「浪漫ドクター キム・サブ2」アン・ヒョソプ“プレッシャーが大きかった…絶えず自分自身に質問を投げた”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=STARHAUSエンターテインメント
シーズン1に続き、シーズン2も成功した。2月に韓国で最高視聴率27.1%(ニールセン・コリア、全国基準)を記録しながら幕を下ろしたSBS 「浪漫ドクター キム・サブ2」のことだ。

2つのシーズンを経て、ドラマの中心軸を担当したハン・ソッキュを筆頭に、出演者一人一人の存在感が素晴らしかった。その中でもキム・サブ(ハン・ソッキュ)の弟子で、“本物の医者”に成長したソ・ウジン役のアン・ヒョソプの活躍も目立った。

アン・ヒョソプが演じたソ・ウジンはGS(外科)フェロー2年目で、家族の無理心中から唯一生き残った傷を持っている医者だ。アン・ヒョソプは、ソ・ウジンの暗い叙事と感情描写を繊細に表現し、“信頼できる俳優”という好評を受けた。

最近、ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)のあるカフェで行われたインタビューで、アン・ヒョソプはこのような評価に対して「周りの皆さんが作ってくれたことだ」と謙遜して答えた。

続いて「撮影に入る前からプレッシャーが大きかった。シーズン1の制作陣とトルダム病院のメンバーは変わらず、一部の人物だけが変わるわけなので比較されると思った。不安で色々と考えるようになった」と打ち明けた。

5ヶ月間「浪漫ドクター キム・サブ2」の撮影に専念した彼は、「撮影に入ってからは監督や先輩たちがたくさん応援してくれた。自信も吹き込んでくれた。だから、うまく率いてきた」と説明した。

また、「キム・サブは僕にとって道標のような存在だ。僕自身を前向きにしてくれたし、人生の浪漫とは何なのか、少し教えてくれた。みんなが『いいえ』と答える時に『はい』と答える、正義感のあるキャラクターだった。最近の世の中に必要だ」と明かした。

「浪漫ドクター キム・サブ2」は、アン・ヒョソプの初めての医療ドラマだった。医者の演技を準備しながら、様々な専門知識や糸を切ったり縫ったりする方法を身につけるなど、努力の連続だった。アン・ヒョソプは半年近くソ・ウジンを演じながら、医者という職業、そしてドラマがくれるメッセージにいろんなことを考えるようになったと説明した。

彼は「手術するシーンでダミー(模型)を使うことを知っていながらも、いい加減にできなかった。生まれたばかりの赤ちゃんを抱き上げるシーンでも、命に対する尊重と敬意が生まれた」と付け加えた。

また「浪漫ドクター キム・サブ2」の後半を飾った、ヨ・ウンヨン(キム・ホンパ)院長の尊厳死エピソードに驚いたと話した。アン・ヒョソプは、「自身の死を選ぶ権利があるかの話だが、非常に難しい問題だ。こればかりは自ら選ぶというヨ院長の決定と、それを聞いて涙を流すパク・ウンタク(キム・ミンジェ)も理解できた」と話した。

この日のインタビューでアン・ヒョソプは 、「浪漫ドクター キム・サブ2」の俳優の間で最も熱い討論が行われたシーンを一つ紹介した。第8話に登場した、無期懲役の患者の臓器寄贈エピソードだ。

彼は「現場でも俳優たちの間で『寄贈しなければならない』『寄贈してはいけない』の二つに意見が分かれた」とし、「ソ・ウジンのように自分に絶えず質問を投げながら演技に臨んだ。家族を考えたらできなかったと思うが、結局生命に対する尊重が優先視された」と話した。

ソ・ウジンがトルダム病院の人たちを自分の家族のように感じたように、アン・ヒョソプも「キム・サブ2」の共演者たちと制作陣が家族のようだと愛情を示した。そこで、同僚俳優たちに対して些細なことを質問した。

アン・ヒョソプは、ハン・ソッキュとの出会いが忘れられないと言った。彼は「初めての台本読み合わせに、先輩は釣りの後のような服装で出席した。それなのに、後光がさしているようだった」とし、「対話してみたら自由奔放だった。いつも後輩たちを待ってくれて、気後れしないようにかばってくれる。自身がちゃんと映らないシーンでも適当に演技しない。最高の先輩だ」と絶賛した。

作中でラブラインを形成したチャ・ウンジェ役のイ・ソンギョンに対しても質問した。アン・ヒョソプは「前向きなエネルギーが溢れる、いいお姉さんだ。しかし、僕がソ・ウジンのように壁がある性格なので、親しくなるのに少し時間がかかった」と説明した。続いて「キスシーンは監督が気合を入れて撮影した。視聴者からのコメントでも『線を越える瞬間』と言われた」と笑った。

そして、トルダム病院の院長パク・ミングク役を演じたキム・ジュホンのギャップのある魅力も紹介した。彼は「ジュホンさんは演技をする時と普段の姿が正反対だ。演技をする時は眼差しが変わり、カリスマ性を感じられる。しかし、カメラの外ではおとなしくて素直な人だ。面倒を見てあげたい兄さんだ」と話した。

アン・ヒョソプが「浪漫ドクター キム・サブ2」で久々に会った縁もあった。2年前、「30だけど17です」で共演したヤン・セジョンだった。彼は「当時はお互いを大切に思う叔父と甥の関係だったのに、ここではスパークが飛ぶシーンが多くて撮影前からときめき、楽しみだった。(セジョン兄さんに)現場で会ったらすごく嬉しかった。新しい思い出ができたようだ」と明かした。

記者 : ソク・ジェヒョン