EXO ベクヒョンからパク・ソジュンまで、YouTubeが話題の韓国スター6人に注目
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プライバシーの公開を最小限にし、自身を隠すことがトップスターの美徳だと思われる時があった。しかし、時代は変わって神秘主義は昔話になり、バラエティやSNSなどを通じて自分の姿を見せることによりホットなスターになる場合もある。このようなトレンドに合わせ、従来のメディアから離れて新たな試みをするスターたちが現れた。“1人クリエイター”分野に芸能人が挑戦状を叩きつけたのだ。始めたばかりでも人々の関心は爆発的だ。眩しいビジュアルはもちろん、親近感と人間味という武器まで備えたスターYouTuber6人を紹介する。
“レベルが違うビジュアル系YouTuber”パク・ソジュン。YouTubeチャンネルを開設してから1日でチャンネル登録者数は10万人を突破した。“視聴率の帝王”でもあるパク・ソジュンは、ファンにより親しく近づきたいと、意欲的に「Record PARK's」と題したYouTubeチャンネルを開設した。パク・ソジュンは日常のVlog(ブイログ:Video+Blog)、ファンの質問に答える質疑応答、モッパン(食べる番組)など、多彩なコンテンツを通じてテレビでは見たことのない日常を公開している。映像では茶目っ気溢れる表情、カメラと目を合わせる胸キュン映像などを見ることができるため、人間パク・ソジュンが知りたいと思っていたファンにはプレゼントのようなアカウントだと言える。映像の途中に登場する彼の愛犬シンバも、「Record PARK's」の見所だ。CM撮影現場を歩き回る姿や、胸に抱かれたシンバの可愛らしい姿に胸がドキドキし、“お父さんの微笑み”でシンバを見つめるパク・ソジュンの優しさに魅了される。YouTubeにすっかりハマッてしまったきれいなお姉さんハン・イェスル。女性たちのワナビーであるハン・イェスルのYouTubeチャンネルは連日話題になっている。猫顔で人形のようなビジュアルに際立つ個性まで、魅力溢れる彼女をテレビではなく、YouTubeでも見られるようになったため、チャンネル開設と同時に関心を集めたのは当然だ。その上、悪賢いように見える外見とは異なり、言葉遣いから異国的なジェスチャーまで、日常そのものが興味深い。一緒に放送したい人に直接DMを送ったり、自宅の内部を躊躇せずに公開するなど、YouTubeの映像の至るところから彼女の気さくな性格が感じられる。メイクブラシの洗浄を面倒くさがり、シングルで暮すのはうんざりで恋愛願望があると率直に語る、一般女性たちとあまり変わらない姿は人間的で親しみやすい。それだけではない。“ビューティーアイコン”として有名なセレブらしく、スキンケアのルーティン、メイクのコツやデイリーメニューなど、有用なアイデアまで届けてくれる。チャンネル登録者数がLTE級の速度で増えている理由が分かるような気がする。
YouTubeオープンからたった1日でチャンネル登録者数80万人を突破、この大きな記録を打ち立てたのは、EXOのベクヒョンだ。わずか10本ほどの短い映像でどれも再生回数は100万回を超え、登録者数は約250万人に上る。普通はプライベートに制約の多いアイドルは、公式映像やミュージックビデオなどの映像だけを公開する場合が多いが、ベクヒョンはテレビで見せなかった素朴な姿まで率直に公開して愛されている。空白期の時も変わらず待ってくれるファンのためYouTubeを始めたベクヒョン。彼はVlog形式のコンテンツだけでなく、バックステージでの姿、運動する姿、モッパンなど、テレビでは見せないリアルな姿を映像に収め、ファンを喜ばせている。見ているだけでハッピーになる映像が多いだけに、まだ視聴ボタンを押していない人がいるなら、見ることをおすすめする。
