「グッバイサマー」キム・ボラ“童顔のせいでストレスも…制服を着れるうちに学生役を楽しもうと思えるように”
OSEN |

ようやく人々に名前を知らせ始めたキム・ボラは、デビューして足掛け16年目。大作よりは小規模の作品に興味を感じる女優。キム・ボラの将来は、予測できないほど青く輝いていた。
キム・ボラは最近、ソウル八判洞(パルパンドン)のカフェで行われたインタビューで、映画「グッバイサマー」(監督:パク・ジュヨン、配給:インディストーリー、制作:ESピクチャーズ、インディストーリー)について語った。この映画は余命宣告を受けたものの、今が一番大事な少年ヒョンジェ(ONE)と将来のことで悩むスミン(キム・ボラ)の暑い夏の日の物語を描いた映画だ。
キム・ボラは「この映画が3本目だが、3つの作品が全部雰囲気が異なった。でもあまり負担に思わなかったのは、劇中の人物一人一人の話が続くように思ったためだ」と話した。出演を決定した理由について彼女は「私は短編映画や自主制作映画に興味を持っている。昨年の夏にこの映画のオーディションを受けたけれど、所属事務所でも積極的にサポートしてくれた。オーディションに合格した後、この映画を先に撮影して、その途中で制服姿で『SKYキャッスル』のオーディションを受けた」と明らかにした。

キム・ボラは「雰囲気が異なるドラマと映画だったけれど、解釈が難しくはなかった。監督から難しく深く入らないでほしいと言われた。監督は『10代は経験があまりないから、深い感情に入らないでほしい』と言っていた。高校生として大学、勉強、将来のことだけを考えたと思う」とキャラクターを解釈して、演技の方向性を明かした。キム・ボラは「高校時代に、撮影がある日にも一生懸命に登校はしたものの、勉強に忠実には臨まなかった」と明かした。
キム・ボラは「22歳ぐらいに『サムリェ』を撮影して、自主制作短編映画の魅力を感じた。短い時間で映画が話したいことを制限なく話すためだ」とし、自主制作短編映画に興味を持っている理由を明かした。子供の頃から芸能活動をしてきたせいか、大人っぽい一面もあるキム・ボラ。
2004年のドラマでデビューし、複数の作品を通じて現場の経験を積み、しっかりと演技力をつけてきた彼女は、純粋であどけない顔だった。

キム・ボラはKBS 2TVドラマ「ウェディング」(2004年)でデビューし、足掛けデビュー16年になる女優だ。昨年末から今年初めまで韓国で放送されたJTBCドラマ「SKYキャッスル」で、安定した演技を披露したキム・ボラはこのドラマを通じて人々に顔と名前を知らせた。
キム・ボラは「『SKYキャッスル』が一番記憶に残っている。(キム・ヘナを演じるのが)少し難しかった。序盤にこの人物に対してどのように演じていけばいいか悩んだけれど、完全に理解してからは少しはやりやすくなった」と振り返った。

また、キム・ボラは「私は人々に劇中の役の名前で呼ばれたい。まだ私は『SKYキャッスル』の中のヘナで呼ばれてもよい。当時『きつそう』『暗そう』『怖そう』と言われた。ヘナはそんな人物じゃないのに、きつい人だと思われて、ヘナに申し訳なかった。『このイメージをいつ破ればいいんだろう』と思っていたけれど、ドラマ『彼女の私生活』を通じて、自然にさまざまなイメージを披露できて幸いに思っている。多くの方の視線を受けるのが初めてなので、きちんと受け入れられなかったと思う」と話した。
キム・ボラは、これからさまざまなキャラクターを自身のものにして、人々に“キャラクターとして”記憶されたいという。
「『SKYキャッスル』の後、これからどうしようという悩みはあった。すごく好評してくださったから。その後プレッシャーを感じた。みんな『ヘナを楽しく見た』と言ってくださるから(笑)。個人的に大きな変化はないけど、『これからどうすれば今より成長できるんだろう』という悩みと不安はある。成長できなくても、良い方向に進みたいと思っている」
キム・ボラは一方で、「この映画を通じてこんな評価を受けたいというのはない。また、この映画は良いと強制したくもない。ただ、広い視野からさまざまな反応が出てほしい。これをきっかけに、もっと多くの自主制作映画に出演したい」と願いを語った。

記者 : キム・ボラ