TRCNG ウヨプ&テソン、虐待・暴行の被害を暴露…TSエンターテインメントを刑事告訴へ(全文)

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写真=TSエンターテインメント
TRCNGのウヨプとテソンが所属事務所TSエンターテインメントを刑事告訴した。

本日(18日)、法務法人ナムガンのチョン・ジソン弁護士によると、ウヨプとテソンは今月4日、TSエンターテインメントから児童虐待、特殊暴行、金銭の巻き上げなどをされたとして、専属契約解約の内容証明を送った。

弁護士は、契約解除の理由について、「会社のマネジメント能力の喪失、未成年メンバーに対する常習児童虐待と特殊暴行致傷」と明らかにした。

12日には、TSエンターテインメントの取締役と職員2人を相手に、ソウル地方警察庁に告訴状を提出し、児童福祉法違反(常習児童虐待)嫌疑の処罰を求めた。

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【法務法人ナムガン 公式コメント全文】

TSエンターテインメント所属のTRCNGのメンバーであるウヨプとテソンは、2019年11月4日付けで会社に内容証明を送って専属契約解除を通知し、パク・サンヒョン取締役のほか職員2人を常習児童虐待、特殊暴行致傷などの疑いで2019年11月12日にソウル地方警察庁に告訴状を提出しました。

契約解除の理由は、(1)代表取締役の長期不在や所属芸能人たちとの法的紛争などによる企業マネジメント能力の喪失、(2)未成年メンバーに対する振り付け責任者であるパク・サンヒョン取締役の常習児童虐待と振り付けチーム長のウヨプに対する特殊暴行致傷などです。

(1)代表取締役の長期不在や所属芸能人らとの法的紛争などによる企業のマネジメント能力喪失

周知の通り、TSエンターテインメントは故キム・テソン前代表取締役によって設立されましたが、キム・テソン前代表取締役が2018年に死去した後、現在までの代表取締役が空席である上、精算義務不履行などの理由で会社所属のほとんどの芸能人らと法的紛争を経験しており、また職員に対する給与未支払いなど、勤労基準法違反で刑事手続きが進行中である上、数億ウォン(約数千万円)に達する国税が滞納されているなど、専属契約の前提である会社の人的・物的資源の不在という重大な事情の変更が発生しました。

実際にTRCNGの場合、2ndアルバムの発売から3rdアルバムの発売まで、1年7ヶ月のブランクがあっただけでなく、3rdアルバムの場合、会社の資金繰りの悪化により、音源発売以降、CD発売まで4ヶ月間の期間がかかりました。

この専属契約は、最長9年という長期契約で、このように契約成立当時に当事者が予見できなかった著しい事情の変更が発生した状態で、契約内容の拘束力を認めるならば、メンバーの芸能人としての将来の信義誠実の原則に著しく反する結果が発生することが予想され、このような場合、最高裁判所は契約遵守の原則の例外として事情変更による契約解除を認めています。

(2)未成年のメンバーたちに対する振り付け責任者であるパク・サンヒョン取締役の常習児童虐待と振り付けチーム長のウヨプに対する特殊暴行致傷

また、2人のメンバーによると、TSエンターテインメントの振り付け責任者であるパク・サンヒョン取締役は、メンバーたちに対して、毎日午後5時から翌日午前5時まで寝られないように振り付けの練習をさせ、再び朝10時まで出勤させてボーカルや個人練習をさせ、午後5時になれば振り付けの練習をさせるなど、過酷な振り付け練習をさせることによって、2人のメンバーは往復2~3時間の距離の学校にきちんと通うことができず、結局2年生の時に在学中だった学校を退学して、他の学校に再入学し、現在同年代より2年遅れて高校2年に在学中の実情です。

