パン・ミンジョン主演、映画「大田ブルース」4月23日に韓国で公開…精神科医とがん患者のストーリーを描く

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写真=デロス
「大田(テジョン)ブルース」が韓国で4月23日に公開される。

死を前にした患者たちが最後に過ごすホスピス病棟で繰り広げられる話を描く「大田ブルース」は4月9日、喜怒哀楽を収めたキャラクタースチール7種を公開した。

「大田ブルース」は、演劇「トンチミ」で有名なキム・ヨンウル作家の戯曲「ゲスト」を原作に、ホスピス病棟に勤務している精神科専門医と末期のがん患者たち、その家族の話を描く。

公開されたキャラクタースチール7種は、各自の事情を見せるかのようにそれぞれのキャラクターの喜怒哀楽が垣間見える。

まず、死を前に感情の起伏が激しくなる患者たちの体と心を温かく包み込むカン・スヨン博士(パン・ミンジョン)の笑顔と患者を眺める視線からは、知ることのできない悲しみが漂う。患者たちと人一倍近くで交流するカン博士とは意見が対立する、はっきりとした性格のチョ・ソヨン博士(イ・ジヒョン)と病院長(ヒョン・ソク)の表情は、秘密を隠しているような雰囲気を醸し出している。

次に、自身のもとに来ていた信者たちが亡くなり、寂しさを訴える元牧師ミン・ドゥホン(イ・ジョングク)の顔からは、死を前に存在の意味を考え、そこから感じた虚しさが感じられる笑顔が見られる。

心に傷を抱きタバコと悪口はもちろん、暴力まで振るう反抗児だったが、カン博士を通じて徐々に心を開いて成長するジイン(イ・ギョンミン)とギヒョン(アン・ドギュ)も目を引く。ギヒョンは、母と自身を虐待していた父チャン・チョルグ(チェ・ヨンジン)が末期の肝臓がん患者になって、自分一人で世話をしなければならない現実を恨んでいた中、ジインに会って励まし合いながら力を得る。

人生の終わりに立った患者たちと、彼らを見守る主人公(医者)の話を通じて、誰もが経験するが誰も慣れることのない「生と死」について観客に質問を投げかけ、愛のメッセージを伝える「大田ブルース」は、韓国で4月23日に公開される。

記者 : パク・アルム