シム・ウンギョン、日本での活動に言及…最優秀主演女優賞2冠を獲得した心境も「まだ実感が沸かない…たくさん泣いた」

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写真=映画ポスター、スチール
シム・ウンギョンが、韓国の女優として初めて日本のメジャー映画祭で最優秀主演女優賞2冠を記録した心境などを明かした。

シム・ウンギョンと箱田優子監督は20日、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールで開かれた映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(監督:箱田優子)試写会の後、ライブカンファレンスを行い、映画に関する様々な話を伝えた。

7月22日に韓国で公開される映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」は、日常に疲れ切ったCMディレクターの砂田(夏帆)が大嫌いな故郷に、自由奔放な友達の清浦(シム・ウンギョン)と旅に出ることから始まる特別なストーリーだ。

今回のイベントは、韓国のマスコミと観客に会いたいと熱望していたシム・ウンギョンと箱田優子監督の思いにより実現したものであり、より一層意味のある場であった。

現在、スケジュールのため日本に滞在しているシム・ウンギョンをはじめ、夏帆と箱田優子監督は、国内での移動にも制限がある厳しい状況でも、韓国公開に対する格別の愛情で、ライブカンファレンスとInstagramのライブ配信を計画することになった。

この日、シム・ウンギョンは「このような時局ということで直接会えず、こういう形でカンファレンスをすることになった」と挨拶した。

韓国の女優として初めて、日本のメジャー映画祭で最優秀主演女優賞2冠を記録したシム・ウンギョンは「受賞を祝っていただいてありがたいし、まだ実感が沸かない。たくさん泣いた」とはにかむ様子。

また「自分でも想像できなかった結果というか、ありがたいことが与えられた。これから謙虚に役者の仕事をしていきたいとすごく思った。ここにとどまらず、今までのようにずっとやっていきたい」と明らかにした。

さらに「賞をもらった実感が沸かなくて、どのように言えばいいか分からない」としながらも「これからもっと一生懸命に、カッコよく活動する役者になりたい」と付け加えた。

「日本での活動を決心したのは、大きな意味があってのものではない」というシム・ウンギョンは「アメリカの高校に留学したけれど、その時の延長だと考えている。もちろん、日本の映画と文化も大好きだったし、韓国だけでなく、様々な国で演技をしたいという大きな願望があり、そのなかに日本も入っていた」と語った。

続いて「日本の映画が好きで、韓国の映画が描く色とは違う色があると思ったし、私が日本の映画に出たらどんな風になるのか気になった。だから日本で活動することになった」と伝えた。

日本語での演技に大変なことはなかったかという質問に「いつもある。日本語でコミュニケーションをとることはできるけど、それでも言語の壁というものは確実に存在する。だから日本語を自然に話せるようにレッスンを受けたり、自分なりに努力しないとすぐに忘れてしまうので練習するようにしている」と付け加えた。

「ブルーアワーにぶっ飛ばす」で務めた役について、シム・ウンギョンは「明るく、どこに跳ねるかわからないキャラクターである。シナリオを初めて読んで、やってみたいと思ったのは、これまで私が務めてきた明るいキャラクターとは異なる雰囲気があったからだ」と説明した。

夏帆との共演については「撮影前から、監督と夏帆さんの3人で打ち合わせをたくさんした。撮影期間が長くはない作品だけど、それぞれについて知っていく時間が必要だと言われたからだ。『どんな映画が好きですか?』という些細な話をたくさん交わした。特に撮影する時、監督が『夏帆さんに黙ってアドリブをしてほしい』とディレクションをくださって、秘密の作戦をしたことを覚えている」と振り返った。

「ブルーアワーにぶっ飛ばす」がデビュー作である箱田優子監督は「主演を務めた夏帆さん、シム・ウンギョンさんのおかげで、良い作品を作ることができた。些細な周りで起こるようなことを描いた作品」とし「自分の自伝的ストーリーだが、皆さんに披露する機会を得られて嬉しい」と話した。

特に、シム・ウンギョンを主人公の清浦役に抜擢したことについて「シム・ウンギョンさんが日本で活動するという噂を聞いて、ひらめく何かがあった。『捕まえなければならない』と思った」と伝えた。

また「第一印象では、人見知りするタイプかなと思っていたけれど、台本を読んで解釈するのを聞いてみたら、大人っぽい人だったし、ストーリーの核心をしっかりと掴んでいると思った。それでいて、時にはユーモラスな魅力があり、オファーをしてよかったと思った」と満足感を表した。

さらに「初めて主演女優賞を獲得したことを聞いて、『私の目は正しかった』と思った。他の俳優たちとは違って、密着して作品を作ったので、家族のようにさえ思った。シム・ウンギョンさんの演技について賞賛を聞いたら、『当たり前でしょう。うちの子だから』というほどだった」と愛情を表した。

シム・ウンギョンは「今後も韓国と日本の両国で精力的に活動する」という計画を伝えた。

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記者 : ペ・ヒョジュ