Block BのP.OからSEVENTEEN スングァンまで、バラエティでも大活躍のアイドルたちに注目

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今はバラエティアイドルの全盛時代だ。地上波とケーブルのバラエティ番組をアイドルが征服した。観察バラエティからトークショー、料理番組まで、彼らが進出していないジャンルは無いと言っても過言ではない。しかし、誰もが成功するわけではない。定着することができずに、逆にマイナスイメージだけ残して去る人も大勢いる。ステージでも、目立つために自身だけの特技が必要なことと同様に、バラエティでも特別な魅力を見せなければならない。個性やトークの腕前で視聴者の心を掴んだアベンジャーズ級バラエティアイドル6人に注目してみた。

◆Wanna One出身ハ・ソンウン

どこへ飛ぶか分からないラグビーボールのような性格の持ち主であるWanna One出身ハ・ソンウン。ファンによると、彼の「イプドク(オタク入門)ポイント」は5兆5億個くらいになる言われている。そんな魅力溢れるハ・ソンウンを、バラエティ番組の制作陣が放って置くわけがなかった。特別なタレント性は、Mnet「プロデュース101」シーズン2の出演時から垣間見えていた。毎回、意外な場面で冷静であったり、普段は茶目っ気溢れる性格だが、ステージに上がると慎重になる姿で、ファンの間では「分かりそうで分からないハ・ソンウン」と呼ばれたそうだ。予想に反する行動が面白いと注目を集めている。そんなハ・ソンウンは、MBC「無限に挑戦」「ラジオスター」など、出演さえすればいつも話題になり、SkyDrama「WEPLAY」では初のレギュラー出演で、毎回面白いシーンを披露した。また、フレンドリーな性格で顔が広いことでも有名だ。防弾少年団 ジミン、EXOのカイ、SHINee テミンなどと親しいことで有名で、さらにプロデューストレーニングセンターの警備のおじさんとも親しくなったぐらいだというので、正真正銘の芸能界のインサイダー(人気者)と言えるだろう。


◆Girl's Day ヘリ

どんな分野にも一応飛び込んだら百発百中だ。バラエティ、演技、音楽まで優秀な成績を収めているGirl's Day ヘリ。その中でも各バラエティ番組での活躍が際立った。ヘリがバラエティアイドルとして愛される理由は、率直で気さくな姿を見せるからだ。可愛い人形のような見た目とは異なり、体を張って笑いを届け、猫をかぶることもない姿で見ているとおのずと笑顔になる。また、ヘリは特別な愛嬌で有名だが、MBC「本物の男」で怖い教官さえ一気に魅了した「アイン~! 」を連発する必殺技シーンは、いまだにレジェンド愛嬌チャル(GIF画像)として残っている。もともと明るく愉快な姿を誇るヘリは、2015年tvNドラマ「応答せよ1988」のドクソンという役に出会った後からは親近感溢れる“国民の妹”のイメージまで加わり、バラエティ番組で特別なキャラクターを構築することになった。各番組で思いっきりタレント性を発揮し、「2019今年のブランド大賞」で今年の女性バラエティアイドル部門を受賞する光栄まで味わった。女性アイドルの中で最高のバラエティアイドルは、誰が何を言ってもヘリで間違いないだろう。


◆SEVENTEEN スングァン

バラエティ界のアルファ碁として有名なSEVENTEENのスングァンは、最初の登場から特別だった。過去、インターネット番組でトークの腕前を披露した彼は、デビューする前からファンの「イプドクゲート」を開き、本名が公開されるまではファンの間で「ミスターマイク」と呼ばれていたという。デビューしてからはMBC「マイ・リトル・テレビジョン」、KBS 2TV「バトルトリップ」などに出演し、よりプロらしくなったトークの腕前を披露して活躍した。それから元祖バラエティアイドルZE:Aのグァンヒが入隊した時、「無限に挑戦」の空席を狙ったが、番組が突然廃止となり、新しいメンバーとして出演することはできなくなった。しかし、幸運は準備していた心にのみに宿るのだろうか、スングァンは後番組のMBC「意外なQ」にレギュラーとして出演することになった。それから眩しい活躍を繰り広げ、2018年あるバラエティ番組で「年末の授賞式で新人賞を期待している」と意気込んだ。そして驚くべきことにその言葉は現実になった。その年の「MBC芸能大賞」でミュージックトーク部門新人賞を獲得したのだ。音楽とバラエティが全ての彼の手の中にあると言えるだろう。


