N.Flying、7thミニアルバム「So, 通」でカムバック“間接的に触れ合って、寂しさを減らしてあげたい”

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写真=FNCエンターテインメント
新型コロナウイルスの影響により、ソーシャルディスタンスを実施している中、N.Flyingが“本当のコミュニケーション”の意味を愉快に解釈した。

最近、N.Flyingは7thミニアルバム「So, 通」を発売した。自称“コミュニケーション王”というN.Flyingは、新曲「Oh really.」から、ファンに聴かせたいメッセージを詰め込んだ「E-YO」まで、合計6曲に自分たちだけの率直な考えと物語を盛り込んだ。

その中でも、タイトル曲「Oh really.」はアルバムタイトルに込められたメッセージを凝縮した曲だ。「Oh really.」と、魂のこもっていないリアクションをする人々の姿を描き、「本音を分かち合いたい」という願いが込められている。

曲を自ら作詞・作曲したイ・スンヒョプは「会社のプロデューサーと外部から仕事を手伝いに来たエンジニアの会話を聞いたことがあります。ぎこちない状況の中で『あ、本当ですか』と答えるのを見て、この感情を解釈して曲を作ってみようと思いました。普段、メンバーのユ・フェスンが良く使う言葉でもあります。僕たちとも関係があるのではないかと思って作りました」と、曲を作った背景を説明した。

続いて「ごはんを食べに行ったときに、相手がスマートフォンを持っているのを見て、寂しさを感じるときがありますよね。このように、日常の中で様々な形で孤独を感じます」とし、「『あ、本当ですか』という言葉が、今の世代で変質した言葉だと思います。歌を通してコミュニケーションの意味を考えるきっかけになればと思います」と付け加えた。

ユ・フェスンは「『あ、本当ですか』をいつからか、口癖のように言うようになったみたいです。相手に共感したくてよく使っていた言葉でしたが、僕のように使っていない方もきっといると思います。『あ、本当ですか』という言葉に、色々な意味が入っているのではないでしょうか」と思いを明かした。

N.Flyingは、多少重く捉えられるかもしれない“コミュニケーション”というテーマを、自分たちだけの色を生かして愉快に描いた。特に、ミュージックビデオでは「珍品名品」(韓国のお宝鑑定番組)に出品された品が高い鑑定価格を記録すると「お、本当に?」と叫んだり、テレビショッピングの司会者、通訳と抜群の相性を見せたポン・ジュノ監督の「アカデミー賞」受賞シーン、討論番組「90分討論」のパロディなど、“疎通と不通”というテーマで多彩に描かれた。

ミュージックビデオをきっかけに、キム・ジェヒョンとユ・フェスンはKBS 1TV「珍品名品」に芸能人鑑定団として出演した。キム・ジェヒョンは「僕たちの方からラブコールを送ったのですが、快く承諾してくれました。『モノを見る目がある』とたくさん褒められ、すべての方が可愛がってくださり、ありがたかったです」とし、「ミュージックビデオでポン・ジュノ監督のパロディをしましたが、受賞式のときに話した言葉までそのまま真似して演技をしました。様々なパロディで見どころをたくさん届けながらも、曲の中に秘められた『寂しさ』というメッセージを一緒に見せようと努力しました」と伝えた。

今回のアルバムは、ソ・ドンソンの合流後に初めて発表するアルバムという点で、N.Fyingにとって大きな意味がある。ソ・ドンソンは「今回、音楽番組の活動を初めてすることになって、緊張と期待が共存しています。兄貴たちが僕たちにノウハウを伝授してくれて、それをうまくこなせるように努力しています」とし、「メンバーとして入って、兄貴が4人できました。足りないところを早く補えるように努力しているので、応援してほしいです」と覚悟を明かした。

キム・ジェヒョンも「カムバックするたびに楽しみですが、今回のアルバムはより格別だったと思います。歌手としてコミュニケーションを取れる最高の方法は音楽ですが、ベースのドンソンが合流してくれて音楽的にもよりしっかりしてきました」とし、「平均年齢と体重が低くなりました。ドンソンは本当にがんばる子です。上手く1つになれるように努力してくれてありがたいです」と褒めた。

「6月カムバック大戦」という言葉が出るほど、そうそうたる歌手たちのカムバックが続いているが、N.Flyingは負担より期待が大きいようだ。キム・ジェヒョンは「他のアーティストの曲を聞いて、ステージパフォーマンスを見ながら学べるものがたくさんありそうで楽しみです。他のグループは、軽快でありながらも寂しさが混じった僕たちのステージをどう見てくれるかも気になります」と意欲を見せた。

ユ・フェスンは「ほぼ8ヶ月ぶりに出すアルバムなので、待ってくれる方々も疲れて、大変だったと思います。音楽番組を含め、準備した曲を聴かせられるとファンの退屈さを解消できるのではないかと思います」とし、「僕たちもとても待っていたステージなので、プレッシャーよりは楽しさの方が大きいです」と答えた。

新型コロナウイルスの影響でファンと直接顔を合わせる機会は減ったが、N.Flyingは今回のアルバムを通して「ファンと共感し、慰めを届けたい」という願いを持っている。イ・スンヒョプは「昨年ツアーをしながら、世界中のファンに『必ずまた来る』と約束しましたが、それができずにいます。とても申し訳ない気持ちです。『So, 通』というアルバムで間接的に触れ合って、寂しさを減らしてあげたいです」と話した。

キム・ジェヒョンも「『Rooftop』という曲が、記憶操作ソングとして知られています。今度は強制共感ソングで、たくさんの方々に“そう、あの子もそうだった”と思いだしてもらうことができればと思います」と説明した。

記者 : イ・ハナ