放送開始「サイコだけど大丈夫」キム・スヒョン、ソ・イェジとの再会に“君にもう一度会いにきた”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「サイコだけど大丈夫」放送画面キャプチャー
5年ぶりにドラマに復帰したキム・スヒョンは、より安定的な演技を披露し、ソ・イェジは“人生キャラクター”に出会えた。

韓国で6月20日より放送が始まったtvN土日ドラマ「サイコだけど大丈夫」第1話(脚本:チョ・ヨン、演出:パク・シヌ)では、ムン・ガンテ(キム・スヒョン)とコ・ムニョン(ソ・イェジ)の再会が描かれた。

ムン・ガンテは、自閉症スペクトラム(ASD)を患っているムン・サンテ(オ・ジョンセ)の保護者で、精神病院の保護士として登場し、混乱した状況を落ち着いてコントロールする姿を見せた。ムン・ガンテにとって兄と患者たちの世話をするのは生活であり、職業。そんなムン・ガンテの日常に、童話作家のコ・ムニョンが小児病棟の朗読会をきっかけに現れた。

コ・ムニョンは、お姫様に憧れる少女に魔女になることを勧めて泣かせる、独特な雰囲気の童話作家。一人の男性患者が「娘と一緒に死ぬ」と騒いで朗読会が中断されると、コ・ムニョンはその患者に「生きてみる自信もなく、一人で死ぬ勇気もない。死の旅路に子供を先立たせる臆病者のくせに。ふざけないで、一人で死になさい」と毒舌を吐いた。

その患者がコ・ムニョンの首を締めると、コ・ムニョンは自分の首を絞めていた父コ・デファン(イ・オル)の顔を浮かべながら「もっと絞めて」と言った。ムン・ガンテがその状況を見て患者を離すと、コ・ムニョンはその患者をナイフで刺そうとしたが、ムン・ガンテがそのナイフを自身の手で止めた。思いもしなかった流血の事態に、ムン・ガンテは兄ムン・サンテのためにコ・ムニョンのサインをもらおうとしたことも忘れていた。

翌日、コ・ムニョンの出版社の代表は、ムン・ガンテの口を塞ぐために出版社に呼び出した。コ・ムニョンはそんなムン・ガンテを示談金目当てと誤解し、鋭く反応した。ムン・ガンテは、そんなコ・ムニョンに「君にもう一度会いにきた。君は、僕が知っている誰かと同じ目つきをしている。人格が壊れた人、良心に穴があいた人、瞳に温もりが全然ない、そんな女性」と話した。

コ・ムニョンが「その女、怖かった?」と聞くと、ムン・ガンテは「好きだった。好きだった、僕が」と答えながら、二人の過去を暗示させた。さらに、コ・ムニョンと父コ・デファンの過去のこと、またコ・デファンが入院した病院の看護師ナム・ジュリ(パク・ギュヨン)とコ・ムニョンの悪縁も暗示され、複雑に絡み合った物語を期待させた。

キム・スヒョンは、2015年ドラマ「プロデューサー」、2017年映画「リアル」に出演後に入隊し、5年ぶりにドラマに復帰した状況だ。大きな演技での変身はなかったものの、落ち着いた態度で問題の状況を解決しながらも、温かさを忘れない保護士のムン・ガンテになりきり、より深くなった演技力を見せた。

一方、ソ・イェジはルックスと服装、話し方まで独特で強い童話作家コ・ムニョン役に変身し、“人生キャラクター”に出会えた。さらに、自閉症スペクトラムを患うムン・ガンテ役を完璧に演じるオ・ジョンセ、訳ありのパク・ギュヨン、ムン・ガンテの友人チョ・ジェス役で演技を披露したカン・ギドゥンまで、信頼できる出演者たちが今後の展開に対する期待を引き上げた。

記者 : ユ・ギョンサン