【REPORT】X1、早くも日本上陸!NCT DREAM&NATUREと「12th KMF2019」に出演…初めての東京に感激のメンバーも
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“LOVE KMF!”というスローガンのもと、K-POP×GFSCチャリティーのコンサートを毎年9月に札幌と東京で定期的に開催してきたKMFが12年目に突入。9月16日(月・祝)に札幌・Zepp Sapporoにて、9月22日(日)と23日(月・祝)に東京・豊洲PITで開催した。これまでに多くのレジェンド級スターが出演するとともに、新人スターの登竜門としても知られるKMFだけに、今年も豪華なラインナップが実現。3日間、合計6回にわたって開催された公演のうち、NCT DREAM、NATURE、X1が出演した9月22日のII部の模様をレポートする。
まずは、毎年恒例となっている日韓Dance de Smileチームによるオープニングアクト、その後、GFSC活動を紹介する映像が映し出され、映像が終わると、スペシャルMCを務めるNCT DREAMのジェノとジェミンが登場。「今日は2人でスペシャルMC頑張りますので、応援よろしくお願いします」と挨拶した。ジェノが「KMFに2度目の出演ですが、MCまで務めることになりました。日本でのMCは2回目になりますが、ジェミンさんは慣れましたか?」と聞くと、ジェミンは「このようにMCという機会をいただけただけでも感謝しています。そのうえ、日本のファンの皆さんたちとお会いできるなんて、なんて幸せでしょうか」と答え、それにはジェノも日本語で「認めま~す!」と笑顔。ジェノも「もしひとりでやるなら震えたと思うけど、このように前にはシズニー(NCTのファンクラブNCTzenの愛称)の皆さんがいるし、隣にはナナオリニ(ジェミンの愛称ナナ+お子さま)もいるので頼もしいです」と感想を語った。
ジェノは前回のMCでも披露した愛嬌「ジェノはわんちゃんです」と披露すると、ジェミンは「わんちゃん? モンモン(韓国の犬の鳴き声)!! かわいいですね~」と冷やかし、ジェノは照れ笑い。こんなほっこりムードのMCで観客を和ませた2人は、KMFのテーマ“LOVE KMF”を観客と一緒にコールした後、「1組目のアーティストは先月デビューした注目の新人グループです。ものすごいですよね」とトップバッターのX1を紹介した。
話題沸騰の11人グループX1の登場に大歓声!
X1の誕生と未来への抱負を知らせるデビュー曲の「FLASH」でスタートし、「PRODUCE X 101」のコンセプト評価の楽曲「MOVE」をX1バージョンで披露。“世界を動かすもの”という強烈なメッセージをダイナミックなパフォーマンスで表現し、ハン・スンウがソン・ドンピョをお姫様だっこするとひときわ大きな歓声があがった。
2曲を終えると、ハン・スンウが「皆さんと幸せな時間を分け合うために、この場にいるようです」と挨拶。続いて「末っ子ナム・ドヒョンです」「キューティ、ハンギョルです」「モチモチ、スンヨンです」「セクシー、ミニです」「チャチャ(チャ・ジュノの愛称)です」「愛されっ子ドンピョです」と特徴を交えた自己紹介を。
3曲目は、“疲れたときは休んでもいい”という癒し系のバラード曲「I'm here for you」。ソロパートを繋いでいく曲で、1人1人の個性ある歌声を存分に堪能した観客たちは大感動に包まれた。続いては、一転して彼らのキュートな魅力がさく裂の「Like always」へ。メンバーたちが曲の合間、合間にハートを作ったり、ウィンクをすると黄色い歓声が。
最後の曲の前に、再びトークタイム。ハン・スンウの「ここで、メンバーたちの皆さんを愛する心を見ないわけにはいかないですよね。僕らの02ズの子たち(2002年生まれのメンバー、ソン・ドンピョ、イ・ウンサン、カン・ミニのこと)皆さん知っていますか? 18歳の若い子たちの全員の愛嬌を見ていきたいと思います」との振りで、愛嬌タイムに突入。
ここで終わりかと思いきや、メンバーから「ハン・スンウ!! ハン・スンウ!!」とコールがあがり、結局、兄ラインメンバーも全員やることが決定。ハン・スンウ、キム・ウソク、チョ・スンヨン、キム・ヨハン、イ・ハンギョルはカメラに向かって一斉に「パン!! ドゥグドゥン、パァ~」と愛嬌を見せた。
さらに、この日はキム・ヨハンの誕生日ということで、メンバーとファンによるバースデーソングのプレゼントも。キム・ヨハンは、キム・ウソクが指で作ったキャンドルを吹き消すしぐさをすると「皆さんありがとうございます。愛してるよ~」と日本語で感謝の言葉を述べた。
ここで再びMCの2人が登場。ジェノは「8月にデビューしたばかりなのに、新人とは思えないステージでしたね」、ジェミンは「僕らも負けていられませんね」とX1のステージについて感想を。
そこで負けじと、2人もNCT DREAMの最新活動曲「BOOM」のキリングパートを披露することに。ジェノの見せ場のサビのパートはジェミンも加わり、ファンの歌声にのせてダンスを。一方、ジェミンはラップの見せ場「アイスクリーム」でカメラ目線でキメると「Oh Yes かっこいい!!」と自画自賛。すると客席から「イ・ジェノ! イ・ジェノ!」コールが巻き起こり、ジェノも「アイスクリーム!!」と指ハートを作った。
これには、ジェミンも「かわいかった!! ジェノさんはわんちゃんです」と大絶賛。2人の魅力を披露したところで、ジェノは「あとで僕たち5人のステージも準備しているので、期待してください」、ジェミンは「これまではかわいいイメージのNCT DREAMでしたが、今回は成長したかっこいい姿をたくさんお見せします」と、のちに控えたNCT DREAMのステージを予告した。
NATUREがキュートな自己紹介を披露!
