イ・ソンビン側、専属契約めぐる事務所の主張に反論「不透明な精算に芸能活動の妨害も」(全文)

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写真=OCN
女優イ・ソンビン側が、前所属事務所WELLMADESTAR.ENTの専属契約違反の主張に反論した。

イ・ソンビンの法定代理人は本日(21日)、WELLMADESTAR.ENTとの専属契約における紛争に関する公式コメントを発表した。

公式コメントを通じてイ・ソンビン側は、「事務所の不透明な費用処理について、2018年8月31日に事務所に内容証明を送り、客観的な精算データ、および証拠資料を提供することを要請したが、事務所がこれを拒否した」とし、「事務所は、イ・ソンビンのマネージャーが事務所の不透明な精算と会計処理、事前説明のない出演交渉などの問題点などを指摘、是正を要請すると、そのマネージャーの職位を降格して減給するなどの措置を取り、イ・ソンビンの芸能活動を妨害した」と主張した。

加えて、「これに対してイ・ソンビンは、専属契約第7条の規定により、2018月8月31日、事務所に是正の要求をしたが、事務所は14日の猶予期間内に何の是正もしなかった。これによりイ・ソンビンは、専属契約の規定に基づいて、2018年9月21日に事務所に対し、専属契約解除を通知した」とし、「これに対して事務所は、イ・ソンビンの契約解除通知の日からなんと1年8ヶ月余りが経過した現在まで、何の反論もしておらず、イ・ソンビンの独自の芸能活動に対していかなる支援もせず、専属契約解除を認めてきていた」と強調した。

最後に「事務所がこれ以上、女優イ・ソンビンの名誉を失墜させる行為を繰り返さないことを願って、是正されない場合、法的責任を問うこと厳重に警告する」と付け加えた。

これに先立ち同日、WELLMADESTAR.ENTは公式報道資料を通じて、「専属契約に違反している所属女優イ・ソンビンに対し、『直ちに専属契約違反行為を是正し、専属契約を遵守すること』を要求する」というコメントを発表した。

イ・ソンビン、専属契約違反で事務所がコメント「一方的な契約解除…虚偽告訴による刑事責任も」

【イ・ソンビンの法定代理人 公式コメント全文】

こんにちは。女優イ・ソンビンの法定代理人です。

イ・ソンビンの前所属事務所である株式会社WELLMADESTAR.ENT(代表:ソ・サンウク、以下:事務所)は、2020年5月21日にイ・ソンビンに対して「専属契約の違反行為を是正し、専属契約を遵守すること」を促す公式コメントを発表しました。しかし、その内容は事実ではないため、イ・ソンビンの法定代理人は、以下のように公式コメントをお伝えします。

1. 女優イ・ソンビンは、事務所の不透明な費用処理について、2018年8月31日に事務所に内容証明を送って、客観的な精算データ、および証拠資料を提供することを要請しました。しかし事務所は、イ・ソンビンの要求を事実上拒否しました。

2. 専属契約によると、同社はイ・ソンビンの才能と実力が最大限に発揮できるようにマネジメントの権限を行使しなければならず、芸能活動の代理権を行使するにあたり、イ・ソンビンの身体的・精神的な準備事項を考慮して、契約内容と日程などを事前に説明しなければなりません。しかし事務所は、イ・ソンビンのマネージャーが事務所の不透明な精算と会計処理、事前説明のない出演交渉などの問題点などを指摘し、是正を要請すると、事務所は一方的にそのマネージャーの職位を降格して減給するなどの措置を取り、イ・ソンビンの芸能活動を妨害したりもしました。

3. これに対してイ・ソンビンは、専属契約第7条の規定により、2018年8月31日、事務所に是正の要求をしましたが、事務所は14日の猶予期間内に何の是正もしませんでした。これによりイ・ソンビンは、専属契約の規定に基づいて、2018年9月21日に事務所に専属契約解除を通知しました。これに対して事務所は、イ・ソンビンの契約解除通知の日からなんと1年8ヶ月余りが経過した現在まで、何の反論もしておらず、イ・ソンビンの独自の芸能活動に対していかなる支援もせず、専属契約解除を認めてきていました。

4. さらに事務所の代表は、イ・ソンビンなどが専属契約書を偽造したという理由で、イ・ソンビンらを私文書偽造の疑いで刑事告訴し、その調査の過程で事務所の代表は、「女優イ・ソンビンと専属契約を締結した事実はない」と述べており、現在の公式コメントとは矛盾した態度を取りました。最終的には、事務所の代表がイ・ソンビンを私文書偽造の疑いで告訴し、事件はイ・ソンビンの嫌疑なしで終結となりました。

5. それでも事務所が今になって、イ・ソンビンの専属契約違反を主張し、2018年9月頃から現在までの精算資料を要求することは、イ・ソンビンの名誉を失墜させるための不当な目的があるものとしか考えられません。また、イ・ソンビンが事務所の代表を告訴した事件は、事務所の契約違反のいくつかに該当し、現在の検察抗告を介して捜査中ですので、まだ終結はしておらず、事務所の代表もイ・ソンビンを刑事告訴して、既に相互の信頼関係が壊れた点も合わせて、事務所の代表が容疑を認めるかどうかにかかわらず、専属契約がすでに失効した事実は変わりません。

6. 本法定代理人は、事務所がこれ以上イ・ソンビンの名誉を失墜させる行為を繰り返さないことを願い、是正されない場合、法的責任を問うこと厳重に警告します。

記者 : イ・スンギル