は良かったです。

ーーナム・ジヒョンさんとの年の差もありますが、ジェネレーションギャップを感じることは?

イ・ジュニョク:ジヒョンさんは芸能生活が長いからなのか、昔の話をしても不思議なことに話が全部通じるんです。現場で「昔はこうだった」みたいな話をしても、むしろジヒョンさんの方がよくご存知だったりします。だからすごく気が楽でした。“妹分”みたいな感じも全然しなくて、むしろリスペクトできる俳優仲間のような感じで……。なので、今でもタメ口では話さないですね。

ーーキム・ジスさんやヤン・ドングンさんなどベテラン俳優の方々もたくさん出演されていますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

イ・ジュニョク:雰囲気はすごく良かったですよ。監督さんも笑わせるタイプのかたなので明るい雰囲気でしたね。遅い時間まで撮影して疲れたりすることはありましたが、みんなで気分を上げて撮影しました。

ーー撮影現場での印象的なエピソードはありますか?

イ・ジュニョク:これは良くないエピソードかもしれませんが……(笑)。撮影セットの上のところに水が溜められていたのですが、その管理がしっかりされていなかったせいか、キム・ジス先輩が思いっきり水を浴びてしまいました。ドラマの劇中に登場するべき瞬間だったのに……(笑)、それが残念でしたね。ジス先輩は「ワッ〜!!」と驚かれてましたが、そんなことがあっても笑いながら撮影しました。

ーー現場でのムードメーカーは誰でしたか?

イ・ジュニョク:私だった気がします。役柄が快活なキャラクターだからか、周囲の方々も気安く接してくれたのかもしれませんね。

ーードラマの名シーンや名セリフを教えてください。

イ・ジュニョク:少しネタバレになるかもしれませんが、ヒョンジュが先輩のソンホ刑事を助けた後、その先輩を見つめるシーン。そのシーンのときに、グッときました。それとガヒョンとのエンディングもすごく良かったです。ガヒョンとはぶつかり合うシーンが多いのですが、そういうシーンも好きですね。ちょっとたくさん言い過ぎちゃったかな(笑)。

名セリフは、拳を叩きながらガヒョンに言ったセリフなのですが……、セリフが思い浮かばないですね(笑)。そのシーンは2人でアドリブで撮ったのですが、2人の感情がうまく表現されていると思いました。セリフというよりは、そのシーンが好きですね。

ーー今作は個性溢れる魅力的なキャラクターが多数登場しますが、もし別のキャラクターを演じるとしたら?

イ・ジュニョク:アン・スンギュンさんが演じたコ・ジェヨン役ですね。ゲーマーの役なのでずっとゲームをしているのですが、その姿がすごく楽そうに見えたので(笑)。ジェヨンの家にはすごいコンピューターもあって羨ましいなと思いました。

ーー普段ゲームをされるのですか?

イ・ジュニョク:たまにやりますよ。一人でやるときもありますし、(マネージャーさんを指して)あの人と遊ぶときもあります。

ーーこの作品で新しい姿を披露してくれたイ・ジュニョクさんですが、今作で一番に思い浮かぶことは何ですか?

イ・ジュニョク:苦労はしましたが、楽しいことが多かったです。一緒に作品を作り上げた方々の顔がまず思い浮かびますね。ただ思い出してみると、やっぱり大変だったことの方が思い浮かびますね(笑)。でもスタッフや共演者をはじめ、素敵な方々に出会えて良かったです。

ーー本作はイ・ジュニョクさんにとってどんな作品になりましたか?

イ・ジュニョク:このドラマを通して、様々な演技ができた気がします。一つの作品の中に色々な感情があったし、アクションもあったし、少しだけロマンスもありますし(笑)、本当に多彩な感情を表現することができて良かったです。


最近見た日本映画は?「万引き家族が…」

ーーオフの日はどんなふうに過ごされていますか?

イ・ジュニョク:オフの日でも作品は続いているので、セリフを練習したり運動をしたりして過ごしていますね。

ーー冬には、同名のイ・ジュニョクさんと会われたそうですが、どんなお話をされたのでしょうか?

