DAY6、6thミニアルバム「The Book of Us:The Demon」でカムバック…突然の活動休止に“残念で申し訳ない気持ちが大きい”

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写真=JYPエンターテインメント
信じて聴くバンドDAY6が、新曲「Zombie」で音楽配信チャート最高成績を記録した中、所属事務所JYPエンターテインメントを通じて書面インタビューを行った。

DAY6は、11日午後6時に発売した6thミニアルバム「The Book of Us:The Demon」のタイトル曲「Zombie」が多数の音楽ファンから好評を博し、genie、Bugs!で1位になった。韓国最大の音楽配信サイトMelOnには8位にチャートインし、12日午前1時には4位まで上がった。

これはDAY6のMelOn史上最高のチャートイン成績で最高記録だ。これまで最高のチャートイン成績は3rdフルアルバム「The Book Of Us : Entropy」のタイトル曲「Sweet Chaos」の41位だった。

――ニューアルバム「The Book of Us:The Demon」について紹介してください。特にインスピレーションを受けたところがありますか?

DAY6:今回のアルバムは、関係について語る「The Book of Us」シリーズの3作目です。生きていく中で経験する色々な状況の中で生じるアンバランスについて歌いたかったです。感情のアンバランスによって苦しんでいる方々に、少しでも慰めになればという気持ちでアルバムを準備しました。

――タイトル曲について詳しく教えてください。最近発売した楽曲とは違う感じですね。

DAY6:タイトル曲「Zombie」は、ミディアムテンポのヒップホップの要素の上にDAY6だけの特色を入れて作ったユニークな楽曲です。感情を失った人を“ゾンビ”という存在に喩えて表現しました。一見、曲名だけ見ると苦しそうに見えますが、逆説的に明日は今日より少しでも良い一日になることを願う希望を込めた楽曲です。

――音楽、イメージなど、全てのコンテンツから空しさが感じられますが、意図したものですか?

DAY6:新しいアルバムはデーモンという存在が感情の不均衡を作るという話から始まり、一方が近づけばもう一方は遠ざかるシーソーのような関係を音楽で描きました。このように感情のアンバランスにフォーカスを合わせていると、自然に空しくて空っぽになったような雰囲気が強調されたようです。

――曲の制作過程で記憶に残るエピソードはありますか?

DAY6:タイトル曲の歌詞を書いていた時でしたが、スケジュールを終えて移動する車の中で窓の外の人々の表情を見ました。ふと、みんな「同じ毎日が繰り返されるんじゃないか?」と思いました。感情はからっぽのまま機械的に行動を繰り返している感じ? そんな日常の中で感じる空しさからインスピレーションをたくさん受けました。

――音楽を除いて、今回のアルバムに直接アイデアを出した部分はありますか?

DAY6:どうしても僕たちが直接楽曲を作るので、音楽にアイディアをたくさん入れるしかないんです。ドラムのレコーディングをする時、「このラインが入ったらもっといいだろう」というアイデアが浮かびました。それでその場で演奏し、その部分が楽曲に反映されました。

――ミュージックビデオで一番気を使った部分は何ですか?

DAY6:楽曲のコンセプトを視覚的に一番よく表現しなければならないものがミュージックビデオだと思います。「Zombie」という楽曲が持つ空しい感じを生かすため、本当に気を使いました。空しさと喪失感を生かすために、メンバー全員が重くて静的な雰囲気で撮影に臨みました。

――今回のアルバムを通じてDAY6が一番聞きたい言葉、評価は何ですか?

DAY6:ファンの方々が付けてくださるすべての修飾語に感謝しています。その中で「すべての瞬間を歌うバンド」という修飾語のように、人生で向き合う様々な感情を込めて歌いたいです。人々が日常の中で、一度ぐらい経験した状況とストーリーを音楽に盛り込んで多くの人から共感を得ることが目標です。

――「The Book of Us」シリーズを通じて、DAY6が話したいことは何ですか?

DAY6:「The Book of Us」シリーズは人間関係についての話です。時には何かに夢中になって、そこから傷つけられたり、また立ち直って希望を取り戻したりするように、まだ僕たちが長い人生を送ったわけではありませんが、生きるということは、このような過程の繰り返しだと思います。音楽を通じて、このような瞬間を歌って共感を得る過程ですべての方々の寂しさが癒されるといいなと思って始めたシリーズです。もう3作目のシリーズが出ていますが、各アルバムごとにテーマがあるので、それを考えながらもう一度聴いていただければと思います。

――作詞、作曲、歌唱、演奏をすべてこなしていますが、この中で何の作業をする時に一番幸せで一番大変なことは何ですか?

DAY6: ある瞬間を選ぶのは本当に難しいと思います。全ての作業にそれぞれ魅力がありますし、大変なところもあるんです。しかし、メンバーたちが集まって一緒に演奏する時、そしてステージの上で公演する時が一番幸せです。特に観客の方々と心から何かが通じて、僕たち皆が同じ感情を感じているということをキャッチする時があります。その時、本当に大きな幸せを感じます。

――すでに100回を超えるライブを行うなど、多くの経験を積みましたね。今までのステージの中で一番記憶に残る公演は何ですか?

DAY6:正直に100回の公演を達成したと言われた時、本当に実感が湧きませんでした。デビューした後、多くのステージに上がりましたが、それがすでに100回になったなんて……。僕たちの公演を埋めてくださる観客の方々への感謝が一番先に思いつきます。そして全ての公演が全部異なるエネルギーを持っているので「最高のステージはいつだったか」という質問については、メンバーたちの考えもそれぞれ違うと思います。でも、一つ確かなことはDAY6にはすべての公演が、すべての瞬間が良い思い出です。

――ワールドツアーを開催するバンドになるまで、DAY6の一番大きな成長の動力は何だと思いますか?

DAY6:DAY6が良い音楽と公演ができるように支持して愛してくださるファンの皆さんです。ファンの皆さんがいたから、僕たちがここまで成長できたんだと思います。その次は、メンバーたちの音楽への欲ではないかと思います。

――最後にファンの方々に伝えたいことはありますか?

DAY6:カムバックを本当に長く待ってくださったことはとてもよく知っています。しかし、事情があって活動できなくなって、僕たちもとても残念で申し訳ない気持ちが大きいです。でも、一生懸命に準備したアルバムですので、愛情を持って聴いて頂ければ嬉しいです。公演会場で、My Day(DAY6のファン)と一緒に呼吸しながら歌うその日のために一生懸命に準備します。

記者 : ファン・ヘジン