ハン・イェリ、初のハリウッド主演作「ミナリ」がサンダンス映画祭で2冠に輝く

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写真=「サンダンス映画祭」公式ホームページ
女優ハン・イェリが、ハリウッド初主演作「ミナリ」を通じて「第36回サンダンス映画祭」で受賞する快挙を成し遂げた。

「ミナリ」は最近、アメリカ・ユタ州パークシティにて開催された「第36回サンダンス映画祭」にて、自国映画競争部門(US Dramatic Competition)の審査員大賞(The Grand Jury Prize)と、観客賞(The Audience Award)を受賞し、2冠の栄誉に輝いた。

これを受けてハン・イェリは本日(5日)、所属事務所サラムエンターテインメントを通じて、「昨年の暑い夏、監督とユン・ヨジョン先生、共演者、スタッフの方々と一緒に汗を流した時間を思い出します。その努力があったからこそ、今回の『サンダンス映画祭』で良い実を結んで、とても嬉しいです」と、喜びを伝えた。

続いて「『ミナリ』を通じて良い友人に出会うことができて、感謝しています。『ミナリ』は言語の壁を越えて観客の方々とコミュニケーションすることができる作品だと思います。海外でもさらに多くの観客の方々に会うことができる日を待っています。応援してくださったすべての方々に、感謝の挨拶をお伝えします」と作品に対する愛情を表わした。

「ミナリ」は1980年代にアメリカンドリームを夢見て、アメリカ・アーカンソー州の農場に渡った韓国人家庭の物語を描いた映画だ。ハン・イェリのほか、スティーブン・ユァン、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、アラン・キム、ノエル・ケイト・チョが出演した。映画「Munyurangabo」でカンヌ国際映画祭に進出し、AFI映画祭で大賞を受賞したリー・アイザック・チョン監督がメガホンを取った。

「ミナリ」はサンダンス映画祭で2度の上映後、観客はもちろん、海外メディアの熱い注目を集めている。1月26日にライブラリーセンターシアター(Library Center Theater)と、1月28日にエクルレスシアター(Eccles Theater)にて「ミナリ」が上映された後、客席をいっぱいに満たしていた観客は、スタンディングオベーションと歓声を送った。

米ワシントン・ポスト紙は、「『ミナリ』は、今年のサンダンス映画祭で間違いなく最も優れた作品だ。絶妙なソフトさと淡泊な美しさで、移民たちの物語や家族ドラマを生かした秀作である」と評価した。

記者 : キム・ナラ