「新米史官ク・ヘリョン」シン・セギョン、ASTRO チャウヌを賞賛“忙しいスケジュールの中でも明るくて…共演者としてありがたかった“

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写真=NAMOO ACTORS
シン・セギョンが、ドラマ「新米史官ク・ヘリョン」で共演したASTRO チャウヌに対する賞賛を惜しまなかった。

シン・セギョンはMBC水木ドラマ「新米史官ク・ヘリョン」で朝鮮初の女性史官ク・ヘリョン役を務めた。イ・リム(チャウヌ)とのロマンスはもちろん、本物の史官に成長していくク・ヘリョンを自身だけの呼吸で完成させ、ドラマ全体を引っ張った。

「新米史官ク・ヘリョン」の終了を控えて(インタビュー当時)、ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)のカフェでNewsenと取材に応じたシン・セギョンは「撮影が終わっていろいろな感情が込み上げてきました。予想よりもはるかに長い呼吸でドラマ一本を終えたのは初めてで……週52時間労働制の導入で、制作期間が長くなったためでした。長い時間撮影した作品から離れようと思ったら、残念でもあり、清々しい気分でもあります。どのように結末を受け入れてもらえるのか気になるし、ドキドキします」と感想を明かした。

最後の撮影を終えて涙を流したというシン・セギョンは「あの日の朝、撮影現場に向かいながらマネージャーに『幼い時は作品を終えたら涙も出たけど、もうそんな気分にはならないと思う』と言いました。だけど、1秒も立たずに涙を流しました。監督が私の“涙ボタン”です。どうしてか分からないけど、監督が花束と一緒に『お疲れ様』と言ってくださって涙が出ました」と告白した。

19世紀、朝鮮時代を生きる女性像を思い浮かべると、婚姻と内助、育児など家庭を最も重視する姿が思い浮かぶ。しかし、ク・ヘリョンは当時の女性とは正反対の人生を生きる。婚期を遥かに逃した年齢であるにもかかわらず、ク・ヘリョンの関心はもっぱら新しい文化だ。特に不当な中でも真っ直ぐな価値観を語る勇気、決まった婚姻の代わりに女性史官試験を選んだ決断力などは、ク・ヘリョンの進取的な一面を確認することができる部分だ。これに関連してシン・セギョンは「私は時代劇をたくさんしてきましたが、これまでの枠とは異なる考え方をしなければならないと最初から思いました」と話した。

続いてシン・セギョンは「半ば以降に、真剣で重い事件を取り扱って、重みを持つようになりましたが、序盤のヘリョンはこれまでの時代劇のキャラクターとは異なって、ユニークな一面を持っていました。そういうのがちゃんと表れるように表現したかったです。また、私が知っていた歴史や過去の生活に対して、硬い固定観念を持たないために努力しました」と説明した。

相手役のチャウヌとの呼吸も重要だったはず。シン・セギョンは「チャウヌさんが、他の時代劇と異なる色を出す上で、非常に大きな役割をしたと思います。いくら軽いセリフや軽い状況も、基本的に言い方が時代劇なので、重く感じられるんじゃないかと心配しました。しかし、チャウヌさんが表現する方式自体がユニークで一風変わっていました。『時代劇といえば、こうあるべきだ』というのとは違っていたので、新鮮さを表現する上で非常に役立ったと思います」と明らかにした。

続いてシン・セギョンは「隣で見たチャウヌは、どんな俳優だったか?」という質問に「すごく不思議に思った点があります」とし「スケジュールが本当に多くて忙しかったです。撮影中に一日休む日があっても、彼は他のスケジュールに行っていました。しかし、持っている雰囲気そのものがすごく明るくて、肯定的でよく笑う方でした。いくら人が理性的にコントロールをしても、体力や体調が底をつくと大変です。その状況で、暑さに耐えながら演技をするというのは本当に大変なことでしたが、生まれ持った本性がそうじゃないかと思うほど、明るかったです。その点が共演する仲間としてありがたかったです」と話した。

シン・セギョンも20代前半には忙しいスケジュールのため大変な時間を過ごした。「今はあの時に比べたらはるかに良いです」という彼女は「少なくとも今日の予定が何か知っているし、どうすればいいか、態度をチェックできる時間が十分にあります。もちろん、あの時のことが間違っていると考えているわけではないです。あの時はスケジュールが多すぎる状況、明日何をすればいいかも分からない状況で、スケジュールに引きずり回される気分でした。だから先ほど言ったチャウヌさんのように忙しい人の態度を見て『明るく肯定的なエネルギーは、生まれつきじゃなければ持てない気質なんだ』と思うようになりました」と付け加えた。

「新米史官ク・ヘリョン」は、朝鮮初の“問題的女性史官”ク・ヘリョンと、一度も恋愛をしたことのない王子イ・リム(チャウヌ)とのときめきいっぱいのロマンス実録だ。

記者 : キム・ミョンミ