チョ・ヨジョン、演技だけじゃない!世界が注目する授賞式ファッションを徹底分析

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映画「パラサイト 半地下の家族」が“アカデミー賞4冠”を受賞する大記録を打ち立てて話題を呼んでいる中、主役であるチョ・ヨジョンに対する世界の関心が高まっている。東洋的な美貌に代替不可能な演技力で世界の人々の心を掴んだチョ・ヨジョン。さまざまな授賞式のレッドカーペットで披露したチョ・ヨジョンのドレスファッションは、多くの人々にとってもう一つの見どころとなったが、特に「第92回米国アカデミー賞」で節制された韓国の美を強調したスタイルを披露し、スポットライトを一身に受けた。小柄だが運動で鍛え上げられたボディで、どんな服も“完璧に着こなす”チョ・ヨジョンに対して、ルイ・ヴィトン、プラダなど、世界の高級ブランドからラブコールも絶えないという。カンヌ映画祭からアカデミー授賞式まで、有名な世界の授賞式を輝かせたチョ・ヨジョンのドレスファッションを分析してみた。


2019年5月、「第72回カンヌ映画祭」

「カンヌ映画祭」に参加したチョ・ヨジョンが、エレガントなドレスファッションで会場の視線を集めた。韓国のデザイナーが制作した黒いドレスを身にまとって、グラマラスなボディをさり気なく強調し、セクシーさと雅やかな魅力を同時にアピールした。特に羽のデザインが魅力的なブシュロンコレクションラインのダイヤモンドイヤリングをつけて、エレガントな魅力をアピールした。そこに無駄なくシンプルに演出したポニーテールヘアを演出し、クラシックながら洗練されたスタイルを完成した。“カンヌを魅惑したビジュアル”とも言うべき、完璧なスタイリングと言わざるを得ない。



2019年10月3日、「第24回釜山国際映画祭」

普段からヌードトーン系の衣装を選ぶことが多かったチョ・ヨジョンが、釜山(プサン)国際映画祭(BIFF)で再びヌードトーンのドレスを選択した。色とりどりにスタイリングした他の女優たちのドレスとは違って、シンプルなヌードトーンのホルターネックドレスを身にまとったが、レッドカーペットでは誰よりも輝くビジュアルを誇った。そこに長いシルバーイヤリングとブレスレットで、ほのかなアクセントを入れた。過度にならないドレスとシンプルなアクセサリーまで、チョ・ヨジョン特有の上品なルックスが光を放つ授賞式ファッションである。


2019年11月21日、「第40回青龍映画祭」

「第40回青龍映画祭」で主演女優賞を獲得したチョ・ヨジョン。この日、彼女は魅力的な“ブラックスワン”のような様子で、取材陣のフラッシュを浴びた。ベルベット素材を活用した黒いチューブトップドレスを身にまとい、シンプルに結んだヘアスタイルに、ナチュラルにまつげだけを強調したメイクで、人形のようなビジュアルを強調した。この日チョ・ヨジョンは、アクセサリーを最小限に抑え、ネックレスをせず、むしろ長く華奢なネックラインと鎖骨を強調し、過度にならないクリスタルのイヤリングとブレスレットで雅やかな上品さを加えるファッションセンスをアピールした。


2020年1月5日、「77回ゴールデングローブ賞」

「第77回ゴールデングローブ賞」では、春の香りを含んでいるような爽やかながらも愛らしいスタイリングで注目を集めた。この日のドレスファッションは、彼女が「パラサイト 半地下の家族」で参加した授賞式ファッションの中で最も華やかなスタイリングだった。赤とピーチカラーを活用したツートンカラーのシフォンドレスは、レッドカーペットふさわしく、胸の部分にあしらったフリル装飾を生かしたドレスデザインのおかげで、女性らしい魅力がより一層強調された。また、ラグジュアリーブランド・スチュワート ワイツマンの赤いハイヒールを吐いて、強烈な魅力をアピールした。


2020年2月9日、「第92回米国アカデミー賞」

オスカー授賞式でチョ・ヨジョンが選んだ衣装は、ヌードトーンとブラックが合わさった上品なドレスだ。通常アカデミー賞といえば、華やかで強烈なドレスを選択する場合がほとんどだが、チョ・ヨジョンはこのような固定概念を破って、“上品さ”を強調した異例のドレスファッションを披露した。華やかさにフォーカスした海外ラグジュアリーブランドではなく、“節制されたオリエンタル・ビューティー”を強調した韓国のデザイナーブランドであるアボアボドレスを身にまとった。衣装は上品なデザインを選択したが、その代わりにチョ・ヨジョンはジュエリーでアクセントを加えた。殺到する協賛オファーの中で、チョ・ヨジョンはなんと2億ウォン(約1900万円)ものダミアーニのダイヤモンドネックレスを最終的に選択し、ブランドの関係者は喜びと興奮を隠せなかったという裏話だ。今回のオスカー授賞式のファッションについて「目立たない」「小さく見える」というネットユーザーたちの反応もあったが、チョ・ヨジョンのスタイリングは決して平凡ではなかった。韓服を連想させる韓国デザイナーのドレスで、韓国の美しさを世界中にアピールしたチョ・ヨジョンのスタイリングに拍手を送りたい。

記者 : ファン・ヨンド