「チョンイル電子 ミス・リー」Girl's Day ヘリ“意味のあるドラマになった…幸せな記憶として残ると思う”

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写真=Creative Croup ING
Girl's Day ヘリが、ドラマ「チョンイル電子 ミス・リー」放送終了の感想を語った。

ヘリは最近、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)のあるカフェで行われたtvNドラマ「チョンイル電子ミス・リー」(脚本:パク・ジョンファ、演出:ハン・ドンファ)放送終了のインタビューで、イ・ソンシムというキャラクターへの愛情をアピールした。

「チョンイル電子 ミス・リー」は、危機を迎えた中小企業の従業員が、生き残りながら共に成長する過程を描いたヒューマンオフィスドラマだ。劇中でヘリは、新社会人から代表の資質を備えるイ・ソンシム役を演じ、視聴者から共感を得た。

ヘリは「優しいドラマだったので、私には意味がありました。最初から意味のあるドラマを作りたいと思っていました」とし、「視聴者の皆様が思ったより多くのコメントを残してくれました。『意味のある人生ドラマだった』という話をたくさんして頂き、最初の目標を達成できた気がして、幸せな記憶として残ると思います」と語った。

「意味のあるドラマ」という言葉については「刺激的でジャンル性の強いドラマが最近多かったじゃないですか。だから私たちの身近にある話を演じたかったんです。平凡な人々の物語を主に描きたいと思いました。特別で輝く人々よりは、私たちの物語を収めたいと思いました。そういう意味で『意味のあるドラマ』になったのではないかなと思いました」と説明した。

味気のないドラマへの心配はなかっただろうか。ヘリは「心配なことはなかったです。話やあらすじを見たときにとても良くて、心配するよりはきちんと準備しなきゃと思いました」と話した。

「チョンイル電子 ミス・リー」は、韓国で視聴率3.9%(ニールセン・コリア、全国所帯基準)を記録し放送終了となった。これに対し、ヘリは「数字にこだわったり、数字が意味を与えたりしないと思う方ですが、それでも数字が落ちなくて、多くの方に見て頂けたと思うと嬉しかったです。視聴率が高くなかったことについてはもちろん残念だと思います。でも、視聴率は私たちの手を離れた問題です。私たちは一生懸命にしたと思いますし、視聴率は仕方ない部分だと思います。私たちのドラマを見てくださっている方々に、完成度の高い作品をお見せしたかったです」と明かした。

KBS 2TV水木ドラマ「椿の花咲く頃」と同時間帯に放送されたことを残念に思ったりしなかっただろうか。ヘリは「(キム)ソニョン姉さんが何年ぶりかに電話をくれました。嬉しくて電話に出たら『演技もとてもよくなったし、いつも見てるよ』と言ってくれました。冗談で『椿……』と言ったら、同時間帯であることを知らず『どうして?』と聞かれました。お互いに応援し、気持ちよく電話で話しました。同時間帯に放送されたドラマが人気ドラマで運がなかったというのは、全部言い訳だと思います」と率直な気持ちを告白した。

tvNドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」で演じたドクソンと比べることに関しては「実は私には少し難しい話かもしれないですが、悪くとらえていません。ソンシム役を準備していた時、特に考えなかったです。ドクソンが見えちゃダメだとは思わなかったからです。ドクソンを避けなければならないと思うよりは、ソンシムにもっと集中しようと思いました。二人とも私の中にある姿だから、ソンシムにフォーカスを合わせたんです。イメージチェンジするよりは、私がやりたい話を選んで準備する方が良いと思ったからです」と慎重に答えた。

「チョンイル電子 ミス・リー」の中のソンシムは、ヘリが演じた人物の中で一番飾らないキャラクターだ。ヘリは「むしろ化粧をもっと濃くすべきでしたかね」と話した。「ずっとバイトをしていて、初めての職場なのでもっとおしゃれをしなければならないかなと思いましたが、ソンシムはそうではないだろうと思いました」とし、「要らないものをできるだけ減らそうとしました。外見については、前のキャラクターと違うように見せるため、気を遣ったと思います。よくジャンパーを着て出てましたが、制服だと思って撮影に臨みました。私よりはスタッフの方々が残念に思っていたようです。6ヶ月間同じ服ばかり着ていたので、私のスタイリストは残念に思ったようです。通帳の残高、服、ワンルームの形を構想してから演技を始めたので、服やかばん、靴はほとんどそのままにしました」と説明した。

さらに「『こんな時、私ならどうしただろうか』という考えからうまくいかなかったです。私が代わりに戦ってあげたいと思い一歩引いて客観的に見てみたら、スタッフの方々や私より若い人々は皆ソンシムのように生きていました。私は分野が違うので、仕事のやり方も違っていたんです。私はファンタジーだと思っていましたが、現実的な話でした。それで友達や同い年のスタッフにたくさん学んで役作りをしました」と明かした。

また、ソンシムを演じた後、成熟したというヘリは「私の考えでは、また異なる職業をひとつ見たような気がします。こんなに多くの方に共感してもらえるとは思わなかったです。周りの人達の話だと思い、それらの職業を一生懸命に覗いてみました。私たちの周辺で厳しい生活を強いられて、精一杯に耐えて心を合わせていく姿を見ながら、私も胸がいっぱいになって成長したと思います」と打ち明けた。

自身がソンシムだったらどうだろうか。ヘリは「私だったら最初から株は買わなかったと思います。(私が)ソンシムよりストレートで率直な性格で、言うべきことは言う方だからそれほどもどかしくはなかったと思います」と言いながら笑った。

記者 : パク・スイン