KARD、4thミニアルバム「RED MOON」でカムバック“私たちらしさを盛り込んだ音楽”

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写真=DSPメディア
男女混成グループKARDが従来のカラーを維持しながらも、よりグレードアップした魅力を披露した。

KARDは2月12日、各音楽配信サイトを通じて4thミニアルバム「RED MOON」を発売した。昨年9月に発売した2ndデジタルシングル「Dumb Litty」以来、約5ヶ月ぶりのニューアルバムである。

J.sephは今回のカムバックについて「前のアルバムは音楽番組に出演できず、海外ツアーを行っていたので韓国のファンの皆様に申し訳ない気持ちがありましたが、今回のアルバムは音楽番組でも活動することが出来て嬉しいです。一生懸命準備したのでファンの皆様にも喜んでいただけたら嬉しいです」と語った。

チョン・ソミンは「ひとつの楽曲ではなく5曲が収録されているミニアルバムなので、より頑張って準備しました。ファンの皆様が待ってくださったカムバックをする事が出来て嬉しいです」と伝えた。

新しいミニアルバムにはムーンバートン(Moombahton)とEDM、そしてトラップ(TRAP)が調和したタイトル曲「RED MOON」をはじめ、BMが作詞・作曲・編曲に参加した「GO BABY」、男女別のユニット曲「ENEMY」「INFERNO」、昨年9月にデジタルシングルで発売した「Dumb Litty」までの全5曲が収録された。

チョン・ジウは「『ENEMY』『GO BABY』『RED MOON』の3曲がタイトル曲の候補でした。この中から会社で投票してタイトル曲を決めました。『ENEMY』は女性メンバーの楽曲、『INFERNO』は男性メンバーの楽曲です。BMの自作曲が3曲入りました。『ENEMY』はKARDの楽曲として収録しようと思っていたのですが、レコーディングをしてみたら女性メンバーの楽曲にした方がいいと判断しました」と説明した。

続けてBMは「『GO BABY』は熱い愛が熱い別れに変わる話ですが、別れを経験した人なら共感できる歌です。『INFERNO』は僕とJ.sephが公演で一緒に歌った楽曲で、ステージを見せる度にファンの反応が熱かった曲です。新たに編曲して、さらにグレードアップした曲です」と紹介した。

KARDと切っても切れないテーマが「ムーンバートン」だ。2016年12月のプロジェクトデビュー当時、披露した「Oh NaNa」を皮切りに、昨年発売した「Bomb Bomb」まで続けてムーンバートンを披露し、「KARD=ムーンバートン」というイメージを手に入れた。

しかし、これについてのメンバーの苦悩もあったという。アルバムを準備する過程で、今回もムーンバートンジャンルを選んだ方が良いのか判断に苦しんだという。

チョン・ジウは「いつも曲を決める時、新しい試みをするか、従来の特色を維持するかたくさん悩みます。私たちが最初に注目を集めたのはムーンバートンでしだが、根本的にKARDは『トレンディーな音楽を取り入れよう』という考えを持っています。変わり続けるトレンドに合わせて新曲を披露したい気持ちもありますが、実際に収録される楽曲は従来の特色を維持した曲が多かったです。ちょうど曲もよかったですし、ファンの方々が私たちの歌を好いてくださるのにはきっと理由があるだろうと思って、今回はKARDらしいアルバムにしようと決めました」と考えを語った。

チョン・ソミンは「ムーンバートンの法則を破った楽曲が『Dumb Litty』だったと思います。その曲を通じて、私たちにももっと多くのことができるということをお見せしたく『今回はムーンバートンをしない方がいいのではないか』と思いました。しかし、多くの楽曲の中で『RED MOON』が一番タイトル曲にあっていると思いました。前回よりも更に力強くなったという点での違いもあると思います」と伝えた。

メンバーらはもちろん悩みもあったが、タイトル曲の完成度には自信があると語った。パワフルなパフォーマンスもメンバーらの魅力を最大限に引き上げた。

チョン・ソミンは「ご覧になったらびっくりすると思います。それだけ振り付けがよくできました。ダンサー8人とダンスの映像を撮影しましたが、4人では見ることの出来なかったシーンもご覧になれます。きれいな部分も多いので早くお見せしたいです」と自信に満ちた姿を見せた。

チョン・ジウも「私のパートでは足を上げて回す振り付けもありますし、4人が一直線に立ってダンスブレイクをする場面もあります。男女を問わず、力強いパフォーマンスをお見せする予定です」と話した。

J.sephはアルバムを準備する過程でダイエットもしたという。J.sephは「もともと太らない体質ですが、夜食をたくさん食べたせいか、急に太りました。ずっと努力して『Dumb Litty』の時より5kgほど減量しました。ずっと『太った』という指摘があって、悔しくて体重を減らしましたが、ダイエットしたあとに撮影した時、もっとよく写って自信も沸きました」とエピソードを伝えた。

4人のメンバーの個性が強く、色々な組み合わせを試みることができる長所を持っているというKARDのメンバーらは、今後ユニットや個人としても様々な活動を披露したいという。

チョン・ジウは「個人的には、ジャズからバラードまで様々な音楽が好きです。今後機会があれば、私たちのアルバムでも、様々なジャンルの楽曲を取り入れて披露することができれば、より面白いのではないかと思います。これまでお見せしてきた姿の他にも、ボーカル的な面で実力を披露したいです」と話した。

J.sephは「まだ実力は足りませんが、僕は切ないバラードを一度披露してみたいです。SG WANNABE、M To M先輩のようなイメージです。いつかファンの方々にもお聞かせできる機会があれば良いです」と希望を語った。

BMは自身だけが持つ魅力を披露する機会を着実に準備している。BMは「ラップとR&Bが調和を成すアルバムを作りたいです。準備は続けていますし、かなり大切にしています。しっかり磨いています。会社とうまく調整して機会があれば今年の末か、来年の初め頃に披露したいです」と明らかにした。

プレデビュー期間を含めると、いつの間にかデビュー5年目になったKARD。依然として実現したい目標が多いというメンバーたちだが、これまでの時間を振り返った時、一番大きな変化は一体何なのだろうか?

この質問に対し、BMは「今回のミュージックビデオを撮影しながら一番大きく感じた事が、前より確実に余裕ができたことだと思います。歌やラップをする時の、カメラの前での動きがデビューした頃より余裕があると思います」と自ら評価した。

今回のアルバム活動でさらに余裕のあるステージを披露したいというKARDのメンバーらは、何よりも音楽ランキングで良い成績を収めたいと語った。J.sephは、「今回はチャートインをしてみたいです。100位になっても、とても嬉しいと思います。それからは1位歌手を目指したいです」と明かした。

チョン・ソミンは「KARDがもっと知られ、引き続きよい姿をお見せできるグループになれるよう、私たちも頑張ります。これからもKARDの歌を楽しみにしていてください」と期待を呼びかけた。

記者 : イ・ハナ