チョン・ウソン&ユ・ヨンソク、映画「スティール・レイン」スチールカットを公開…2人の初共演に期待高まる

OSEN |

写真=ロッテエンターテインメント
映画「スティール・レイン」が9日、韓国と北朝鮮の首脳役として出逢った、チョン・ウソンとユ・ヨンソクのスチール写真を公開した。

「スティール・レイン」(監督:ヤン・ウソク)は、米朝韓首脳会談の最中に起こった北朝鮮のクーデターにより、3人の首脳が北朝鮮の潜水艦に拉致されることから繰り広げられる、戦争直前の危機的状況を描く。

幅広い演技と様々な魅力で観客を魅了してきた2人の俳優、チョン・ウソンとユ・ヨンソクが、「スティール・レイン」で初共演を果たす。韓国の大統領ハン・ギョンジェ(チョン・ウソン)と北朝鮮の委員長(ユ・ヨンソク)は、北朝鮮のクーデターによって、アメリカの大統領スムート(アンガス・マクファーデン)とともに、潜水艦に監禁される。

韓国の大統領は、米朝国交正常化交渉をめぐる対立から、潜水艦の中の狭い艦長室での喫煙まで、個人的な好みの違いで激しく対立する北朝鮮の委員長とアメリカの大統領の間で、仲裁に奔走する。

権力を受け継いだ3代目の独裁者だということしか知られていないが、北朝鮮の生きる道は非核化と開放だと信じて、初めて韓国とアメリカとの交渉の場に現れた北朝鮮の委員長は、南北の平和のために説得しようとする韓国の大統領の努力に少しずつ心を開く。

公開されたスチール写真には、クーデター勢力に立ち向かい差し迫った戦争を防ぐために、会話を通じて歩み寄ろうとする2人の姿が収められている。また、英語の聞き取りはある程度可能だが、話すことはためらわれ、北朝鮮の委員長に通訳を頼む韓国の大統領と、意図せず米韓の首脳の間で通訳を務める北朝鮮の委員長の姿で、思いがけない笑いを届ける。

チョン・ウソンは「真剣で真面目な姿勢を持っている後輩だった。ユ・ヨンソクさんとの出会いは、運命的な相性ではないだろうかと思った」と、自分だけのキャラクターを構築したユ・ヨンソクを絶賛した。これに対して、ユ・ヨンソクは「一緒にモニタリングしながら、相談してアイデアもくださった。撮影しながら、多くの配慮と支援を受けた」とし、チョン・ウソンとの共演に満足感を表した。

地球上で唯一冷戦が続いている分断国家である韓国と北朝鮮、そして朝鮮半島をめぐる大国の間で実際に起こり得る危機的状況をチョン・ウソン、クァク・ドウォン、ユ・ヨンソク、アンガス・マクファーデンという個性と演技力を兼ね備えた4人の俳優の対決を通じてリアルに描き出す「スティール・レイン」は、韓国で29日に公開される。

記者 : キム・ボラ