KARA出身ハラさんの実兄、遺産相続に関する法律「ク・ハラ法」を請願…ファンに呼びかけ“国民10万人の同意が必要”

OSEN |

KARA出身ハラさんの実兄が、実母を相手に遺産相続の分割審判を裁判所に請求した中、「ク・ハラ法」制定のために国会に立法を請願した。

本日(18日)、ハラさんの実兄の法定代理人を務めている法務法人エスのノ・ジョンオン弁護士は「『直系尊属または直系卑属に対する扶養義務を著しく怠った場合も相続欠格事由に追加し、寄与分の認定要件を緩和する』として『ク・ハラ法』の制定を促す」とし「国会に『ク・ハラ法』制定のための立法請願をしました。現行の法体系によると、子供に対する養育義務を長い間果たさなかった親がいる場合でも、子供が事故などで親より先に死亡した場合、特別な事情がない限り、死亡補償金をはじめとする子供の財産は、その子供を捨てた親に相続されます。しかし、このような結果は子育てに対する自身の義務は果たさないながらも、子供の切ない死亡による財産的利得をその親が得るという点で、普遍的な正義と人倫に反します」と明らかにした。

また「私たちは、遺産相続の分割審判請求事件を進行しながら、『ク・ハラ法』(民法相続編一部改正案)の制定を請願することになりました。もちろん、ク・ハラ法が作られたとしても、ハラさんの家族が進行している本事件に改正された法はすぐには適用されません。それにもかかわらず、子供時代に実母に捨てられ、生涯を孤独と恋しさで苦しんできたハラさんの悲劇のような事が、私たちの社会で二度と起こらないように、ハラさんの名前が私たち社会をより普遍的な正義と人倫に合致する場所に変えることを願う気持ちで、立法請願をすることになりました。すでに多くの同じような残念な事例があったにもかかわらず、ここ10年以上の間、一歩も前に進むことができないもどかしさも、今回解消したいと思います」とし、立法請願した理由を説明した。

ハラさんは昨年11月、ソウル市江南(カンナム)区清潭洞(チョンダムドン)の自宅で遺体で発見され、その後彼女の財産をめぐる法的紛争が起きた。ハラさんの実兄の主張によると、実母はハラさんが9歳の時に家出をし、20年近く連絡の取れない状態で暮らした。しかし、ハラさんが亡くなった後に、生前に所有していた不動産売却代金の半分を要求したと主張し、これに対してハラさんの実兄は、実母を対象に遺産相続分割審判を裁判所に請求した。

また、この日ノ・ジョンオン弁護士は「立法請願が国会に正式に提出されて審査を受けるためには、今後30日間で10万人の国民の同意が必要です。『ク・ハラ法』が制定されるよう、これまでハラさんを愛してくださった多くの方々にもう一度心からの関心と協力を切にお願いいたします」とし、青瓦台(韓国の大統領府)国民請願掲示板の投稿リンクアドレスも添付した。

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記者 : ハ・スジョン