初挑戦は誰にとっても簡単ではない、それでもきっと意味はある。俳優パク・ソンホも同じだった。彼は「ルーガル」を通じてデビュー7年目にして初めてのアクション演技に挑戦したのだ。結果は成功的で、彼は無限の可能性を証明した。

パク・ソンホは最近、ソウル江南区のTVレポート社屋で行われたOCN「ルーガル」放送終了のインタビューでも、イ・グァンチョルというキャラクターから抜け出せない様子を見せた。彼は「ルーガル」とイ・グァンチョルのキャラクターについて語るたびに目を輝かせた。

パク・ソンホは「撮影も放送も終了しましたが、『ルーガル』に情がわきました。6ヶ月間撮影をしましたが、短い時間ではありませんでした。先輩たちとの共演でたくさんのことを学びましたし、スタッフの方々にいろいろと助けていただいたので、もっとそう感じるんだと思います。すっきりとしたと思いながらも、寂しい気持ちのほうが大きいです」と伝えた。

初めてのアクション演技だったため、パク・ソンホはいつにも増して徹底的な準備をした。撮影前からアクションの練習を始め、結局「ルーガル」の監督に褒められたという。

「撮影に入る2、3ヶ月前からアクション演技の練習を始めました。『モンドル』アクションチームで基礎から習い、皆さんが一生懸命に教えてくれましたし、僕も頑張りました。そのような部分が実際のアクションシーンの撮影で大きく役立ちましたし、監督にもたくさん褒められました（笑）」と嬉しそうに伝えた。

「ルーガル」を通じて習ったのもアクション演技だった。パク・ソンホは「『ルーガル』に参加してたくさんのことを習いましたが、その中でもアクションが大きかったです。チェ・ジニョクさんとチョ・ドンヒョクさんのアクションは本当にかっこよかったです。パク・ソンウン先輩も同じで、隣でそれを見ながらたくさんのことを習いました。うまくリードしていただきましたし、感謝しています」と話した。

パク・ソンホの努力は撮影中も続いた。キャラクターに似合う体を作るために献立を調節するのはもちろん、運動も並行しながら努力して、大好きなトンカツとピザも諦めたという。

彼は「もともと作品に入ると献立も調整しますし、運動もします。今回は運動量を2、3倍に増やしました。スタジオでもずっと運動をして、撮影後もまたジムに行って、好きな食べ物のトンカツとピザも諦めました。それで体脂肪をたくさん減量して、筋肉は増やしました。『ルーガル』で上着を脱ぐシーンもありましたし、『Men's Health』のグラビアも撮影しました。結果を見たら物足りないところもありますが、一生懸命にしたことに対する成果を得たような気がします」と努力家な姿を見せた。

とても大変そうだが、パク・ソンホは違った。むしろ彼は「次の作品で同じ役割を演じることになれば、また運動して管理すればいいです。一度やってみたので難しくありません。運動を休んだからといって体が消えたわけではありません。準備はできています」と強調しながら前向きな意志を示した。

続いて「夜食を食べることも、おやつを食べることも好きです。練習生時代はストレスがたまるとスーパーでお菓子をいっぱい買って1日で食べ終えたこともあります。一度食べ始めるとその場でお菓子を3、4袋食べることもできます。今はお菓子を食べることを自制しています」とし「体重は増やすことも、減らすこともできます。なので油断してはいけないと思います。いつオーディションを受けるのか分かりませんし、いつ仕事が入るのか分かりません。休んでも完全にリラックスすることはできないと思います」と付け加えた。

アイドル練習生出身として有名なパク・ソンホは2014年MBCドラマ「黄金の虹」でデビューした。今はアイドルではなく俳優の道を歩いているが、それによる強みも確かにある。

「アイドル練習生の生活ではいろいろ学び、自分自身を鍛える時間でした。6、7年くらい練習生生活をしましたが、誰でもその時間を簡単に堪えられるとは思いません。ただじっとしている時間ではないからです。徹夜で歌を歌ったり、ダンスを練習したり、生き残らなければならないので努力しました。そういう過程で忍耐力も、粘りもできました。大変な時に自分をしっかりと立たせる、厳しいことが迫ってきても勝てる、そういう原動力になると思います。おかげで今の僕が前向きに進めるようになったと思うので十分に大切な時間でしら」と過去を振り返った。

もうデビュー7年目。数多くのドラマと映画に出演して多彩なキャラクターを演じた。毎年1作品ずつ参加しながら着実に実力を高めた。Mnet「PRODUCE X101」では叶えられなかった練習生の夢を叶えるために努力した。

「練習生としての6、7年とデビュー後の6、7年はそれぞれ勉強の時間だったと思います。俳優としてデビューした後も毎作品、毎年を大切にしようと努力しました。たくさん経験し、学ばなければならないという考えは今も変わらずにあります。ありがたいことに毎年チャンスがやってきて、それをつかんだので作品が終わるたびに学んでいくような気がします。少しずつ成長していますし、そうやって成長しながらいつかは演技が上手だと認められる、素晴らしい俳優になりたいです」

パク・ソンホは一言一言を真剣に続け、真心を伝えた。演技に対する考えを語るときは真剣で、日常的な話をする時はユニークだった。いつも学ぶ姿勢で毎回成長するパク・ソンホ。彼は、さらに飛躍する準備ができた俳優だった。

「安住せず、ずっと勉強していきたいです。時間が経っても熱情は冷めないで欲しいです」と今後の抱負も伝えた。