【REPORT】BLACKPINK、初の東京ドーム公演に大興奮!萌え&ラブラブモード全開「とっても幸せ」

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今年1月から自身初のワールドツアー「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA」を展開中のアジア発の女性4人組グループ、BLACKPINK。彼女らが12月4日の東京ドーム公演を皮切りに、ツアーの日本公演をスタートさせた。今回は日本語バージョンの曲を中心に全20曲を歌唱。詰め掛けた55,000人のBLINK(BLACKPINKのファン)を熱狂させた。初となった東京ドーム公演の模様をレポートする。

ステージ上に映し出されたピンク色の巨大なルービックキューブ。メンバーの名前や顔の面がカチカチと揃っていけば、それはコンサート開始の合図!ピンク色のスモーク、炎が映される中、初っ端から立ち上がる炎が客席をヒートアップさせていく。サウンドは生バンドの演奏で演じられ、オリジナルに骨太のライブ感をプラス。

オープニング「DDU-DU DDU-DU」では、「Aye,aye Aye,aye」「Ddu-du ddu-du du」と声を上げる度に、熱き炎が4人をバックアップし、ラストには日本公演の開幕を祝うかのように大きな花火も!出し惜しみのない、ダイナミックなパフォーマンスとド派手な演出はドームならではだ。

続くダンスホール「FOREVER YOUNG」では会場いっぱいに広がるピンク・オーシャンをリズミカルに揺らし、堂々としたステージングでクイーンの風格を漂わす4人。ラストに全員が歌い終えながら手を挙げるとドンピシャのタイミングでテープが発射され、フロアの興奮は早くもマックス!その後、ジェニーの「What's Up,Tokyo?」からオープニングの挨拶がスタートした。

リサは「Tokyo, What's Up?『BLACKPINK WORLD TOUR IN YOUR AREA』へようこそ! 今日は最後まで盛り上がりましょう!」と両手をフリフリさせ、ジスは「本当に(皆さんに)会いたかったです。今日は私たちと一緒に楽しく遊びましょう」と挨拶。ロゼも「今日は最後まで楽しんでください!」と、ジェニーも「最後まで楽しく遊びましょう!」とBLINKへのメッセージを伝えた。

そしてジスの「一緒に歌って下さい」の言葉から「STAY」へ。4人は星空をバックに歌い、ジスは「まだ大好きで...」と歌いながら指ハートをプレゼント。ドームという巨大空間の中での小さなハートがファンの心を大きく掴む。


スタートからド派手な演出!フロアの興奮は早くもマックスに

後半では4人が一列になってセンターステージへ向かい、ファンと急接近。ピンク色の照明に照らされた4人の頭上を緑色のレーザー光線が舞うと、曲は前半部のラスト、「WHISTLE」へ。

ピンクに染まるメンバーと会場一面に広がるピンクのペンライトで、ドームはピンク一色となり、ジスが「考えすぎず、感じて、Shhh!」と右手人差し指を唇に当てれば、それは“BLACKPINKの歌を体で聴いて”とのメッセージ。4人とファンの鼓動がシンクロする中、前半部が終了した。

テッパン曲を揃えてファンをノックアウトした後は、映像通じて、BLINKに感謝の想いを伝える番だ。

世界的に注目を集めるトップスターに昇りつめた今も初心を忘れず、ファンを心から想う4人の言葉に55,000人の胸がキュンとなり、続くソロコーナーで4人はさらにスペシャルな時間をプレゼントする。

その後はバンドがステージ上に姿を現し、ギターリストが耳に手を当て、ファンの歓声を煽る。ホットな雰囲気の中、4人がステージに現れ、10月にリリースしたばかりの最新アルバム「KILL THIS LOVE -JP Ver.-」から2曲をライブ初披露!ファンお待ちかねの曲を畳みかけ、客席を歓喜させる。

ブラックを基調としたクールなファッションのメンバーが最初に演じたのはアグレッシブにクールネスが爆発する「Kill This Love-JP Ver.-」「LET'S KILL THIS LOVE」と声を揃えるファンを鳴り響くファンファーレが後押しし、熱気は最高潮に。4人が振り向きざまの敬礼ポーズを演じると、マーチングバンド風ファッションのダンサーが合流し、ステージがさらにパワーアップする。


ラブラブモード&萌えシーンを連発…仲睦まじい雰囲気に会場中が笑顔

さらには「Don't Know What To Do」を演じ、ファンも「Don't know what to do」とシャウト。曲調が4つ打ちに転じれば、4人はジャンプしながらのパフォーマンスでアッパーなステージに華やぎをプラス。ラストは最後のパートを歌ったロゼに3人が寄り添い、ラブリーなエンディングに大きな歓声が起きた。

4人のアツくマーベラスなステージにどんどん高まっていく会場の熱気。ジスは両手をパタパタさせながら「アツいですね~」ともらし、ロゼも「皆さんの熱気がとてもアツいですね。さすがBLINK JAPANですね」と頷く。

