放送開始「魔女たちの楽園」パク・セワン、火事で夫を失う…楽園旅館で生活がスタート

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「魔女たちの楽園」 放送画面キャプチャー
出産を控えていたパク・セワンが横領容疑の濡れ衣を着せられた夫を火事で失った。そして紆余曲折の末に楽園旅館の宿泊客となった。

2日に韓国で放送されたMBC「魔女たちの楽園」では、夫を失ったクム・バクハ(パク・セワン)が楽園旅館にたどり着くまでの過程が描かれた。

黒い喪服姿のクム・バクハは、臨月であるにもかかわらず夫カン・ジングが務めていたクソンリゾートの会長に会うためにソウルに上京した。夫の死の真実を明かすためだった。

クム・バクハはクソンギャラリーの館長であるオ・インスク(ファン・ヨンヒ)と対面した。クム・バクハは「夫は、会社の資金を横領するような人でありません。私とお腹の子供を見捨てて自殺するような人でもありません」と訴えた。

しかし、オ・インスクは「意地を張ってできるものではない。損害賠償を請求しなかっただけで良かったと思え。今すぐ帰って、葬式を終えたほうがいい」と一蹴し、クム・バクハを追い出した。

時間は2日前に遡る。クム・バクハはカン・ジングとセルフウェディング写真を撮りに行く途中だった。カン・ジングはクソンリゾートから電話を受け、深刻な表情になった。

クソンリゾートは国税庁の調査を受けていた。カン・ジングは自身の机の棚にあった謎のUSBをポケットに入れ、密かに抜け出して行った。国税庁の調査について聞いたオ・インスクは、グループの会長で舅のナ・ワンサム(ハン・ジニ)に「内部に情報提供者がいるようだ」と報告した。

会社から出たカン・ジングは、ソン取締役から「しばらく身を隠せ」と提案された。カン・ジングは「実務的なことだけを処理したのに、なぜ密航しなければならないのですか?会長に会って、詳しく説明します」と言ったが、ソン取締役は「誰か一人は残って収拾しないと。妻とお腹の子供を思え」と説得した。

その夜、オ・インスクはソン取締役とともにカン・ジングに会った。オ・インスクは金塊が入っている鞄を渡し「すぐ片付けるから、しばらく離れていてほしい」と頼んだ。カン・ジングが拒否すると、オ・インスクは跪き「うちの会社の未来がかかっている。この通りだ、頼む」とすがりついた。

密航前、カン・ジングは人気のない倉庫に隠れていた。カン・ジングはクム・バクハに電話をかけ「出張に行ってくる。本社から会長の指示があった」と涙を堪えながら嘘をついた。「いつ帰ってくる?」というクム・バクハの質問にカン・ジングは「到着してみないと分からない。急用がまだ解決できていないから」と言い訳をした。

カン・ジングが隠れている倉庫に、ナ・ヘリ(パク・アイン)とキム・ウジェ(ソン・ウォンソク)が入ってきた。二人はト・ドヒには内緒で交際しているカップルだ。カン・ジングとキム・ウジェは互いのことを誤解し、喧嘩が始まった。その時、棚に置かれていたキャンドルが落ちて火事が発生した。キム・ウジェは火を消すために水をかけたが、炎はさらに大きくなった。それは水ではなくガソリンだった。

キム・ウジェが「一旦出よう。ここにいると死ぬ!」と言うと、カン・ジングは「出たいならお前だけ出ろ!」と断った。キム・ウジェはナ・ヘリを抱き上げて倉庫の外に脱出した。カン・ジングは火を消そうとしたが、棚から落ちた物に当たって死亡してしまう。その後、カン・ジングの鞄と携帯電話は誰かに持っていかれてしまう。

翌朝、クム・バクハは事故現場を訪れた。クム・バクハはカン・ジングの死を聞くと、「そんなはずない。昨日、中国に出張に行った」と言った。しかし、警察は「(カン・ジングの)財布が発見された」と知らせた。

カン・ジング死亡の話を聞いたオ・インスクとソン取締役は、カン・ジングに横領の容疑を被せ、自殺するために自ら放火したと装った。オ・インスクは鞄の行方について尋ねたが、ソン取締役は「密かに調べたが、鞄の跡はなかった」と答えた。

火事の事故後、キム・ウジェは罪悪感に悩まされていた。そして自身を責めるナ・ヘリに「しばらく離れていよう」と言い、別れを告げた。

時は現在に戻り、クソンリゾートから追い出されたクム・バクハは産痛を感じて楽園旅館の前でしゃがんで周りの人々に助けを求めた。その後、クム・バクハは楽園旅館で息子を出産した。

楽園旅館の女将であるポク・マクレ(ユン・ヨジョン)は、「(子供の)お父さんに連絡して」と言った。クム・バクハは「この世にいません。二日前に、事故で死にました」と言いながら嗚咽した。

クム・バクハは「夫の葬式を行う途中に上京しました。夫が会社の資金を横領して自殺したと(人々は)言いますが、そんな人ではありません」と主張した。話を聞いたポク・マクレは「体を休める間は、ここで過ごしてもいい。ここは、道に迷った人、終電を逃した人がしばらく休む休憩所のような場所だから」と言って慰めた。

記者 : ソク・ジェヒョン