「PRODUCE X 101」出身UP10TION イ・ジニョク、ソロデビューへの想い語る“苦難と逆境を乗り越えて…”

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Mnet「PRODUCE X 101」出演で存在感を見せたUP10TIONのイ・ジニョクは、輝くビジュアルと愉快な性格でデビュー以来、最も大きな関心を集めている。イ・ジニョクはソロアルバムの準備やファンミーティング、グラビア、バラエティなど様々な分野で活動し、忙しい日々を過ごしてきた。彼には“歴史ドル(歴史+アイドル)”“クリーンドル“というニックネームまでついている。褒め言葉を聞くのは照れると言って笑顔を見せたが、期待に応えたいと話す時だけはこの上なく真剣だ。イ・ジニョクは今日も穏やかな姿で、しかし心の中ではしっかりとした確信を持ってカメラの前に立った。

――@star1とは2回目の出会いです。今回の撮影はどうでしたか?

イ・ジニョク:2回目の撮影であるせいか、ぴったり息が合う感じがしました。進行速度も速かったし、打ち解けた雰囲気で本当に自然に自分を表現することができました。表情とポーズを感じたとおりに演出することができて良かったし、今回のグラビアにはどんな反応があるのか気になります。ハハ。9月号のビューティーグラビアは周囲の方々からすごく気に入ってもらったんですけど、今回のグラビアでも賞賛されたいです。「さすが@star1」という言葉を聞きたいです。

――様々なスタイリングで撮影しました。11月におすすめするファッションがあるとしたら?

イ・ジニョク:重ね着はしない方です。風が吹いて肌寒い日には暖かいパーカーを着て、本当に寒い日にはダウンジャケットを羽織ります。レコーディングをしに行くときはジャージを着て、友達に会う時はカジュアルなTシャツとジーンズです。だから、私はミックス&マッチをしなくてもスタイリングを完成させられる服が好きです。

――ソロ活動を始める上で最も認めてもらいたい部分は何ですか。

イ・ジニョク:ステージです。「以前みたいにステージの上で楽しく遊ぶことができるだろうか」と不安だし、期待に応えられるようにたくさんのことを準備したいというプレッシャーもあります。「PRODUCE X 101」以来、歌手としてステージに立つのは初めてですから。本当に上手くやり遂げたいです。

――「PRODUCE X 101」以降、韓国と海外でファンミーティングを着実に行ってきましたが、まだステージは緊張するみたいですね。

イ・ジニョク:もちろんです。ハハ。緊張しています。音楽番組は大衆の前に立つことができる最も大きいステージです。そしてファンミーティングとは違って、ファンではない方々も僕のステージを見ます。僕を初めて見る方もいらっしゃると思うし、「PRODUCE X 101」の時の僕の姿をイメージしながら見る方もいるでしょう。だからもっと上手にやりたいです。残念なところを残したくありません。

――歌手として紆余曲折があったと思います。今回の新曲を準備する時に、特に気を使った部分は何ですか?

イ・ジニョク:大衆性に焦点を当てました。皆に好かれることはできなくても、なるべく多くの人々に僕の曲を楽しんでほしいと思います。そのためには曲を完璧にこなし、ステージの上で魅力を確実に生かさなければなりません。すべてが思い通りになることはありませんが、今できることに集中し、努力しています。

――新しい挑戦を通じて叶えたい目標は何ですか。

イ・ジニョク:「イ・ジニョクは本当に良い」と認められたいです。努力しながら準備したものを認められ、ステージに対して賞賛の言葉を聞きたいです。ハハ。応援に応えることができる方法は、ステージだと思います。

――デビュー後にオーディション番組出演、バラエティ番組、ソロ活動まで、絶えず新しい挑戦をしているんですね。

イ・ジニョク:挑戦を楽しむ性格ではありません。オーディション番組に出演する前までは競争の必要性も知りませんでした。ハハ。それぞれ異なる長所を持っているのに、なぜ競争しなければいけないのか理解できませんでした。それがふと、自分に足りない点が挑戦と成長への渇望であると思って、「PRODUCE X 101」に応募しました。他の仲間の長所を学び、足りない部分を埋めながら、自ら成長していきたかったです。「PRODUCE X 101」を通じて挑戦の重要性を感じました。

――チョン・ヒョンム 、ムン・セユン、パク・ナレなど、バラエティのベテランと一緒にJTBC「早く言って」にレギュラー出演し、勉強になった部分があるとしたら何ですか?

イ・ジニョク:言葉のセンスです。撮影現場でやり取りされる会話が本当に面白いです。聞いていてびっくりするほどセンスが素晴らしいんですよ。収録をしていると、現場の楽しさを視聴者も絶対に感じるだろうという確信があります。飾らなくても面白くできるということを学んでいます。

――初のバラエティのレギュラーであるだけに、撮影しながらバラエティの先輩たちにアドバイスをもらったりもしていますか?

