転落事故で1人が不参加に…Big Hit企画番組「I-LAND」放送前から不安の声も

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写真=Mnet
Mnet「I-LAND」が初放送前から議論となっている。スタッフと出演者が相次いで転落事故に遭ったことを一歩遅れて公に知らせ、安全意識の欠如が指摘された。

15日、Mnetによると「I-LAND」のスタッフは最近、撮影現場に設置されていた移動式ステージで転落事故に遭ったという。また、スタッフだけでなく出演者の1人も、ステージから落ちて骨折し、降板したことがわかった。

Mnetはこの日、Newsenとの取材で「撮影現場で事故が起きたのは事実だが、隠蔽したという事実はない。事故の後、現場の安全対策を強化した。出演者の場合、撮影の序盤に事故に遭ったため、今後の撮影に参加できなくなった。該当出演者の所属事務所と、支援などについて議論している」と明らかにした。

また、「I-LAND」の撮影現場に、アン・ジュニョンプロデューサーやキム・ヨンボムチーフプロデューサーに関する嘆願書関連の業務指示が下されたという説については否定した。Mnetのオーディション番組「PRODUCE」シリーズの投票を操作した疑い(業務妨害、詐欺などの疑い)で裁判を受けていたアン・ジュニョンプロデューサーとキム・ヨンボムチーフプロデューサーは、5月29日の第1審宣告で懲役刑を言い渡された。

これに対してMnetの関係者は、「数人のプロデューサーが作成していた嘆願書があったが、嘆願書の作成者の一人が第三者にその嘆願書を集めるように言ったのだ。会社が嘆願書の作成を促したわけではない」と釈明した。

26日に韓国で初放送される「I-LAND」は、MnetがBig Hitエンターテインメントとタッグを組んだ次世代アーティスト発掘プロジェクトである。両社は「I-LAND」のために、昨年3月に合弁法人BELIFT LAB(ビリーフラボ)を設立した。合弁会社の設立後に初めて披露するプロジェクトであるため、多くの業界関係者とK-POPファンたちの関心を集めている。

また出演者のラインナップも豪華である。参加者たちは全員BELIF LABと契約したアイドル練習生だ。統括プロデュースはBig Hitエンターテインメントの代表バン・シヒョクが務めた。Block BのジコとRAIN(ピ)もプロデューサーとして出演する。彼らのプロデュースを受けて最終選抜された参加者たちは、今後BELIF LABレーベルの所属歌手として活動することになる。

公式サイトの紹介によると、「I-LAND」は世界各国の応募者の中から、限られた時間、限られたシステムの中で進化したアイドルを誕生させるサバイバルゲーム番組である。“次世代グローバルアーティストの誕生の過程を描く観察型リアリティー番組”を掲げているが、事実上サバイバル番組と変わらないという説明だ。観察型リアリティのコンセプトを打ち立てているのは、最近著しく悪化したMnetのサバイバルに対する世論を意識したものとみられる。

また、事故に対する対応についても疑問の声が上がっている。「I-LAND」は3年間の企画と制作期間を経た。これまでのサバイバルとは差別化された番組にするため、独特の世界観を反映した3,000坪規模の超大型複合専用スペースを設置するなど、約200億ウォン(約18億円)の制作費を投資したと明らかにした。

しかし、安全が確保されていないステージのため、スタッフと出演者が相次いで負傷し、このような事実が遅れて制作陣の公式コメントではなく、マスコミ報道を通じて知られた。200億ウォンに達する投資額が意味を失うような結果だ。一風変わった世界観も良いが、最も優先されるべきものは、参加者とスタッフの安全と透明な制作過程である。

企画の段階で24人だった参加者が転落事故で23人に減ったことを、転落事故が報道された後に明らかにした。

制作スタッフが公式サイトを通じて公開した出演者は合計23人である。負傷のためやむを得ず降板した参加者の名前は、出演者リストから見当たらない。

サバイバル番組で人気を博したMnetは、「PRODUCE」シリーズなど、相次ぐサバイバル番組の投票操作論議により視聴者の信頼を失った状態だ。そんな中で困難を乗り越えて出発する「I-LAND」がどんな評価を受けることになるか、関心が集まっている。

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記者 : ファン・ヘジン