Davii、Block B ジコとのコラボを熱望?「個人的にファン…一緒に作業したいです」

TVREPORT |

雨の日には音源チャートを遡る曲がある。2017年に発表されたHeizeの「雨も降ってそれで」もその一つだ。Heizeが音源女王の仲間入りを果たすのに大きく役立ったこの曲には、Heizeの他にもう一人の手が加わった。音楽プロデューサー兼シンガーソングライターのDaviiだ。

最近、TVレポートと会ったDaviiは著作権の収入がいい曲として「雨も降ってそれで」を挙げながら、ジャズの色をたくさん見せたかったと述べた。そして今回は“Heizeの歌の作曲家”ではなく、“歌手”Daviiとして思う存分ジャズを見せるつもりだ。先月5日に発売し、デビュー6年目で初めてのEP、Daviiだけのジャズが盛り込まれた「CINEMA」に対して様々なトークをしてみた。

――初めてEPを発売する感想は?「CINEMA」を簡単に紹介してください。

Davii:初めてスタートするような感じです。覚悟も人並み外れてます。前はプロデューシングに集中しましたが、今回のアルバムはアーティストとしてのDaviiを見せる初段階だと思います。初トラックから最後のトラックまで聴いた時、ロマンス映画を一本観終わったような感じを与えたかったので、イントロにプロジェクターの音も入れました。

――タイトル曲を「翼」に決めた理由、お気に入りの曲はありますか?

Davii:「翼」は僕の経験談を書いた歌なので、一番気持ちが盛り込まれています。曲を難しく作る時もありますが、この曲は聴きやすいです。他の曲の中では「世の中のすべてが全部君」という曲も好きです。この2曲の中でどれをタイトル曲にするか悩みました。ジャズピアノに基づいた歌です。今後、ジャズ風の歌がもっと多くなると思うので、今回は感性的な部分により集中しました。

――クォン・ジナさん、Heizeさん、Babylonさん、Girl's Day ミナさんまで一緒に作業した歌手のラインナップが華やかですが、どうやってコラボすることになりましたか?

Davii:クォン・ジナさんは前からファンでした。SNS上でDMを送ったり、クォン・ジナさんの事務所に知り合いがいて、様々な方向からコンタクトしました。Heizeさんは知人の紹介で知り合いましたが、僕が作った曲をいくつか聴いて一緒に作業したいと言ってくれたので始めました。Babylonさんは先にDM送って、一緒に作業したいと言ってくださりました。午前1時にDMをもらい、その日に会ってすぐに一曲が完成しました。ミナさんはGroovyroomのパーティーで初めて会いました。「試行錯誤」は女性ボーカルのフィーチャリングが必要だと思いながら作りましたが、ミナさんの声が好きだったので一緒にすることになりました。

――ポール・キムさんとも親交があると聞きましたが、一緒に作業はしていませんか?

Davii:曲の作業は一緒にしています。いつになるかはまだわかりませんが、一緒に作った曲が発表されますよね?(笑)。以前、ポール・キム兄さんのコンサートに行ったら踊っていたので、いいなと思いました。僕も後でダンスまでではないですが、簡単な動きを準備してみようと思っています。

――SUPER JUNIORのアルバムをプロデューシングしましたね。ソロとグループ問わず作業しているようですが、どちらが作業しやすいですか?

Davii:両方面白いですし、よく合っています。もっと楽なのはソロです。一人ですから(笑)。僕がプロデューサーデビューを果たしたのがBEAST(現Highlight)のアルバムだったので、よりグループに慣れてますが、メンバーが多ければ多いほど一つの曲に多くの性向を盛り込まなければならないので、そういう面ではソロが楽だと思います。

――自身と他の歌手の音楽をする時、よりプレッシャーを感じるのはどちらですか?

Davii:上手くやらなきゃというプレッシャーは、他のアーティストの音楽をする時のほうがより大きいと思います。アーティストの気持ち、会社の気持ちも入らなければならないので(笑)。また、結果的にもある程度、僕に責任があるのでもっとプレッシャーがあると思います。なので、細かく一つ一つ気にするようになります。

写真=キム・ジェチャン
――また一緒に作業をしてみたいアーティストがいますか?

Davii:一緒にやってみたかった歌手のみなさんとは今ほとんど一緒にやってますが……あ、Block Bのジコさんが大好きです。まだDMは送ってません(笑)。知り合いではないですが、個人的にとてもファンです。アイドル、ソロアーティスト、プロデューサーとしても成功し、歌も自分で作り、会社も運営しているじゃないですか。僕が進みたい道で、海外の歌手の中ではジェイミー・カラムです。韓国のジェイミー・カラムみたいなポジションになりたいです。ジャズシンガーソングライターとしてジャズを普及させたアーティストなので、僕も韓国でジャズというアイデンティティを持ってもう少しラフに人々に近づきたいです。

――YouTubeのチャンネルを見たら、防弾少年団のカバー映像が結構多かったですね。

Davii:防弾少年団の歌のサウンドが前から好きでした。特に「RUN」です。とてもポップらしかったですし、編曲も全体的な構成もよかったです。メンバーたちの声の調和も完璧だと思っていたのですが、今はK-POP文化を世界に広めています。おかげで韓国にいる他のアーティストたちが、少しラフに音楽ができるんだと思います。

――音楽を始めたのはいつですか?

Davii:高校2年生の冬休みでした。当時、ジャズというものに初めて触れました。その前までは勉強をしていましたが、突然音楽がやりたくて道を変えました。当時は入試に向けた音楽を学んで、ラッキーなことにホウォン大学の作曲科に入れました。

――突然音楽をすることになった時、両親はすぐに許してくれましたか?

Davii:完全に反対していました。僕が音楽をすると言い出す2週間前ぐらい、勉強を頑張ってみようと父と一緒に本屋に行って科目別の問題集を3冊ずつ買いましたが、それを新しいまま捨てました。音楽をするという決定を下したら、早めに変えなきゃと思いました。高校3年生の時に許してくれましたが、それからはたくさんサポートしてくれて、今は喜んでいます。

――インタビューをしてみると、自分の色がなければならないというアーティスト、色を限る必要はないというアーティストがいます。どちらに近いですか?

Davii:プロデューサーとしては色がなくてもいいという立場ですが、アーティストとしてはジャズという一つの色を決めてやっていきたいと思います。

――これは少し敏感な質問なのかもしれませんが、今の音源チャートについてどう思いますか?

Davii:僕は結構前からチャートを見てませんでしたが、最近はかっこいいアーティストの歌がチャートにたくさんあるようなので再び見てます。最近はジコさんの「Any Song」にハマってます。最近グランドピアノを買いましたが、初めての自慢映像として「Any Song」を弾いているところをアップしました(笑)。

――今回のアルバムを通じて、得たい成果や目標はなんですか?

Davii:アーティストとしてのDaviiがどう進み、どんな考えをしているのかを見せたいです。これからもアルバムを出すたびに、自分が考えていることを盛り込む予定です。また、僕の芸名は音楽を通じて人々に「答え」(韓国語の発音:ダビ)になってあげたいという意味を持っていますが、そのように人々に僕の音楽を聴いて気持ちを楽にしてほしいです。

――最後に伝えたいことはありますか?

Davii:ジコさん、(ジコさんの)音楽を本当によく聴いています。後でぜひ一緒に作業したいです。DM送りますね(笑)。

記者 : キム・ミンジ