AKMU、ソウルコンサートで感動のステージを披露…2人の格別な思い「命が尽きるまで歌う」

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写真=YG ENTERTAINMENT
AKMUがソウルコンサートで熱い歓声を受けた。

AKMUは14日と15日、ソウル慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂でのコンサート(「AKMU [航海] TOUR IN ソウル」)を開催した。今回の公演は、両日全席完売し、視野制限席までオープンされた。

激しかったチケット争奪戦ほど、久しぶりに観客の前に立ったAKMUは、完成度の高いステージを披露した。3rdフルアルバム「航海」を基点に、楽童ミュージシャンからAKMUにグループ名を変えた彼らの変化と成長がそのまま盛り込まれた公演は、一本の叙事詩に書かれた。


◆AKMUと航海... 名曲の海にどっぷり

コンサートはAKMUが自分たちの航海に観客を招待する方式で行われた。乗組員に扮した彼らは「夢の航海案内書」というタイトルのブリッジ映像を通じて、観客たちを音楽の海に招待した。「航海」という公演タイトルにふさわしいコンセプトで、見どころ満載のものにした。

「水を得た魚」でスタートを切ったコンサートは、AKMUの正式デビュー前から現在までの名曲が網羅された現場だった。そこにバンド、ブラス、ストリングなど、韓国トップクラスのセッション構成は、AKMUの音楽をより一層生々しく具現した。

「足組むな」「RE-BYE」「Every Little Thing」は、ビッグバンドのジャズアレンジまで加わえられ、より一層豊富になった音楽世界を表現した。

タイトル曲「別れまで愛せないだろう、君を愛するだけ(How can I love the heartbreak、you're the one I love)」のステージは、この日のハイライトだった。イ・チャンヒョクの入隊で2年ぶりに活動を再開したAKMUは、この曲でブランクを忘れさせるほど、今年大きな支持を受けた。

発売から80日が過ぎた現在も、各音楽配信チャートで上位をキープして、ロングセラーを記録している「別れまで愛せないだろう、君を愛するだけ」は、今年韓国最大の音楽配信サイトMelOnでデイリーチャート1位最長記録(累計30回、12月16日現在)まで打ち立てた。

2019年の代表曲に選ばれる上で十分なほど、観客たちも反響も大きかった。曲が終わると、待ってましたと言わんばかりに降り注ぐような拍手から、曲の一瞬も逃さないという気持ちが伝わった。

観客は歌を一緒に歌いながら、会場をいっぱいに埋め尽くした。これに先立って、“テチャン”(歌に沿って一緒に歌うこと)ガイドで観客の参加を促したAKMUは、観客のテチャンに感激した。公演の半ば以降の「FREEDOM」のステージからは、観客が総立ちして一斉にテチャンをし、会場の雰囲気を盛り上げた。

◆ソロステージから未発売曲を初公開

コンサートのために特別に用意されたソロステージは、イ・チャンヒョクとイ・スヒョンがそれぞれの成長を確認することができる時間だった。個人ステージは、いますぐソロ活動をしても遜色がないほどだった。AKMUは一緒にいる時も、一人である時も舞台を埋め尽くした。

イ・スヒョンは、アニメーション中心の映画主題歌メドレーを披露し、観客をファンタジーの世界へ導いた。映画の中から飛び出してきたようなイ・スヒョンのドレス姿は、曲の雰囲気を際立たせた。

彼女は映画「ピノキオ」の主題歌「When you wish upon a star」から「アラジン」の主題歌「Speechless」に至るまで、変化に富んだボーカルを披露した。短い時間で各映画の名シーンを思い浮かばせるほど没入感を高めて、人々を感嘆させた。

イ・チャンヒョクはコールドプレイの「Fix You」を選曲して熱狂的なステージを披露した。赤いジャケットと同じ色のギターを持って視線を奪った彼は、期待以上のステージを披露した。きらびやかなギター演奏と夢幻的ながらも爆発的な音色で楽曲を完璧に歌いこなした。

イ・チャンヒョクはソロステージと共に未発表曲をサプライズ公開し、観客に特別なプレゼントをした。「愛喪失症」という未発表曲は、今回の公演で初公開された。AKMUならではのカラーでいっぱいのこの曲は、もう一つのヒット曲の登場を予告した。予想していないステージに、観客は息を殺して曲を鑑賞した。

◆”韓国国民の兄妹”の呼吸...2年ぶりのコンサートに“感動“

いがみ合うがお互いに対する信頼と愛情がにじみ出る会話は、見る人々を笑顔にさせた。AKMUならではの兄妹デュオケミ(ケミストリー、相手との相性)は、平和の殿堂をより一層暖かくした。

久しぶりに開かれたコンサートであるだけに、格別な思いがあった。

イ・チャンヒョクは「僕にとって近い夢がコンサートだった。3rdフルアルバムがコンサートをしなければ終わらないと思ったので、非常に重要な部分だった」とし、今回のツアーの大切さを再確認した。彼はファンとの絆をクァベギ(ねじり棒ドーナツ)という独特な言葉で表現して、雰囲気を盛り上げた。

イ・スヒョンは「私たちの中では絶えず音楽をしてきたが、音楽を見せられなかったという欠乏があった。その時、私に重要なものが何かが見えた。最初の順位がコンサートだった。最も生きていることを感じさせる。末永く皆さんの前で歌いたい。命が尽きるまで歌う」と明かした。

ファンもAKMUのためのプレゼントを用意した。「航海、AKMUに向かって」というスローガンイベントで感動を与えた。最初ののアンコール曲が終わると、一斉に上げたスローガンは、AKMUに対するファンの深い愛情を感じさせた。続いて「別れまで愛せないだろう、君を愛するだけ」をテチャンで披露して、感動を加えた。

ソウルコンサートで、全国ツアーの快調の滑り出しを告げたAKMUは、金海(キメ)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)、高揚(コヤン)、晋州(チンジュ)、釜山(プサン)、仁川(インチョン)、昌原(チャンウォン)、城南(ソンナム)、水原(スウォン)、蔚山(ウルサン)、天安(チョンアン)、春川(チュンチョン)、全州(チョンジュ)、清州(チョンジュ)まで全16都市25回の公演を通じて、全国の音楽ファンを訪ねる。

記者 : キム・ミョンミ