YouTubeをする“1千万女優(観客を1千万人動員した映画に出演した女優)”イ・ハニ。今までこんなにもサバサバしている女優はいなかったのではないだろうか。ミスコリア出身らしく、美貌と知性を兼ね備えた多芸多才な女優だが、演技によって壊れることも躊躇しない。アクションならアクション、コメディならコメディ。ジャンルを問わず体を張る演技を披露する。そんな情熱のおかげで“1千万女優”と呼ばれるようになったイ・ハニ。男性の間では「全ての男性の理想のタイプ」とされ、女性の中では「もっと知りたいカッコいいお姉さん」と呼ばれる彼女がYouTubeを通じてファンとコミュニケーションを始めた。「女優という職業そのものが、コミュニケーションしたいと思ってもその窓口が自由ではない」という理由からだ。人生に対する考え、趣味、習慣など全ての関心事を共有したいという彼女の言葉通り、普段何を食べているか、授賞式のドレスを選ぶ時はどれだけたくさん悩むのか、控え室では何をするかまで公開している。フンブジャ(興富者:興味のあることや、面白いと感じるものが多い人)女優として有名なイ・ハニらしく、放送よりテンションが高い姿を見せていることもこのチャンネルの妙味だ。疲れた日常の中で癒しを与えている「ハニモハニ(ハニ、何するの)」チャンネルを応援したい。
YouTubeの生態系を揺さぶるカン・ドンウォン。身長186cmの抜群のプロポーション、バランスの取れた完璧なボディに彫刻のようなビジュアルまで。韓国を代表するイケメンを挙げる時、欠かさず登場する俳優カン・ドンウォン。テレビに登場することが多くなく、ファンの好奇心を刺激している彼がデビュー16年で初めてYouTubeを通じて個人的な日常を見せた。彼は「カン・ドンウォンと友達」と題したVlogシリーズを公開している。自身と友達の姿を描いた極めて日常的な映像であるにもかかわらず、運転をしても料理をしても、街を歩くだけでもそのままグラビアになってしまうことで、あまりにも非現実的だ。チャンネル登録者たちによると、彼が日本語と英語を上手に話す姿は疲れた現代人の心臓をドキドキさせ、ギターを演奏するシーンでは目を閉じてもハンサムさが聞こえてくる(?)という不思議な経験までできるという。6本で構成されたVlogシリーズは1本が10分ほどの短い映像だが、日常の中での彼の実際のカッコよさを感じるには十分な時間である。
“コミュニケーション王”に生まれ変わったシン・セギョン。シン・セギョンのYouTube映像は専門的なクオリティとは程遠い。愛犬たちとの散歩、料理など内容が平凡で素朴で、彼女の顔さえ隠せば一般の人が載せたと言っても信じるほどだ。チャンネルの紹介欄にも詳しい説明などはない。「ジンサの姉、シン・セギョンです」という短い文章があるだけだ。それにもかかわらず、チャンネルを開設して1年半という短い期間で92万人を超えるチャンネル登録者を集めた。きれいなのに人間的な姿に心を奪われてしまったと登録者たちは語る。実際、彼女が公開したある映像は、家でパソコンをしている横顔が映っているだけなのに、その姿がとても美しく話題になった。多くの人が彼女のチャンネルを求める理由がもう一つある。登録者が残す書き込みが面白いためだ。ちょうどシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ハイキック」シリーズがYouTubeで再びスポットライトを浴びたことで彼女のチャンネルを訪れる人も増え、「ハイキック」の流行語をパロディーしてコメントを残すことが広がった。彼女が掲載する映像にチョン・ボソク、ファン・ジョンウム、チン・ジヒなどMBC「明日に向かってハイキック」の人物になったかのようなネットユーザーのコメントが多数掲載され、笑いを誘った。シン・セギョンのきれいな顔を見るだけでも気持ちがよくなるが、次はどんな日常のコンテンツでファンを喜ばせるのか、これからが楽しみだ。
記者 : ファン・ヨンド