◆MOMOLAND ジュイ

誰がガールズグループのセンターは一番綺麗なメンバーが独占すると言っただろうか。MOMOLANDのジュイはK-POP界の暗黙のルールを破り、自身だけの魅力と個性を生かして堂々とセンターになった。もちろん、最初から目立つメンバーではなかった。逆に「セルギクン(セルフショット+詐欺師)」という悪質な書き込みに悩まされたジュイ。真価が現れ始めたのは、2017年「Wonderful love」アルバムを発売してからだった。当時、ジュイはフンブジャ(興富者:興味のあることや、面白いと感じるものが多い人)ダンスで話題になり、そのおかげで音楽ランキングで逆走すると共に芸能界でもホットなアイドルとして花道を歩むことになった。人気に支えられ、B級CMで有名な「トロピカーナ スパークリング飲料」のCMに出演し、CMの中のジュイを見るだけで果肉をたっぷり含んだような爽やかさが、老若男女を問わず人気を博すことになった。堂々と“ホットなバラエティアイドル”に生まれ変わったジュイは「本物の男300」、SBS「ジャングルの法則 in スンダ列島」、MBN「ボイスクイーン」などで活躍した。


◆Block BのP.O

2~3年前までは「バラエティ新人」のイメージが強かったかも知れないが、これからは誰が何と言っても立派なベテランだ。バラエティ番組でホットなスターに浮上したことはもちろん、CM界でも活躍しているBlock BのP.O。2017年、MBC「不埒な同居」、Olive TV「騒怪レストラン」などに出演し、観察バラエティをはじめ、様々なジャンルのバラエティ番組を学んだ。それから2018年夏、tvN「大脱出」でタレントのカン・ホドンに出会い、本格的な“バラエティアイドル”としての活動に拍車をかけた。P.Oの一番大きな魅力は誰と組んでも阿吽の呼吸を見せることだ。WINNERのソン・ミノとは10年来の友情を誇りながら親友ケミ(ケミストリー、相手との相性)を披露し、カン・ホドンとは親子のように仲睦まじい姿を見せ、「ピホドン」という愛称ができたほどだ。誰とでもすぐに馴染む性格のおかげか、P.Oはバラエティの世界で順調に歩み続けている。tvNの看板バラエティ番組「新西遊記」のレギュラーメンバーになったことはもちろん、ウェブバラエティ番組「撮られると死ぬ:マート戦争」、KBS 2TV「サムバイバル1+1」などで活躍した。これほど活躍していれば、「テレビをつけば必ず出ている芸能人」と呼ばれても良いだろう。


◆VIXX ラビ

「惹かれる」「魅了される」という名前の意味通り、VIXXのラビは魅力的だ。それはステージの上だけでの魅力ではない。最近、様々な番組でこれまで隠してきたタレント性を発揮し、“バラエティアイドルの有望株”に浮上している。最初のほうは、スタイリッシュなイメージを生かしてSBS「Style Follow」「女子プラス2」などファッションや、美容に関連したバラエティ番組に出演していたが、徐々にリアルバラエティ、料理番組など、様々な番組にチャレンジし、自身の分野を広げた。そしてKBS 2TV「1泊2日」シーズン4のレギュラーメンバーになってから、ポテンシャル(潜在力)が爆発した。アイドル出身でヒップホップレーベルまで率いるカリスマ性はどこへ行ったのだろうか、突拍子もない姿を見せ、共演しているお笑い芸人たちも困惑した姿を見せた。「1泊2日」の末っ子ラビは誰も予想できなかった大胆な行動で、毎回伝説のシーンを作り出している。これまで数え切れないほどゲームの経験を積んできたキム・ジョンミンでさえ“4次元”(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)のラビを見ながら「こいつ、なんでこんなことするんだよ! 」と言うほどブレーキのない疾走を見せているという。これから彼が見せてくれる活躍に期待が高まる。

記者 : ファン・ヨンド