SUPER JUNIOR シウォン&イ・シヨン&イ・ヨニら、映画&ドラマのクロスオーバープロジェクト「SF8」制作報告会に出席

OSEN |

「SF8」が、映画とドラマの壁を壊し、韓国型SFの新しい新境地を切り開く。

アメリカのNetflixがオリジナル制作したさまざまなジャンルのシリーズが、韓国を含む全世界でブームを巻き起こしている中、韓国のOTTプラットフォームwavveが披露するSFジャンルの「SF8」8編が、今月10日に韓国で公開される。

公開に先立って8日、ソウル二村洞(イチョンドン)龍山(ヨンサン)CGVアイパークモールで「SF8」の制作報告会が開かれた。「SF8」は、韓国映画監督組合、映画制作社SOOFILM、OTTプラットフォームwavveがタッグを組んで、韓国のSF小説を8編に分けて映像化した作品である。“韓国のSFジャンルの大衆化”という目標を掲げて、映画とドラマの垣根を越える。10日午前、wavveを通じて8編が同時に公開され、8月17日からMBC月火ドラマに編成され、4週間にわたって韓国で放送される。

この日行われた制作報告会には、8編の作品でそれぞれ主人公を務めたイ・ユヨン、イェ・スジョン、イ・ヨニ、イ・ドンフィ、イ・シヨン、ハジュン、キム・ボラ、元AFTERSCHOOL ユイ、EXIDのハニ、SUPER JUNIORのシウォンら俳優たちが、1部と2部に分けて登場した。

まず、「SF8」を統括企画したミン・ギュドン監督は、企画の意図について「新しいチャレンジに対する願望が大きかった。MBC前社長のチェ・スンホ氏が監督組合に来て『(作品を)一緒にやってみないか? どんなことが出来るだろうか?』という話し合いをし、構成を考えた。普段からSFジャンルは難しく、西洋の独占的なジャンルとして認識されていたが、心の中からやってみたい気持ちが湧いてきた。たくさんの監督が集まって、SFジャンルを、新しいプラットフォームで、好きな俳優たちと一度やってみたらどうかと考え、挑戦してみた。1年半ほど計画を進めて、やっとここまで来ることができた」とコメントした。

ミン監督は、植物人間と介護に疲れた家族のうち、一人を選択しなければならない介護ロボットを描いた「看護中」をの演出を手掛けた。「『看護中』は揺るぎない信念を持っている人物を表現したかった。イ・ユヨンは、眼差しが個性的である。ずっと見ていると、神秘的な雰囲気を感じる。普段のイメージと神秘的な部分を同時に表現してほしいと思ってオファーをした。一人二役をしっかり演じ分けてくれた」と賞賛した。

続けてミン監督は、SFジャンルをベースに、8編の作品で構成した理由について、「最近は、若い脚本家でSFジャンルを扱わない人は居ない。人間らしい生き方、最も韓国的なものに対する質問を投げかけ、SFで表現しようとした。原作小説をベースにしているが、監督ごとにそれぞれの個性を生かして、差別化された質問を投げかけようと思った。同じテーマにを扱っても異なる質問をしているので、新しい視線で見ることができると思う」と明らかにした。

制作報告会の第1部では、「看護中」「マンシン」「ブリンク」「人間証明」の4編の予告編が短く紹介された。

「看護中」は、療養病院に10年間植物人間になって寝込んでいる患者と、疲れ切った保護者ヨン・ジョンイン(イ・ユヨン)、そして2人の世話をしていた介護ロボットが、自身の介護対象の中で誰を救えばいいか悩みに陥る過程を収めた。女優イ・ユヨンが母親の世話をする娘ヨン・ジョンインとロボット役をこなし、イェ・スジョンはサビナ修道女を演じた。

2作目に紹介された「マンシン」は、人工知能占いサービスの“マンシン”を神として信仰している社会で、それぞれに心の傷を抱えるト・ソンホ(イ・ヨニ)とチョン・ガラム(イ・ドンフィ)が、マンシンの開発者を探して、その実体を目撃する過程を描いた。

イ・ドンフィは「僕も雑誌に載っている“今月の占い”を参考にする方だけれど、良かったら嬉しいし、良くなかったら気をつけようと思うだけだ。しかし、ある意味で同じ運が(その人に関係なく)巡ってくるようで、してやられた気分だ(笑)。何よりもSFは難しいと思ったけれど、この作品を通じて、SFも人間について話していると思った」と明かした。

3作目の「ブリンク」は、子供の頃、交通事故により両親を失った刑事ジウ(イ・シヨン)が、自身の脳の中に移植された人工知能“新米刑事ソナン(ハジュン)”と殺人事件を解決するストーリーを描く。

ガールクラッシュ(女性も憧れる格好いい女性)の修飾語を持つ女優イ・シヨンが、より一層強烈なアクション演技に挑戦した。彼女が務めたジウは、早くに両親を亡くした過去の経験により、自身の能力を特に信じている人物だ。しかし、自身の脳に移植されたAI刑事をパートナーとして迎え、考えが変わる。俳優ハジュンが、AIのソナン役を務める。

イ・シヨンは「AIに対する驚きを日常でも感じている。人間がAIと、どのように調和の取れた生き方をしていけるかという問題があるけれど、監督の考えにすごく共感した。まだ私は人間である私の感を信じるほうだし、科学がいくら発展しても、アナログに対する愛着がある。『ブリンク』を撮影しながら考えが変わったのもあるけれど、将来を前向きに考えている」と話した。

人工知能で作られた刑事役を務めたハジュンは、「人工知能といっても、固くはないだろうと思った。(先入観にとらわれて)人工知能はこうだろうという定義はしていない。演技する時に、人工知能のようにしようという気持ちより、ただ自分らしくしようと思った。その過程で人工知能の姿は監督が正してくれた」と撮影の裏話を伝えた。

4作目の「人間証明」は、人間の脳とAIの接続や結合が可能になった未来社会で、事故で息子を失った母親カ・へラ(ムン・ソリ)が、息子(チャン・ユサン)の脳を一部生き返らせることに成功し、そこから始まる物語を描く。カ・へラはある日、人工知能が自身をだまして、息子の魂を消滅させた後、息子のふりをしていると疑い始める。チャン・ユサンは、「普段から尊敬していたムン・ソリ先輩と共演して、学ぶことが多かった」と話した。この日、ムン・ソリは出席しなかった。

「SF8」は、7月10日にwavveを通じて8編が同時に公開され、MBCで8月17日の午後8時55分より初放送される。

記者 : キム・ボラ