俳優イ・スンギが総合武術だけで18段のスタントマンに変身し、視聴者に会う。

イ・スンギはSBS新金土ドラマ「バガボンド」でジャッキー・チェンをロールモデルにし、アクション映画界を牛耳るという夢を抱いた熱血スタントマンだったが、民航旅客機墜落事故に巻き込まれ、真実を暴く追撃者の人生を生きることになったチャ・ダルゴンに扮する。

チャ・ダルゴンはテコンドー、柔道、ブラジリアン柔道、剣道、ボクシングまで総合武術18段の有段者であるだけでなく、他の追従を許さない大胆にあふれる自信、無鉄砲のような図々しさまで兼ね備えたこれまで見たことのない強烈な人物だ。

22日に公開されたスチールカットには、男の中の男の魅力をアピールするワイルドなイ・スンギの姿が盛り込まれている。小麦色の肌と鍛えられた筋肉質の腕をあらわにしたノースリーブの服を着て、肩にはシックにタオルをかけた姿で、深刻そうな表情をしている。特に腕の上に大きく刻まれた“戦神”というタトゥー、顔のあらゆるところにできている傷が、彼の身に何が起きたのか、関心を高める。

イ・スンギは「初めてシナリオを読んだときから、ぐんと惹かれた作品だ。これまで演じてきたキャラクターとはまた違う性格で、プレッシャーと責任感が大きかったが、挑戦意欲もできた」とし、「『バガボンド』という名前の重さを感じ、最善を尽くして長い間待ってくれたファンの皆さんにどうかいい演技で恩返ししたい」と覚悟を語った。

制作会社は「イ・スンギはすべてにおいて格別な情熱と責任を持って、いつも努力する姿勢で取り組む俳優だ」とし、「がらりと変わったビジュアルと雰囲気のチャ・ダルゴン役を通して国民的弟、優等生などのイメージとは180度異なるワイルドな男に大変身したイ・スンギの姿を期待してもいいだろう」と伝えた。

「バガボンド」は民航旅客機墜落事故に巻き込まれた一人の男が、隠蔽された真実の中で見つけた巨大な国家の不正を暴くドラマ。家族も所属も、しかも名前も失った“放浪者（バガボンド）”たちの危険で赤裸々な冒険が繰り広げられるスパイアクションラブストーリー。9月20日に韓国で初放送される。