「グクド劇場」イ・ドンフィ、作品への愛情も“演技することが幸せだと感じた”

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写真=MYUNG FILMS
映画「グクド劇場」(監督:チョン・ジヒ)に出演したイ・ドンフィは最近、ソウル市鍾路(チョンノ)区で行われたインタビューで映画への愛情、作品に臨む姿勢などについて語った。

この日、映画館とVODで同時に公開された「グクド劇場」は、MYUNG FILMS LABの第3期演出専攻のチョン・ジヒ監督のデビュー作で、MYUNG FILMS LABが披露する5作目の映画だ。生きることが寂しく厳しい青年のギテ(イ・ドンフィ)が故郷に帰って予想外の温かい癒しをもらう物語で、全州(チョンジュ)国際映画祭「全州プロジェクトマーケット」で全州シネマプロジェクト賞、TV5MONDE賞、JJFC賞、プルモディティ賞を総なめにし、公開前から話題になった。

この日、イ・ドンフィは「シナリオを読んで惹かれて、MYUNG FILMSに出演したいという意思を伝えました」ときっかけを語った。

「グクド劇場」は、華やかな事件のない静的な作品だ。彼は「映画は多くの人の物語をスクリーンを通じて一緒に観ることができるもの」とし「ドラマチックな状況がなくても、人生を生きる人々の話を演じたいという願望があったんです。僕にもバラエティに富んだことがいつも起きたりはしないので、些細な人生も映画のひとつの姿ではないかと思って出演しました」と語った。

新型コロナウイルスの影響で映画館とVOD同時公開という異例の選択をすることになった「グクド劇場」。イ・ドンフィは「初めて経験することなので、どんな気持ちで臨めばよいか分からないです」とし、「観客が安全に映画を見ることができてよかったと思う一方、映画館でしか感じられない部分も確かにあるので、そういうものが共有できないのは残念です」と話した。

イ・ドンフィが演じたギテは、実際の彼と非常に似ているという。「ギテはへこんでいるような人物」とし、「実際、右肩が少し下がっている方です。重いかばんを右肩に担いでいるので。普段はモニターをしながらバランスがとれるように気を使いますが、『グクド劇場』ではそうしませんでした」と話した。また「ギテのように家ではあまり話さないので、陽気な性格とは言えません。心配性な性格もギテと似ていると思います」と伝えた。

劇中のギテには愉快なところはない。彼は「人間は誰でも寂しさを感じると思います。僕に内在していた寂しさを最大化しました」とし「実際に一人息子ですし、幼い頃から両親が共働きをしていたので、僕の中にある寂しさを取り出してギテと結びつけました」と説明した。

「ギテは1人でいても泣けない人」とキャラクターを分析し、「シナリオを読んで心が痛みました。演技する間、ギテに入り込んでいたと思います」と深い愛情を示した。

しかし、ヘビスモーカーのギテとは違って、実際にイ・ドンフィはタバコを吸わないという。それで映画の中の喫煙シーンでは全て禁煙草を使った。

彼は「タバコをお金で買って吸っていたのが7年前」とし、「これまで役やコンセプトのため吸ったこともあるので禁煙したとは言い切れないですが、そのためかタバコを吸う劇中の僕の姿はとても粛然としていて、不自然に見えました」と恥かしそうに言った。

芸能界で有名なファッショニスタでもある彼は、「ファッションを通じてストレスを解消する方」とし、「服のことを考えると気持ちがよくなります。高いものよりビンテージショップの方がいいです」と素朴な姿を披露した。

昨年、映画「エクストリーム・ジョブ」が大ヒットし、観客1600万人を動員した俳優になったイ・ドンフィ。しかし、彼は「僕ではなく、同僚の俳優たちが引っ張ってくれたおかげ」とし、「良いシナリオさえあれば、作品の規模と関係なく、あらゆる可能性を考えて臨みたいです」という作品観を伝えた。

また「『グクド劇場』で演技することが幸せだと感じました」とし、「まだやったことのない役がたくさんあるので、着実に挑戦したいです。商業映画と自主映画が違うとは思わないので、同じ気持ちで臨みます」と強調した。

「グクド劇場」が新型コロナウイルスで厳しい時期、些細な慰めになってほしいという願いを伝えた彼は、「映画の最後に『グクド劇場』の看板の絵がギテの顔に変わります」とし、「誰もがそれぞれに与えられた人生の主人公です。あまりに追われて競争しながら生きていかなくてもいい、安らぎを伝える作品であってほしいです」と願った。

記者 : ペ・ヒョジュ