俳優リュ・スンリョンが、映画「雨光」（監督：イ・ジウォン）を次期作に決定した。

映画「雨光」は豪華に暮らしていた夫婦が一つの事件に巻き込まれて地獄に落ちた後、すべてのものを取り戻すために奮闘する家族ノワール映画だ。2018年に映画「ミス・ペク」を通じて社会的問題を特有の熱い感情で紐解き、評論家や世間から好評を受けたイ・ジウォン監督の次期作である。

リュ・スンリョンは劇中、華やかな過去の栄光の中で生きる元野球選手ファン・ジュングに扮し、家に戻るための旅路を骨太な演技で味わい深く描き出す予定だ。昨年、映画「エクストリーム・ジョブ」を通じて1600万人の観客のハートを捕らえたリュ・スンリョンの一風変わった演技を期待させる。

何よりも「ミス・ペク」を通じて別名“スペクラー”と呼ばれる熱血ファン層を生み出し、「第55回百想芸術大賞」映画部門の新人監督賞、「第19回ディレクターズ・カット・アワード」で今年の映画賞を受賞、「第31回東京国際映画祭」の「アジアの未来」に選定されたイ・ジウォン監督の新作で目を引く。人と人との間の連帯感と共同体の温かい視線でスポットを当てるイ・ジウォン監督の色彩が、より顕著に表現されることで期待を集めている。

2020年6月にクランクインする予定だ。