ケ・ハンヒデザイナーのファッションブランド「EYEYE」ソ・ヒョンジンが着用し電話が殺到

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ケ・ハンヒデザイナーのファッションブランド「EYEYE」は、“チェック柄の名店”と呼ばれている。特に可愛らしいチェック柄の衣装が多い。ソ・ヒョンジンがドラマ「ビューティー・インサイド」でチェック柄の衣装を着用した翌日、問い合わせの電話が殺到したという。このドラマでイ・ダヒも「EYEYE」の衣装を頻繁に着用していた。

「ソ・ヒョンジンさんとチェック柄がとてもよく似合っていました。消費者が“ソ・ヒョンジンチェック”と言うほどでした。パク・ナレさんも『私は一人で暮らす』などのバラエティ番組でよく着用しています」

ケ・ハンヒデザイナーは、子供の頃からデザイナーを夢見ていた。高校2年生、17歳の時にロンドンのセントラル・セント・マーチンズに入学した。歴代最年少入学だった。アメリカ・ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザイン、ベルギーのアントウェルペン王立芸術学院と並んで、世界3大デザインスクールに挙げられる。

「セントラル・セント・マーチンズは0等級を履修した後に再度試験を受けて入学しますが、私は0等級なしで、すぐに1年生として入学し最年少入学生になりました。ファッションデザイナーの道を歩むことにしたので、すぐに学びたかったです。子供の頃から一生懸命に生きようと努力しました」

彼女は、高校時代の数学の時間にも絵を描いた。先生に怒られた後も、トイレに行って描いていたという。最後まで貫くスタイルだ。留学生活は容易ではなかった。これまでの経験を無視することはできなかった。入学当初は成績がどん底だったという。しかし、彼女は諦めなかった。歯を食いしばって懸命に勉強した。結局、最終的に5人だけが参加できる卒業ファッションショーに参加した。

ケ・ハンヒデザイナーは、2012年に「KYE」をローンチした。デザイナーコレクションでは、抽象的なコンセプトをインパクトのあるメッセージで表現するブランドだ。デビュー当初からFENDI(フェンディ)のカール・ラガーフェルド、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)のニコラ・ジェスキエール、KENZO(ケンゾー)のウンベルト・レオンなど、世界のファッションの巨匠から注目を集めた。

2016年にローンチした「EYEYE」は、“毎日着たい服”がコンセプトだ。自身のクローゼットにあったら良いな、と思う服を追求する。軽くカジュアルであり、カラフルで少女感がにじみ出る。

「欲は終わりがないですよね。次は大人っぽい服も作りたいです。私が作った服を母が着てくれたら嬉しいです(笑)」

「EYEYE」はアイドル、女優、海外セレブなど、年齢に関係なく、着ることが可能である。いくつかの製品は、男性が着ることができるビッグサイズで作られている。実際にベーシックラインのローンチ前にも、カーディガンやジャケト類はビッグサイズで製作され、ジュンス、SUPER JUNIORのヒチョル、WINNERのキム・ジヌ、AB6IXのイ・デフィなどが着用して話題を集めた。

彼女は2017年に「フォーブス」が選定した「30歳未満のリーダー30人」にも選ばれたほどの有名人である。しかし、最初は容易ではなかった。振り返ってみると、危機の連続であった。2016年にジーンズブランド「PLAC」を運営するプラシドウェーブ・コリアと協業して、セカンドブランド「EYEYE」をローンチした。しかし予期せぬことが起こった。プラシドウェーブ・コリアが企業再生手続きをしたのだ。彼女は危機に気後れせずにチャンスを待った。その後が自ら買収した後に、「EYEYE」を引っ張っている。

「世の中には、簡単なことが一つもないでしょう。今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ファッション業界が大変ですので。それでも耐えて乗り越えますよ」

2014年に自分の考えを収めた本「見栄えがいい」を発行した。当時、電子メールやSNSを通じて、ファッションに関する進路の質問を多数受けた。ファッション業界に夢を持ち躊躇している若者たちに、友人のようなアドバイスをエッセイに盛り込んだ。最近はYouTubeチャンネル「ケデザイナー」を開設した。最初はDIYをしようとしたが、今ではコレクションを紹介することに集中している。

「今年の目標は、オフィスの移転です。もっと良い場所に行って、カッコよく飛翔しないと。(EYEYEは)韓国だけでなくアジア、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパでも販売されています。今年はヨーロッパの攻略により拍車をかける予定です」

ケ・ハンヒデザイナーの「EYEYE」は、韓国最大のKファッションモールであるHANコレクションの済州(チェジュ)ドリームタワー複合リゾート店とソウル東和(トンファ)免税店ビル店に入店して、今年の夏に新店舗をお披露目する予定だ。

記者 : クァク・ミョンドン、写真 : クァク・ギョンフン