Cheetah&チョ・ミンス主演、映画「焦眉の関心事」韓国で本日公開…早くも話題の作品に

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写真=映画「焦眉の関心事」スチール
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、映画の公開が見送られている中、チョ・ミンスとCheetah主演の新作「焦眉の関心事」が公開された。

5月27日に韓国で公開された映画「焦眉の関心事」は、お金を持って消えた末っ子を探すために一日だけタッグを組んだ対照的な母娘の予測できない追撃戦を描いた作品だ。くるくるパーマをかけたチョ・ミンスのかわいいイメージチェンジと、歌手Cheetahが女優キム・ウニョンとして披露する初めての作品という点で観客の関心を集めている。

梨泰院を背景に、母(チョ・ミンス)のテナント料と姉(キム・ウニョン)のへそくりを持って逃げた怖いものなしの末っ子ユリを探すために、やむを得ずタッグを組んだ怒りっぽい母娘の阿吽のやり取りが絶えず笑いを誘う。思いがけない結末に突っ走っていく追撃戦で、最後まで緊張を緩めることができない。

「焦眉の関心事」は色々な面で関心を集めている。何よりラッパーのCheetahが、本名であるキム・ウニョンとして映画の初主演を務めるということが最大の魅力ポイントだ。梨泰院で活動するジャズ歌手“ブルー”役を務めただけに、映画を通してCheetahが歌う高品格OST(劇中歌)をコンサートのように楽しむことができるという。また、Cheetahが直接全曲の作詞・作曲に参加し、特有の魅力を味わうことができる。

映画を演出したナム・ヨヌ監督とCheetahが、公開恋愛中であるという点も注目を集めた。現在放送中のMBCリアル恋愛番組「羨ましくなったら負けだ」に出演し、ラブラブなカップルの日常を公開している二人は、「焦眉の関心事」を通じて知り合い、恋人に発展した。初めての打ち合わせの現場で、お互いに一目惚れしたというナム・ヨヌ監督とCheetah。しかし、映画を撮影する時だけは徹底的に監督と演者として息を合わせたという。

ユニークな個性を持つ人々が暮らす梨泰院を舞台にしているだけに、特別な登場人物たちも鑑賞ポイントである。アメリカ人パルクールのトレイサーであるジェレミー・カーペンターから、トランスジェンダー女優アン・アジュ、タトゥーイストのアン・リナ、ドラァグアーティスト(男性が女性の姿で行うパフォーマンス)グループNEON MILKのナナ、ヨンロン、キム、母国語の英語と同じくらい韓国語が上手なアメリカ人俳優テレス・ブラウンなど、人種と性的アイデンティティ、職業の違いのため差別の対象になることもあった人々を、劇中で愉快かつナチュラルに表現した。

しかし生憎にも最近、梨泰院のクラブを中心に新型コロナウイルスの感染者が発生し、社会的に話題を呼んだ。これに対して、ナム・ヨヌ監督は、「残念に思っている」としながらも、「『焦眉の関心事』が少しでも梨泰院を元気づけてほしい」という希望のメッセージを送った。

記者 : ペ・ヒョジュ