世界三大映画祭の一つ「第70回ベルリン国際映画祭」の授賞式が先月29日（日本時間1日）に開催され、ホン・サンス監督の新作「逃げた女」（原題）が監督賞を受賞した。

同監督の作品がベルリン国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされたのは4回目だが受賞は初めて。最高賞「金熊賞」は逃したが、監督賞の栄冠に輝いた。金熊賞にはイラン出身のモハマド・ラスロフ監督作「そこに悪はない」が選ばれた。

「逃げた女」は夫が出張に行った間に妻ガムフィ（キム・ミニ）に起こる出来事を描いた。2回の約束された出会いと1回の偶然の出会いを通じて、昔からの友人3人に会ったことで起こるガムフィの変化を描く。

2017年の同映画祭コンペティション部門ではホン・サンス監督の「夜の浜辺で一人」に出演したキム・ミニが主演女優賞（銀熊賞）を受賞している。