KARA出身ハラさんの実兄、母を相手に初の裁判「相続は不当…『ク・ハラ法』の成立を願う」

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写真=Newsen DB
昨年11月に亡くなったハラさんの遺族が、実母を相手に起こした相続財産分割訴訟の初めてとなる裁判が開かれた。

7月1日午後、光州(クァンジュ)家庭裁判所家事2部(部長判事:ナム・ヘグァン)は、ハラさんの実兄が実母を相手に起こした相続財産分割審判請求訴訟の初審問期日を非公開で行った。

同日の裁判には、ハラさんの実兄と彼の弁護人が出席したが、実母は出席しなかった。ハラさんの実兄は、裁判の前に「『ク・ハラ法』が1日も早く国会で成立することを望む」という立場を示した。

「ク・ハラ法」は親、あるいは子が扶養の義務を怠った場合、財産を相続できないようにすることを主な内容とする法案だ。これに先立ち、立法請願の条件である10万人以上の同意を得て発議されたが、第20代国会で処理されず、自動的に廃棄された。しかし、先月上旬に民主党のソ・ヨンギョ議員が第21代国会で再度発議した。

ハラさんの実母はハラさんが9才になる頃、家を離れて20年間連絡を取らなかったが、ハラさんが死亡した後、相続権を主張した。これに対し、ハラさんの実兄は20年以上、養育義務を果たさなかった実母が妹の財産を相続するのは不当だと主張し、実母を相手に相続財産分割訴訟を起こした。

同日の裁判で、ハラさんの実兄は「現在の法律構造による実母の相続は不当だ」という点を強調したが、母親の弁護人は「現行法上、相続手続きを踏まなければならない」という立場を示した。

ハラさんの実兄は、ハラさんと同じグループのメンバーだった知英の父親、ハラさんの友人、ハラさんの実の叔母などを証人として申請しており、相続裁判とは別に、実母にハラさんの生前の養育費を追加で請求する予定だ。

裁判部は次の期日を8月12日にした。

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記者 : イ・ハナ