そしてリサも「アツく盛り上がる皆さんを見てると、とても楽しいです」とにっこり。そんなリサにジスが「リサちゃんのダンス・パフォーマンスがとてもたくさんセクシーですね!」と話しかけ、「ちょっとだけ見せて下さい」とおねだり。

リサがダンスを生披露した後、ジェニーはソロパフォーマンスを振り返って「メンバーそれぞれの魅力を見せるために頑張りました」と話し、ロゼが「遂に東京ドームに来ました」と嬉しさを露わにすると、ファンも大歓声でメンバーを迎えた。そしてジェニーの「もっともっと盛り上がっていきましょう」という呼びかけで次のステージへ。

「REALLY」はメンバーの仲の良さが会場中を笑顔にさせた注目曲。ロゼはジェニーの肩を抱きながら歌い、ジスとリサはラブラブモード&両手を掴んでジャンプなど萌えシーンを連発。かと思えば、リサが真っ赤な照明の下で、とびっきりクールなダンスを見せ、ギャップの演出も上手い。

ラストは4人が中央に並びハッピースマイルでフィニッシュし、続く「SEE U LATER」では小気味よいダンスホールチューンで男に別れを告げる。「あなたはもうベストフレンドじゃないわ」と突っぱねるリサに3人が近寄って顔を近づけるところも微笑ましく、ロゼが髪をかき上げながら終えるところは超クールだった。

4人が舞台を後にすると、バンドは「SEE U LATER」をフュージョンタッチのアレンジで演奏し、ステージではスペシャルな映像が始まった。


「本当に楽しくて、幸せな時間」

その後はニュー・アルバム収録の「Kick It」をチョイスし、あいまいな男から旅立つ強い女性を歌うメンバーに会場中がホレボレ。そしてデビュー曲「BOOMBAYAH」では、ロゼの「Everybody」というシャウトに、ファンが「BOOMBAYAH」とレスポンス。館内は超ノリノリとなり、終盤のステージでは、メンバーも負けじと楽しさをスパークさせ、メンバーとダンサーが入り混じってのジャンプが止まらない。

さらに本編ラストの「AS IF IT'S YOUR LAST」ではメンバー全員が大小さまざまなハートマークをプレゼントし、リサはカメラ目線のラップでファンを喜ばす。そしてジスは腰をかがめ、ファンと目線を合わせるように歌い、リサとジスは再びのラブラブモードを演じ、その光景には見ている方が照れちゃいそう。サランヘマークで歌い終えた後は「ありがとうございました」と挨拶しながら舞台を後にした。

アンコール・タイムでもドームには楽しさが弾けていた。ダンサーを紹介した後、自分たちもダンスを披露していたメンバーたち。ジスは投げキッスからのブレイクダンスを披露し、ロゼもブレイクダンスで応戦。

さらにはロゼとリサのヒップダンス対決もあり、4人の仲の良さとファンを楽しませようという想いが伝わってくる。4人が一つになってカメラ目線で歌う場面もあり、アンコールラストの「Hope Not」ではリサが投げキッスを、さらにはジスもカメラ越しの投げキッスをすると、館内は愛でいっぱいに。最後は4人がハートマークをプレゼントし、感動のライブを終えた。

ライブ終盤、メンバーはファンにこう挨拶していた。

ジス「皆さんのおかげでとっても楽しい時間でした。私たち、とっても幸せです。来年も大阪、福岡を始め、皆さんに会いに行くので、楽しみにして下さい」

ロゼ「BLINK JAPANの皆さんに会えて、本当に楽しくて、幸せな時間でした。皆さん、本当にありがとうございます」

リサ「本当に楽しくて、時間があっという間でした。(これからも)たくさんのBLINK JAPANの皆さんに会うことを楽しみにしています(一生懸命に話すリサの頭をジスがなでなで)」

ジェニー「今年も私たちのことをたくさん愛してくれて、本当にありがとうございました(ハートマークを添えて)」

ジスが「初めて東京ドームで公演するので、日本語バージョンの曲をたくさん準備してきました」と語ったように、日本公演はエクスクルーシヴなセットで演じられ、会場にも国際色豊かなBLINKが詰めかけた。そんなファンのために、メンバーは様々な言語で挨拶をした。それもまた国際派アーティストとしての貌を見せた瞬間だった。

充実のパフォーマンスが光った本公演。時に見せるキューティーさが既に風格を帯びた格好良さを一層引き立たせ、ワールドスターとして存在感を感じる2時間となった。

ライター:きむ・たく

■公演概要
「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA」
日時:2019年12月4日(水)
会場:東京ドーム

■公演情報
「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA」

○京セラドーム大阪
2020年1月4日(土)
2020年1月5日(日)

○福岡ヤフオク! ドーム
2020年2月22日(土)

■関連リンク
公式サイト:https://ygex.jp/blackpink/

記者 : Kstyle編集部