女優の故ハン・ジソンさんが亡くなってから1年が経った。

故ハン・ジソンさん（当時28歳）は昨年5月6日午前3時50分頃、京畿道（キョンギド）金浦（キンポ）市高村（コチョン）にある仁川（インチョン）国際空港高速道路ソウル方向のIC付近で、高速道路片道3車線のうち2車線に車を止めて道路の外に出ていたところ、後ろから走ってきた車に相次いではねられ、亡くなった。

高速道路の真ん中で車を停めることは一般的にはあり得ないことで、なぜ突然高速道路の真ん中に車を停めて降りたのか疑問視されていた。

一緒に車に乗っていた故ハン・ジソンさんの夫は、警察の調査で「トイレが我慢できなくて車を停めた」「用を済ませてから戻ってきたら事故が起こっていた」とし、故ハン・ジソンさんが2車線に車を停めた理由については「分からない」と述べた。

しかし、故ハン・ジソンさんが突然車を2車線に停めて降りたことや、車のドライブレコーダーの録音がオフになっていたため状況が把握できないという点で、様々な疑問が提起された。

何より、当時ハン・ジソンさんは結婚2ヶ月で若くして謎の事故で命を落としただけに、無念極まりないという反応がほとんどだった。

故ハン・ジソンさんは飲酒運転が疑われたが、夫は故人がお酒を飲んだかどうかは分からないと説明した。しかし、事故が発生して約2ヶ月後、謎の死ではなく、飲酒運転による事故死であったことが明らかになった。国立科学捜査研究院の最終解剖の結果、泥酔状態だったことが分かった。

故ハン・ジソンさんは事故当時、全身に多発性損傷を受けており、血中アルコール濃度は免許取り消しに該当する数字だった。警察は飲酒運転をした故ハン・ジソンさんはすでに死亡したため公訴権なしの処分を下した。

ハン・ジソンさんは2010年、ガールズグループB.Dollsでデビューし、女優に転向した。その後、ドラマ「逆転のマーメイド」「最後から二番目の恋」「愛はぽろぽろ」、演劇「記憶伝達者」「ミスで死んだ男」、映画「ワンパンチ」などに出演した。

・“アイドル出身女優”故ハン・ジソンさんの夫、飲酒運転ほう助の疑いで立件

・“アイドル出身女優”故ハン・ジソンさん、交通事故の原因は大量のアルコール？夫は再調査へ