「世界で一番可愛い私の娘」キ・テヨン“演技は人生の一部…僕が好きな事の一つ”

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写真=ピョ・ミョンジュン
キ・テヨンは、韓国で放送が終了したKBS 2TV週末ドラマ「世界で一番可愛い私の娘」でトルダムギル出版社の編集長キム・ウジン役に扮し、久しぶりにドラマに復帰した。見た目は冷たく、気難しく見えるが、実は情にもろく温かい心をもった人物を完璧に描き出したという評価を受けた。編集長として敏感で鋭い姿から情にもろい温かい姿まで、感情を繊細に表現し、劇中で中心的な役割を果たした。

久しぶりのドラマ復帰にキ・テヨンは「とても良かったです」とし「人が一つの仕事を長くしていると『ちょっとだけ休みたい』と余計なことを思う時があります。僕もそうでした。時間が経って考えたら『そんなことを考えてはいけなかった』と思いました。久しぶりに現場に戻って楽しかったですし、とても幸せでした」と話した。

「ドラマの撮影でしばらく育児から離れたためではないか」という言葉に、キ・テヨンは「そうではないです」と笑った。彼はKBS 2TV育児バラエティ番組「スーパーマンが帰ってきた」で娘のロヒを完璧にケアする“子育てパパ”の姿を見せている。

キ・テヨンは「子どもと一緒にする時間は、幸せで楽しいです。もちろん肉体的には大変ですが……」とし「以前より撮影現場が大変ではない感じでした。全体的に余裕のある雰囲気になったというか……共演した新人のキム・ハギョンに冗談で『ハギョン、大変か? この頃は本当に楽になったよ』と言ったりもしました。以前は徹夜が日常でしたが、最近そんなことはほとんどないです」と説明した。

息の長いKBS週末ドラマを復帰作に選んだ理由について、キ・テヨンは「劇中人物が気に入りました。普通はストーリーを見て撮影に入りますが、思ったこととは違う方向に流れることがあります。でも、このドラマはそうではなかったです。また、ストーリーから僕の姿をたくさん見ましたし、うまく表現できると確信しました」と作品と役について愛情を語った。

しかし、彼は「正直に言うと、満足できなかったです」と言った。キ・テヨンは「もっとたくさんのことをお見せしたいと思いました。でも、撮影しながらとても面白かったです。特にドラマの序盤にキム・ハギョンに怒るシーンがとても面白かったですね」と笑った。

彼の本格的なデビューは、1999年に放送されたKBSドラマ「学校2」だった。「再び訪れたKBS別館のセットはふるさとみたいでした」とし「この仕事をしてもう20年が過ぎました」と振り返った。

長い時間であるだけに、スランプもあるはずだった。キ・テヨンは「僕の人生で演技は決して全てではないです。人生の一部、僕が好きなことの一つです」と語り始めた。

それにも関わらず、キ・テヨンは「過去2年間、厳しい時期がありました」とし「演技も演技だが、信念を守って生きてきたことを人々が認めないと感じた時でした。もちろん、認めてもらうためにやることではないのですが『まだどうしてそんな事してるわけ』という視線を受けた時、つらかったです」と打ち明けた。

ごまかしたり、思いがけない幸運を期待したり、便法などは絶対に使いたくないという彼だ。キ・テヨンは「学校に通う時から節制して生きることが身につきました。誤解の余地がある行動は絶対しないで生きたかったです。でも、この世界ではそれがそれほど重要ではないということを知りました。『僕も妥協して生きてみよう』と思ったりして、その時出会ったドラマがMBC「恋人づくり」で、そこで妻のユジンに出会いましたと語った。

記者 : ペ・ヒョジュ