ドラムやピアノを演奏する振り付けを取り入れたダンスと、清涼感あふれる歌声で爽やかな風を吹き込んだ。続いてはレトロなパーティサウンドが楽しい「You'll Be Mine」へ。サビの中毒性のあるリズムと思わずマネしたくなるダンスで、まるでクラブにいるような雰囲気に。
ハルが「東京に来て、こうやって活動ができるのを楽しみにしていました。実はまた10月に東京に来る予定もあるので、チェックしてください」と告知すると、ルーは「5月にKCONで東京に来ました。東京に初めて来た時に、いい天気ですね~。だから気分がよくなりました。だから応援よろしくお願いします」と、一生懸命に暗記したことがうかがえるコメントで観客を沸かせた。ハルが「緊張していますが、頑張りたいと思います」とコメントすると、「ハルちゃん~」「かわいい~」「がんばれ~」と応援の声援が巻き起こった。
雰囲気がまったく違う2曲を披露した後、ハルは「バラードから、いきなりこういうのをやって高低差ありすぎてしたよね(笑)」とセットリストにつっこみを入れて笑いを誘う。日本のファンのためにかくし芸や日本語を準備してきたというメンバーたち。
日本の映画やアニメが好きなサンシャインは「最近、日本語を勉強しています。『のだめカンタービレ』も見ましたし、一番好きな映画は『君の名は。』です」と話すと、なんと三葉の祖母のモノマネを披露。「これは全部、ムスビ。太陽もムスビ」と、マニアックなモノマネに会場は爆笑。
最後の曲は、少女時代やTWICEなどと作業したスウェーデンの人気プロデューサーエリック・リボムが手掛けた韓国活動最新曲「I'm So Pretty」。キャッチーなメロディーと自信のある女性の姿を表現した歌詞が印象的なダンス曲で、キュートで堂々としたパフォーマンスを披露した。
NCT DREAMの少年らしさとワイルドな魅力のギャップを堪能!
続いては、そこから時計を巻き戻したようにデビューシングルアルバムのタイトル曲「My First and Last」へ。思春期の少年の恋する気持ちを清涼感あふれるサウンドにのせた代表曲で、キュートな彼らも堪能。
トークでは、ジェノが「僕らがKMFに来るのはもう2回目ですが、こうやって呼んでくださる皆さん、ありがとうございます。2回目もやっぱり熱く応援してくれて、力になっています。最高!!」と挨拶。久しぶりに日本に来た感想を聞かれたチソンは「久しぶりにすしも食べました」と笑顔。そして、観客に食事はとったかを尋ねるも、多くの人が食べていないと答えたため、ジェミンは「終わったら、絶対に食べてください」と気遣った。が、それを受けてチョンロが「皆さん、皆さん、カップラーメン、本当においしいです。本当に、本当に、おいしいです」と、自分の大好物を猛烈プッシュ。ようやくとる食事にカップラーメンを推薦するというチョンロの天然ぶりに観客は大爆笑だった。
続いては最新サード・ミニアルバム「We Boom」の収録曲「STRONGER」へ。続いては良し悪しを主体的に判断することができる強さを持とうというメッセージを込めた曲で、少年から成長しつつある彼らの現在の魅力を見せつけた。
2度目のトークでは全員が愛嬌を披露。ジェノは「皆さん、めちゃ大好き」と指ハートを作ると、照れを隠すようにジタバタと動き回る。ロンジュンは頬をふくらまして、指をくわえるしぐさを。ジェミンは「ナナちゃん(ジェミンの愛称)は、日本のファンの皆さんが本当に大好きです。愛してる」と大きなハートを。
さらに準備してきた日本語も披露。チソンは「ほんの1ワードです。なるほど!!」、ジェミンは「日本の皆さん、僕が本当に大好きです」、ジェノは「皆さんは僕にとって、めちゃ大切な人たちです」、ロンジュンは「シズニー、すごーい、愛してるよ」と発言すると、チョンロはメンバーが話すたびに「すばらしい!!」を連呼して笑いをとった。
最後の1曲を残して、感想も。チョンロは「日本に来て、東京のシズニーの皆さんに会えてうれしかったです。次も必ず来てステージをお見せしたいです。がんばります」と。
