“釜山国際映画祭で観客賞を受賞”映画「69歳」8月26日に公開決定…予告ポスターを公開

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写真=キリン制作社
「第24回釜山(プサン)国際映画祭」の観客賞受賞に輝いた映画「69歳」が、8月26日に公開される。公開確定と共に、主人公の告白を盛り込んだ告発文と、2種の予告ポスターが公開された。

映画「69歳」は、悲劇的な状況に見舞われた69歳のヒョジョンが、理不尽なことに我慢せず、明るい人生を生きていこうとする決心の過程を描く。女性として、老人として、弱者が耐えるべき周りからの視線と偏見を取り上げ、観客に人間の尊厳性に関する有意義な議論を投げかけ、自らを省みる機会を与える。

多様な映画とドラマで抜群の演技を披露したイェ・スジョンが主演を務め、品格のある演技で共感を引き出す。キ・ジュボンとキム・ジュンギ、キム・テフンなどベテラン俳優たちの安定的な演技で、ストーリーへの集中度を高めた。

映画「娑婆訶(サバハ)」「天命の城」「火車」など、多数の長編映画に参加したストーリーボード作家出身のイム・ソネ監督が演出を務めた。現場で築いた実力を元に、慎重で思慮深い姿で、人権と人生に対する深い考察を伝える。イム・ソネ監督は「老人と女性を別々の存在として考えようとする社会的偏見と、人間として生まれ、自らの名誉と尊厳を守ることに、差別があってはいけないということを伝えたかった」と演出の意図を明かした。

「69歳」は、世間が当たり前のように目を逸してきた題材を元に、この時代を生きている人に対して真正性のあるメッセージを伝える。重い響き、爆発的な熱演で誕生する韓国映画の秀作として、性別と年齢を超えて幅広い層から支持得ると期待されている。

今回公開された告発文は、この映画が伝えたい内容について関心を引いた。感性的なイメージの予告ポスターは「あなたは私をどのように思っているのですか?」「もう私は大変なことを告白しようと思います」というキャッチコピーで、深い余韻を与える。

この時代を生きている人ならだれでも知るべき内容であり、見るべき映画として注目を集めている「69歳」は、韓国で8月26日に公開される。

記者 : クァク・ミョンドン