そしてゲームにかこつけて“むち打ちの賭け”をして、メンバーたちを常習的に暴行しただけではなく、「B-boy」の振り付け練習中に負傷しても、会社で何ら措置も取らず、メンバーたちが自ら病院の緊急治療室に行って治療を受けたり、メンバーに常習的に悪口を言って、宿舎生活をさせながらも食事を提供しなかった上、水道・電気料金の未納で断水・停電になる事態が頻発して、エアコン・便器・浄水器などが故障しても適時に直さず放置することで、結局両親たちが直したり、新しく購入するなどの状況が続きました。

児童福祉法は、18歳未満の「児童」を業務・雇用等の関係で事実上保護・監督する「保護者」は、児童の身体に損傷を与えたり、身体の健康と発達を損なう「身体的虐待行為」、児童の精神的健康および開発に害を及ぼす「情緒的虐待行為」、そして衣食住を含む基本的保護・養育・治療および教育を怠る「放任行為」など、児童虐待行為を禁じ、これに違反した場合、5年以下の懲役または5千万ウォン(約5百万円)以下の罰金に処するようにしており、当時18歳未満だったメンバーたちに対する上記のような行為は、常習児童虐待に該当するといえるでしょう。

そしてウヨプの場合、2019年6月10日夜8時頃、振り付け練習中に振り付けチーム長から鉄製の椅子などで暴行を受け、全治14日の治療を要する傷害を負ったにもかかわらず、この時にも会社では治療や何ら措置も取らず、1人で順天郷(スンチョンヒャン)大病院の緊急治療室に行って治療を受けただけではなく、ウヨプ1人で2日にわたって順天郷大病院の緊急治療室に行ったり来たりしながら治療を受け、高熱のため近くの他の病院に入院している間も、会社では何ら措置も取りませんでした。

病院に入院した後、40度を超える高熱で意識が混濁し、体を支えられない状況で、やっと入院した病院を訪問したパク・サンヒョン取締役は、「君のせいで1人の人生を台無しにするかもしれないから、はっきりと言え」と責め、暴行犯を庇護するだけで何ら措置も取らずにそのまま帰ったとのことで、退院後もパク・サンヒョン取締役とマネージャーたちが、叩かれて痛かったのではなく、「酒を大量に飲み女性に会ったから病気になったくせに嘘をついている」として、引き続き暴行犯を庇護するなど、大変な思いをさせ、結局精神科病院で治療を受けている状況です。ウヨプはまた、同社の他の職員から120万ウォン(約12万円)に達する金銭を巻き上げられました。

また、テソンの場合は、練習生時代から最近まで、ずっとリーダーという理由で1人で怒られたり、叩かれることが多かったのですが、怒られるときはいつも頭を殴りながら悪口を言われたとのことで、ウヨプが上記のように振り付けチーム長から鉄製の椅子などで暴行を受けた際にも、現場に一緒にいただけではなく、ウヨプが入院した後、連絡を受けて訪ねた時も、パク・サンヒョン取締役が何ら措置も取らずに、本当に叩かれて痛いのかと、ウヨプを責めるばかりだったという話を聞きました。

このようにメンバーが会社の職員から暴行を受けたにもかかわらず、会社が再発防止どころか、治療も適切にしてくれずに放置して暴行犯を庇護する状況では、いつでも同じようなことが自分にも発生しうるという不安のため会社に対する信頼を喪失して、これ以上会社にいられないという判断をすることに至ったのです。

これにより、ウヨプとテソンは2019年11月5日付けで会社に内容証明を送って、上記のような理由で専属契約解除を通知し、上記内容証明は、翌日の11月6日に会社に到達したことが確認されており、これによってTSエンターテインメントとウヨプ、テソンの間の専属契約は、上記内容証明を送達したことで適法に解約されたといえるでしょう。

また、ウヨプとテソンは、パク・サンヒョン取締役のほか職員2人に対して、児童福祉法違反(常習児童虐待)と特殊暴行致傷などの疑いで、2019年11月12日にソウル地方警察庁に告訴状を提出しました。

記者 : パク・スイン