イ・ジュニョク:「ついに会えた!」という感じでした。個人的にはうれしかったですし、少し不思議な気分でした。10歳くらい年下でしたね、正確な年齢は分からないままですが(笑)。少しの時間会っただけだったのですが、プレゼントを贈りました。また会う機会があったらいいなと思います。

ーー最近何かハマっていることや、ハマっているものはありますか?

イ・ジュニョク:映画「消防士」撮影で蔚山(ウルサン)にほとんどいたので……、特にハマっているものはないですね。ずっと仕事だけしてます。撮影のない日は映画を観たり、ゲームをして過ごします。

ーー演じる役によって、1ヶ月で9キロ減量するなどの体重管理をされていますが、普段はどういったトレーニングや食事制限をされているのでしょうか? エピソードなどあれば教えてください。

イ・ジュニョク:今まさに、映画「消防士」のために食事制限をしています。ただ食事制限は作品のためにするものであって、日常生活ではあまりオススメできないです。すごく短期間で体重を落としたり、増やしたりしてみて自分なりに悟ったことは、あまりに食事制限をしすぎると生きる上での無力感が生まれてくるということです。世の中を見る姿勢も変わってきてしまいます。

体重を増やすとパワフルになる感じがありますが、適切な体重のときと、減量したり増量したときでは朝起きたときの気分も違います。健康的な体型を維持するのが、人生を楽しむ上で良いことだということをすごく感じています。

ーー最近見た日本映画やドラマは何かありますか? もしくは、面白かった&好きな日本の映画作品&ドラマがあれば教えて下さい。

イ・ジュニョク:「万引き家族」が面白かったですね。これから観たい映画としては「来る」を観たいですね。「嫌われ松子の一生」の監督の作品ですがぜひ観てみたいです。それと映画ではないですが、伊藤潤二さんに新しい作品をまた書いてほしいです。

ーー好きな日本語や、最近覚えた日本語はありますか?

イ・ジュニョク:知っている日本語は「マジで?」です(笑)。

ーー次に日本を訪れたら、行ってみたいところ、やりたいことがあれば教えてください。

イ・ジュニョク:日本でやってみたいことは、やっぱり食べることです。東京は何度も行ったので、違う地域にも行ってみたいですね。

ーー日本ファンに伝えたいことはありますか?

イ・ジュニョク:時期が時期ですので、まずは健康でいてほしいです。全世界がこんな状況ですので、どんな方法であれ、希望を感じてほしいなというのが本心です。私もそうですし、皆さんもこの危機を乗り越えて幸せになってほしいです。

ーー今後の活動の予定は?

イ・ジュニョク:「秘密の森シーズン2」がもうすぐ韓国で放送されます。そして今は、「消防士」という映画を撮影中です。

ーー最後に日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

イ・ジュニョク:日本のファンの皆さん、ドラマ「365:運命をさかのぼる1年」がいよいよ放送されますが、きっと楽しんでいただける作品です。日本でお会いしたかったのに、韓国でのインタビューとなり残念ですが(笑)、それでもこうして皆さんにご挨拶できてうれしいです。いつまでもお元気で、素敵な時間をお過ごしください!

■放送情報
365:運命をさかのぼる1年(原題)
放送日時:8月7日(金)より日本初放送
毎週(金)後11:00~深1:30 ※2話連続放送

2020年/韓国MBC/全12話
[演出]キム・ギョンヒ
[脚本]イ・ソユン、イ・スギョン
[出演]イ・ジュニョク、ナム・ジヒョン、キム・ジス、ヤン・ドングン

【あらすじ】
強力班刑事チ・ヒョンジュは、以前逮捕した指名手配犯の恨みをかい、兄のように慕っていた同僚が殺害されてしまう。一方、人気ウェブ漫画家シン・ガヒョンは、公私ともに充実した生活を送っていたが、ひき逃げ事故に遭ったことで人生が転落する。そんな中、生きる気力を失ったヒョンジュのもとに過去に戻って人生をやり直す機会を与えるという謎の電話が。指定された場所に向かうと、同じく電話を受けたガヒョンと数人の男女が集まっていた。全員が揃ったところに電話の主である精神科専門医のイ・シンが登場、既に経験した記憶は残したまま1年前に戻ることができる“リセット”について彼らに説明を始める…。

■関連サイト
衛星劇場 公式サイト:https://www.eigeki.com/special/weatherfine

記者 : Kstyle編集部