「狩りの時間」チェ・ウシク、様々な作品を通じて世界的な人気を実感?“SNSのフォロワーが…”

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映画「オクジャ」「パラサイト 半地下の家族」から、Netflixを通じて公開された「狩りの時間」 まで。チェ・ウシクはひときわ海外ファンとの縁が深い。様々な作品を通じて、深い印象を残したチェ・ウシクは自身の海外での人気を実感しているのだろうか。

チェ・ウシクは最近、ネットで行われた映画「狩りの時間」のインタビューで世界的な人気に対して「『パラサイト 半地下の家族』が海外で公開されて、Instagramのフォロワーがたくさん増えました」と喜んだ。

続いて彼は「あまりにもたくさん愛されてありがたいです」とし「『狩りの時間』がNetflixで公開されて、僕の海外の友達も喜んでおり、両親も誇らしく思っています」と話した。

「狩りの時間」は、新しい人生のために危険な作戦を計画した4人の仲間とそれを追いかける正体不明の追撃者、彼らの息を呑むような狩りの時間を描いた追撃スリラーだ。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で公開が延期され、Netflixでの公開をめぐっても紆余曲折があった。

今まで多くの難関を乗り越えてきた「狩りの時間」は4月23日、Netflixを通じて190ヶ国で同時公開された。

チェ・ウシクは、Netflixでの公開に対して「個人的によかったです。今後、Netflixを通じて多くの俳優たちが作品を見せると思います。僕の演技が様々なメディアを通じて、ファンに近づくことが多くなっているようです」と感想を明かした。

「気になっていた『狩りの時間』、監督のメッセージがうまく伝わって満足している」

作品の選択において、過程を先に考えるというチェ・ウシクは、ときめきと好奇心のおかげで「狩りの時間」に出演したという。

チェ・ウシクは「お兄さんたちと作業することに対してときめきました。キフンという役も新しかったですし、『番人』を面白く見ていたので(ユン・ソンヒョン)監督に対する好奇心も多かったです」と話した。そして「この作品の完成本が見たかったんです。台本からも伝わる緊張感が気になりました」と説明した。

「狩りの時間」は、近未来の世界観に基づいて韓国型ディストピアを披露した。新しい世界観に基づいて追われる緊張感を表現することが簡単ではないはず。これに対して、チェ・ウシクは「面白い経験でした」と振り返った。

彼は「序盤、緊張して汗を流すシーンをたくさん演じたのですが、シーンごとに極限の恐怖を見せることに悩みました」と打ち明けた。続いて「いつも同じ顔で同じ恐怖を見せることはおかしくないですか。恐怖感のレベルを決めて演技しようと思っていたのですが、実際は汗の扮装にたくさん助けられました」と笑った。

チェ・ウシクは「僕が溺れた後、ジェフン兄さんとジェホン兄さんは、ほとんど水に溺れたように扮装をしました」と冗談を言った。

作品の結末に対する様々な反応について、自身の率直な考えも告白した。彼は「監督が与えたいと思っていたメッセージがうまく伝わったので、僕はよかったです。でも両親は、僕が最後まで出てなくてがっかりしていました」と言い、笑いを誘った。

お兄さんたちの愛らしい弟チェ・ウシク

「狩りの時間」でチェ・ウシクはイ・ジェフン、アン・ジェホン、パク・ジョンミン、パク・ヘスなど、年上の俳優たちと共演した。彼らは一番年下であるチェ・ウシクを「弟になってほしい」とし、特別に可愛がった。

お兄さんたちの格別な愛情に、チェ・ウシクは「僕が末っ子だったから可愛がってもらい、いたずらをしても寛大に受け入れてくださりました。ピクニックに行くような感覚で撮影し、緊張感をむしろ減らしてくれる現場でした」と満足した。

チェ・ウシクが選んだ「狩りの時間」の魅力も俳優たちの最高の組み合わせだった。彼は「お兄さんたちと僕が1つのシーンで演技をするのが一番の魅力です。また斬新なアングルと見たことのない照明など、演出が多かったです」と鑑賞のポイントを伝えた。

チェ・ウシクは「必ず、もう一度お兄さんたちと仕事をしてみたいです」と力を入れて話した。

パク・ソジュン、BTS (防弾少年団)のV、パク・ヒョンシク、Peakboyなどチェ・ウシクが所属している仲良しグループ“ウガファミリー”も、人並外れた反応を見せた。チェ・ウシクは「Netflixは忙しい友人たちも(僕の作品が)見れるというメリットがあるので、たくさん褒めてもらいました」とし「劇中、僕が悪口をたくさん言うシーンが印象深かったのか、よく僕のセリフを真似しながら、からかわれました」と周りの反応を公開した。

写真=Netflix、「狩りの時間」スチールカット
「新感染 ファイナルエクスプレス」「パラサイト 半地下の家族」など、観客動員数が1000万人を記録した映画に2回も出演“カメラの前で遊べる役を演じたい”

ドラマ「別巡検(ビョルスンゴム)」の脇役として俳優を始めたチェ・ウシクは、映画「巨人」「新感染 ファイナルエクスプレス」「オクジャ」「パラサイト 半地下の家族」などを通じて、着実に自身だけのフィルモグラフィーを積んできた。

着実な成長の秘訣に対して、チェ・ウシクは「ただ、自分がやりたい演技を楽しみながらしてきました。そんな過程が幸せで楽しかったんです」と明かした。チェ・ウシクは「演技が面白くてやってきたのに、ラッキーなことに『巨人』という作品に出演でき、それが他の作品に続きました。バタフライ効果(Butterfly Effect)のように、小さい何かが大きなことを作ってくれたので、よかったです」と喜んだ。

今まで青年のキャラクターをたくさん演じたチェ・ウシクは「キャラクターと別れるときに悲しくもなりますが、一緒に成長する感じがします。キャラクターが懐かしいですし、心に残るんです」と自身の役割に対する愛情を見せた。そして「僕がうまく表現できる(演技の)領域帯が青春だと思います。顔に髭をつけて、筋トレしなければならない役のオファーはまだありませんが、やってみたいです」と伝えた。

最近、話題作に相次いで出演したチェ・ウシクは「次の作品、キャラクターに対する欲が大きくなりました」と吐露した。彼は「以前、ウェブドラマ『ソムナム』に出演したことがあります。ドラマ『ファミリー』のように軽くて、カメラの前で遊ぶように演技していましたが、そういう役をもう一度演じて見たいです」と熱意を見せた。

アカデミー賞の授賞式で作品賞を受賞した「ムーンライト」の制作会社から、映画「前世」の出演オファーを受けたチェ・ウシク。ハリウッド進出に対するチェ・ウシクの率直な心境を聞くことができた。

チェ・ウシクは「(『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を受賞後)」英語でインタビューをした姿を見て、海外の皆さんが関心を持ってくれたみたいです。それ以降、台本が少しずつ入ってきます」と説明した。

続いて「映画への出演は引き続き議論中で、まだ確定ではないです。ハリウッド進出はいいタイミングでないとできませんし、僕はわざと進出しようという欲もありません。韓国でも一生懸命に仕事をしているし、それを通じて海外でもたくさん愛されたいです」と明かした。

記者 : キム・ミンジュ