イ・ジニョク:ムン・セユン先輩が「バラエティは状況を理解して、その状況での自分の役割を考えればいい。台本が全てではない」と言ってくれたんですけど、本当にそれが役に立ちました。「早く言って」の台本は、状況だけが与えられていて、詳細は決まっていません。僕がどうすればこの番組に溶け込むことができるのか悩んでいた時に、セユン先輩にアドバイスを求めて、おかげで心がずっと楽になりました。本当に感謝しています。

――様々なバラエティ番組に出演して、“バラエティの売れっ子”になっています。イ・ジニョクさんのバラエティでの強みは何ですか。

イ・ジニョク:まだ分かりません。様々な経験を通じて強みを探していっています。本業が歌手なので、ステージよりバラエティ出演が多いことを心配する方々にもいます。もちろん、バラエティに偏りすぎるのは良くないかもしれませんが、今こそ自分を見せることができる機会だと思います。デビューをしても、誰にでも機会が与えられるわけではないことをよく知っています。一度だけでもカメラの前に立つことができたら、何でもうれしいです。今この瞬間が僕には本当に大切です。

――“バラエティの売れっ子”として注目されるイ・ジニョクさんの魅力は何だと思いますか?

イ・ジニョク:知人たちは初めて見るキャラクターだと言います。ユニークで不思議みたいです。ハハ。僕にはどんな点がそのように見えるのか分かりません。そしてわざわざなぜそのように見えるのか考えないようにしています。意識して行動したら、新鮮な感じが消えると思います。ありのままの姿で番組に臨みたいです。


――出演したいバラエティ番組はありますか?

イ・ジニョク:新しい姿を見せることができる番組に出演したいです。今まで番組で見せた姿とは全く異なる雰囲気を引き出すことができる番組があったら、ぜひ出演したいと思います。新しい姿を見せながら、いわゆる“黒歴史”が生まれることもあるでしょう。ハハ。黒歴史は大衆にもっと近づいていく方法の一つだと思います。黒歴史に対する恐怖はありません。

――着実なSNSでのライブ放送を通じて就職、面接などファンからの悩み相談を受けています。相談を受ける時に重要に考えている点はありますか?

イ・ジニョク:大変なことは大変なのです。その大変さの度合いを自分の基準で考えて判断してはいけません。悩み相談に正解はありませんが、悩んでいる人の立場から状況を理解する姿勢は重要だと思います。ライブ放送でできるのは、本気で耳を傾けて話を聞いて、その人が感じる大変さの度合いを尊重することです。これからも悩み相談のライブ放送をしたいです。僕から力を得て心が楽になるのであれば、それだけで僕は幸せです。

――バラエティや広告の分野で活発に活動しながら、“歴史ドル”“クリーンドル”など様々なニックネームを得ました。その中で最も好きなニックネームは何ですか?

イ・ジニョク:すべてのニックネームに感謝していますが、1つだけを選ぶとしたら、“クリーンドル”です。自分に恥ずかしくない人生を生きるために一生懸命に生きてきましたが、“クリーンドル”は今までクリーンできれいに生きてきたと認めてもらう気分です。ハハ。僕の名前の前にニックネームがつく度に、「こういうふうにも考えられるんだ」と思って感嘆します。そしてニックネームを作る過程でファンの皆さんの絆が深くなる姿を見ると嬉しいです。どんなニックネームもいいのでこれからも一緒にいてほしいです。

――座右の銘を「童話のような人生を生きよう」に決めた理由が気になります。

イ・ジニョク:童話の中の主人公のように、自分の前に襲いかかる苦難と逆境を乗り越えて、自分だけの話を作りたいです。今は起承転結の中で承の段階にあると思います。人生のストーリーが始まる段階であり、時間がもう少し経ったら苦難が生まれるでしょう。その時にうまく克服して、幸せな結末を迎えたいです。そのために今は一生懸命に“人生ストーリー”を作っています。

――今年中に必ず成し遂げたいバケットリストがあるとしたら?

イ・ジニョク:「イ・ジニョク」という名前が確実に根付いてほしいです。番組やステージなどの活動を通じて、僕だけのイメージを作りたいです。名前だけ聞いても、皆さんがイ・ジニョクがどんな人なのか確実に分かるくらいにです。

――ソロデビューを待っているファンに一言お願いします。

イ・ジニョク:心配しないでと、本当に感謝していると言いたいです。新しい活動について心配してくださる方々が多いんですけど、それは僕がすべきことです。心配しなくてもいいくらいに頑張るので、安心して見守ってください。新しい活動に対する緊張と心配は、完璧なステージのために自分が当然持っていなければいけないと思います。今感じるこの緊張感を良いエネルギーで表現します。

記者 : イム・ミエ