キーイーストの日本子会社SMC、SMの孫会社SMEJを吸収合併へ…事業領域の拡大に期待

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写真=キーイースト
キーイーストの子会社であり日本国内の韓流コンテンツの流通企業SMCが、SMEJと合併する。

6月1日、キーイーストによると「キーイーストは公示を通じて子会社であるStream media corporation、Inc(以下SMC)がSMEJ.Inc(以下SMEJ)との合併を決定した」と発表した。これによってSMEJは、SMCに合併されて消滅する。

SMCは、日本国内の衛星チャンネルKNTV、DATVなどを運営し、韓流放送番組CS(通信衛星放送)の送出1位の事業者として、日本国内で韓国ドラマ、K-POPなどの韓流コンテンツの流通はもちろん、韓国アーティストの日本活動のマネジメント、有料ファンクラブ事業などを進めてきた。

SMCの合併対象であるSMEJは、今年4月にSMエンターテインメントジャパンから物的分割方式で設立されたSMエンターテインメントの孫会社で、SM所属アーティストの日本でのマネジメントや音楽事業など、K-POPコンサートとアルバムプロモーションイベントなど、K-POP関連の様々な事業を営んできた。

今回の合併により、SMCは、韓流放送コンテンツ中心のチャンネル事業だけでなく、K-POPにまで事業領域を拡大させて、韓流全般にわたるコンテンツ流通事業を推進し、総合メディアコンテンツプラットフォームを完成するという計画である。

キーイーストのパク・ソンヘ代表取締役は「キーイーストの子会社である日本SMCは、今回の合併をきっかけにSMエンターテインメントグループのグローバルコンテンツの流通において、中核的な拠点になって、アジアを越えて全世界に事業領域を拡大することを期待している。SMCは長期間にわたり、日本で韓流コンテンツの流通をリードしてきた企業であるだけに、SMエンターテインメントグループが有している豊かな音楽、バラエティ、ドラマなどの多様なコンテンツを活用して、プラットフォーム運営の効率を引き上げるだろう」と伝えた。

今回の合併により、SMCの企業価値は大幅に向上する見通しで、株式交換比率は、SMCとSMEJがそれぞれ1対90の割合である。現在SMCの時価総額が300億ウォン(約26億円)前後であることを考えると、合併後の企業の時価総額はさらに高くなるものと思われる。

SMCのSMEJ合併の日程は、合併契約書の締結、合併承認を求める株主総会での決議、債権者の異議提出、新株発行などの手続きを経て、2020年8月1日に完了となる。

記者 : ファン・ヘジン