ジェミンは「すぐにまた日本のシズニーたちと会いたいのですが、そういう機会があればいいですね。シズニーの皆さんが今日、一堂に会してくださって感謝しています」。ジェノは「日本語でしたいと思います。いつか帰ってきますから、皆さん待っていてください。約束です」。ロンジュンは「東京のシズニーの皆さんと会えて、心からうれしいです。そして、これからもたくさんの機会があればうれしいです。また会いましょう」と挨拶。
20歳を超えたら卒業というルールがあるNCT DREAMだけに、メンバーの想いがこもったコメントに涙するファンも。ラストの曲は最新活動曲の「BOOM」。アーバンポップの洗練されたサウンドとパワフルなダンス、そこに大人への階段を上っている彼らならではの美しさが加わって見る者を惹きつけた。
エンディングは全アーティストがステージにあがり、KMFの恒例となっているフィナーレで「風船」の合唱。そしてグループを代表してそれぞれが感想を述べた。
X1のチョ・スンヨンは「今日はとてもいい思い出を作ってくれてありがとうございます。楽しかったです。怪我をしないように、気をつけてお帰りください」。NATUREのハルは「こんなに楽しむことができたのも、皆さんの声援のおかげだと思います。これからも頑張ります」。NCT DREAMのチソンは「日本に来る機会はそんなに多くはないですが、来るたびに情熱的に迎えてくれて、とてもうれしいです。さっき話したように、また早く来たいです」とコメントした。
ラストはジェノが「名残惜しいけど最後の挨拶をしましょうか。手を繋いで! ありがとうございました」と締めて、全員が深々と挨拶。初来日の期待が高まる中で、堂々としたパフォーマンスと同時にフレッシュなトークでも観客をわかせたX1。
懐かしさを感じるサウンドに自然体の魅力、謙虚な姿勢でX1とNCT DREAMのファンにも好印象を残したNATURE。少年から成長した姿と、5人でもステージを広く感じさせない成熟したパフォーマンスを見せつけたNCT DREAM。ファンにとっても、アーティストにとっても思い出に残る、充実した約2時間のステージだった。
取材:安部裕子
【公演概要】「日韓GFSC Charity Campaign 12th KMF2019」
日時:2019年9月22日(日)
II部:開場17:45 / 開演19:00
会場:【東京】豊洲PIT
<セットリスト>
01. FLASH / X-1
02. MOVE / X-1
03. I'm here for you / X-1
04. Like always / X-1
05. XI-MA / X-1
06. Allegro Cantabile / NATURE
07. You'll Be Mine / NATURE
08. A Little Star/ NATURE
09. SHUT UP! / NATURE
10. I'm So Pretty / NATURE
11. GO / NCT DREAM
12. My First and Last / NCT DREAM
13. We Go Up / NCT DREAM
14. STRONGER / NCT DREAM
15. BOOM / NCT DREAM
■公演情報
「日韓GFSC Charity Campaign 12th KMF2019」
【北海道・札幌】
日時:2019年9月16日(月・祝)
I部:開場12:45 / 開演14:00
II部:開場17:45 / 開演19:00
会場:Zepp Sapporo
出演:キム・ジェファン、チョン・セウン、NATURE、X1
【東京 1日目】
日時:2019年9月22日(日)
I部:開場12:45 / 開演14:00
II部:開場17:45 / 開演19:00
会場:豊洲PIT
出演:NCT DREAM、NATURE、X1
【東京 2日目】
日時:2019年9月23日(月・祝)
I部:開場12:15 / 開演13:30
II部:開場17:15 / 開演18:30
会場:豊洲PIT
出演:チョン・セウン、NATURE、X1
主催:12th KMF2019実行委員会
共催:NPO法人日韓文化交流会
制作:(株)J.K Dream、KJ DREAM(株)
後援:GFSC(Good Friends Save the Children)、KMA(Korean Media&Management Association)JAPAN
記者 : Kstyle編集部