KARA出身ハラさん、相続権の半分が母の手に…実兄が請願した「ク・ハラ法」10万人が同意も見送りに

Newsen |

親や子供に対する扶養の義務を怠った場合、財産を相続できないようにする、いわゆる「ク・ハラ法」が事実上廃棄の手順を踏むことになった。

5月19日、国会法制司法委員会によると法案審査第1小委員会は、民法改正案5件に対して“継続審査”の決定を下した。

これは「ク・ハラ法」が推進されるためには、相続制度全般に対する研究が必要だという意見がまとまり、継続審査という結果になったとみられる。

これと共に審査小委員会に参加した議員たちは、相続制度全般に対して検討が必要な案件であると結論付けた。この日の審査小委員会が、大韓民国第20代国会の最後の会議であることを考慮すれば、その法案は事実上廃棄となる。

結果、現行の民法を考慮して、配偶者なしにこの世を去ったKARA出身ハラさんの相続権者は、生みの親となる。彼女の財産は、実父と実母がそれぞれ半分ずつ受け継ぐ予定である。しかし、実父はこれに先立って自身の相続分をハラさんの実兄に譲渡している。

これに先立ってハラさんの実兄は「ク・ハラ法」の制定を請願し、これに10万人以上が同意した。これと同時に、民法上の遺産相続の欠格事由に「直系尊属・卑属に対する扶養の義務を著しく怠った場合」を追求する改正案が発議されたが、結局この日、最後の峠を越えることができなかった。

ハラさんの実兄は2月、実母を相手に相続財産分割審判請求の訴訟を起こしており、7月に初裁判を控えている。

ハラさんは昨年11月に、享年28歳でこの世を去った。

KARA出身ハラさんの実兄が請願した「ク・ハラ法」10万人以上が同意

KARA出身ハラさんの実兄が「ク・ハラ法」を請願した理由とは?“20年前に子供を捨てた実母が…”

記者 : ソ・ジヒョン