YGヤン・ヒョンソク前代表、検察が逮捕状申請を却下…非拘束捜査を続けることに

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写真=Newsen DB
検察が、YG ENTERTAINMENTのヤン・ヒョンソク前代表に対する警察の逮捕状申請を却下した。

3月25日、KBSの報道によると、京畿(キョンギ)南部地方警察庁広域捜査隊は、iKONの元リーダーB.Iの薬物捜査をもみ消そうとした疑い(犯人逃避教唆など)で、先週ヤン・ヒョンソクら2人に対して、水原(スウォン)地検に逮捕状を申請した。

水原地検は、裁判所に逮捕状を請求しなかった。検察の関係者は、「現段階で拘束の事由が認められ難いため、却下した」とのことだ。逮捕状を請求しても、裁判所が棄却する可能性が高いと判断したとみられる。

これにより、警察はヤン・ヒョンソクに対する非拘束捜査を続けていくこととなった。警察によると、早ければ4月初旬に捜査を終え、ヤン・ヒョンソクの薬物捜査もみ消しの疑いなど、事件を検察に送致する見通しだ。警察の調査の過程で、薬物使用を認めたB.Iも検察に送検されるものとみられる。

ヤン・ヒョンソクは、歌手練習生出身であるA氏が2016年に麻薬使用の疑いで逮捕され、警察の取り調べをを受けた当時、YG ENTERTAINMENT所属の歌手だったB.Iに大麻を渡したことがあると陳述したが、A氏を懐柔・脅迫して陳述を変えさせた疑いが持たれている。

その他にも、業務上背任の疑い(陳述を変えた対価として支払った弁護士費用をYGの資金で支払った疑い)、犯人逃避教唆の疑い(A氏の供述変更を通じて犯罪嫌疑のあるB.Iに対する警察の捜査をもみ消した疑い)が持たれている。

ヤン・ヒョンソクは1月8日に行われた対面調査で疑いを否認し、A氏はヤン・ヒョンソクの疑いがすべて事実だと主張したという。

これとは別に、ヤン・ヒョンソクは常習賭博の疑いも持たれている。数年前にアメリカ・ラスベガスのホテルで、数億ウォン(約数千万円)の賭博をした疑い(常習賭博の疑い)で、最近検察に送致された。

2014年、ソウルの高級レストランでマレーシアの資産家ジョー・ローらに性接待をした疑いについては、昨年11月に嫌疑なしの処分を受けた。

検察は、ヤン・ヒョンソクの売春斡旋などの疑いに関連し、売春の状況を裏付ける陳述や物的証拠がないという理由で、このような結論を下した。ヤン・ヒョンソクと共に検察に送致された東南アジアの事業家1人、風俗店の関係者1人、従業員1人も証拠不十分で不起訴処分となった。

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記者 : ファン・ヘジン