「椿の花咲く頃」コン・ヒョジン“もう終わったということを信じたくなかったです”

MYDAILY |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=マネジメントSOOP
コン・ヒョジンが涙を流した。「椿の花咲く頃」の集まりでスタッフからサプライズでお祝いしてもらった彼女は涙を流し、SNSを通じて公開されたその映像を見たファンたちは、自分のことのように胸がいっぱいになった。これは、すべて「椿の花咲く頃」に共感し、ドラマに入りこんだからこそ可能なことであった。

コン・ヒョジンは、スタッフが撮影現場で撮影した写真でノートを作成してくれ、色紙も書いてくれたと述べた。家族とも相違のないほどのスタッフたちが嗚咽し、ケーキを持ってくると、自分も感情がこみ上げてきたと打ち明けた。現場では老若男女を問わず泣いていた。

「監督がとても感激して、それがおかしくてSNSにアップロードしたんです。私が泣いている姿はドラマでうんざりするほど見ただろうし(笑)。スタッフ全員が感動している状態でエンディングを一緒に見て、その心を共有していました」

KBS 2TV水木ドラマ「椿の花咲く頃」は、昨年韓国で放送された地上波ミニシリーズの中で最高視聴率を記録したほど、爆発的な愛を視聴者から得た。なんと23.8%(ニールセン・コリア全国基準)というなかなか見ることのできない視聴率を記録した。コン・ヒョジンはこのような視聴率について「予想できなかったです」と述べた。

「視聴率が20%を超えることも想像できなかったのですが、実際に20%を超えました。最終回の視聴率は高く出る傾向があるでしょう。23%を超えていればいいな、最高視聴率であれば良いなと思っていましたが、そのような数字が出ました。もちろん視聴率というのは象徴的なものではありますが」

写真=マネジメントSOOP
「椿の花咲く頃」を見た人々が脚本家の筆力に感心していたように、コン・ヒョジンもしっかりとしていながらも、笑いと感動を行き来するイム・サンチュン脚本家の台本に称賛を惜しまなかった。

「話がありきたりでなく新鮮にシーンを構成し、涙がどっと流れるしかないように書いてくれました。私たちの間でも台本をもらう度に感心してきました。悲しげに泣いていたと思ったらコメディにぱっとなったり。話を進めるコーナリングが本当に良かったと思います。台本を見ないまま映像のみを見た時もそういうことが感じられたと思います。視聴者も私たちの心と同じように、非常に気に入ったのだと思いました」

コン・ヒョジンが演じたトンベクは主体的なキャラクターであった。トンベクに惹かれた“純情ストレート男”ヨンシク(カン・ハヌル)の存在があり、またロマンスの中の女性主人公が、一般的には受動的に描かれる中でも、「トンベクはトンベクが守るんだ」というヨンシクの言葉のように、自分で自分の人生を開拓していった。このような人物が好みだというコン・ヒョジン。良い作品を見極める眼を持った彼女はこれまで“興行不敗”であった点に話が及ぶと「脚本家を信じてついて行って、予想よりも素晴らしかった時も多かったんです。私がよく見つけたんだなという思いがしました」と冗談を言った。

しかし、トンベクがヨンシクに別れを告げるシーンの場合は、心配したという。ヨンシクに「ママをします」と別れを告げるトンベクを理解することができなかったらどうしようという杞憂であった。

「トンベクの性格から、別れる決心をするしかなかったんだなと思うようなシーンに見せました。誰もがそのような状況を理解することができたかと思います。それがだめだったらどうしようと少し心配もしました。ドラマを見ていれば『その事で別れるの?』という気がする時があるでしょう。私たちのドラマはそのように感じられなかったようで幸いです。ですがコメントは見ませんでした。もしかすれば……と思って(笑)」

写真=マネジメントSOOP
視聴者がそうであるように、コン・ヒョジンも「椿の花咲く頃」に精一杯ハマり、愛情を抱き、満足したようだった。

「ドラマをやってみると、『早く終わって』『家で休みたい』と思うこともありますが、そんな考えを持たなかった作品だと思います。連載漫画を見ているように、脚本家が書く(終映以後の)21部、22部もとても気になったんです。もう終わったというのを信じたくなかったです。お姉さんたち、ギュテ、ピルグ、ジョンリョルもそう考えていたんです。誰もがそのように感じる作品も珍しいです、不思議な体験です。脚本家に21部を書いてほしいと言ったらどうでしょうか? 文章でだけです。とても気になります(笑)」

記者 : キム・ミリ