【REPORT】FTISLAND イ・ホンギ、入隊前最後のソロファンミーティングが大盛況…1万4千人を前に“ぶっちゃけトーク”で爆笑の嵐
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全身真っ白なスーツを着て、片手を大きく前に振り出しおじぎをすると「ようこそ!」と挨拶。まるで王子のような登場に、会場も沸き立つ。
ライブパートのスタートは、韓国発売曲のFTISLANDメドレーから。オープニングの「Summer Night's Dream」は、途中でマイクスタンドからサッとマイクを外し、笑顔でステージを歩き回る。懐かしの「チョケッソ(I wish)」では会場からリズムに合わせた手拍子が生まれ、「サラン サラン サラン(LOVE LOVE LOVE)」では、スンヒョンのパートもホンギが歌うという珍しいバージョンを見ることができたが、もうすでに普段のFTISLANDライブと変わらない盛り上がり。「Memory」では「カモン!」というホンギの号令で客席のシングアロングがバッチリ決まる。やはりホンギの声には、心が踊らされてしまう。
「こんばんは! ファンミーティングだけど、歌わないとみんなが怒るから(笑)。久々の曲も歌ってみました。今から日本の曲をやります」と言って、そのまま日本発売曲のFTISLANDメドレーへ突入。語りかけるように歌う「SAYONARA」「Golden」はサビをファンに歌わせて、その声を全身に浴びながら気持ちよさそうにニコニコの笑顔を見せる。「A light in the forest」は手拍子で盛り上がり、「JUST DO IT」でイッキにテンポを上げて最後の熱を放出した。
これまでのホンギの歴史を振り返るFTISLANDのLIVEメイキング映像でブレイクを挟んだ後は、MCの古家正亨氏と、このファンミーティングのためにホンギが描いた犬のキャラクター“ホンちゃん”の着ぐるみが登場。客席のファンと一緒に「ホンギー!」と大きな声で呼び込むと、夏っぽいシャツに着替えたホンギがステージに。ここから「ファンミーティングは、たくさんしゃべれる場」というホンギと、ボーカリスト、俳優、タレントとしてのホンギを深堀りするトークパートが始まった。
ボーカリスト、ホンギをフィーチャーしたコーナーでは、FTISLANDの「PUPPY」のライブ映像をノリノリで見ながら、「この曲は、CDよりもライブが楽しい曲」と解説。顔を隠したシンガーが歌唱力だけで対決する韓国の音楽バラエティ番組の話になると、「俺は話をしただけで声でバレちゃうから。普通は歌うとお客さんが“誰?”ってザワザワするのに、俺が歌い出したら、やっぱり“イ・ホンギだ!”って一発でバレちゃった(笑)」とサスガの歌声エピソードを披露。
「FNC KINGDOM」のライブ映像では、2017年にヨンファ(CNBLUE)とのドラマ「美男<イケメン>ですね」コラボステージでふたりで歌った「Promise」が流されたが、なんとDVDには収録されていないDay1の激レア映像を蔵出し。ステージ上でジェルミ(ホンギ)とシヌ(ヨンファ)になりきって喋る2人に会場も爆笑。「DVDに収録されているDay2の方が、リラックスしていますね」と言われると、「初日が終わってからヨンファといろいろ話し合ったんですよ」と思い出話もしてくれた。
俳優ホンギをフィーチャーしたコーナーでは、中学時代に出演したドラマ「カンスニ」の話題に。「ドラマのスタッフさんとカラオケをしたときに、ホンギの歌が上手いから最終回に歌うシーンを入れようってことになって。そのシーンが放送されたら反響が大きくて、いろいろな事務所から歌手としてのスカウトがきた。FNC(現所属事務所)もそのひとつです」と、この作品が歌手ホンギの原点であったことを明かしてくれた。また、2011年に女優・高島礼子と共演した韓国ドラマ「のり子、ソウルへ行く」では、日本語ができるホンギが収録中に制作スタッフとの通訳を買って出たという話も出たが、今も毎回、FTISLANDやホンギのライブにお花を出してくれる高島礼子との交流は続いている。
バラエティ番組でもマルチな才能を披露するホンギをフィーチャーしたコーナーでは、愛犬モングリの映像も登場。「さまざまな仕事をしていますが、ロールモデルにしている人は?」という質問に「(バンド)Thirty Seconds to Marsのジャレッド・レトみたいになりたい。バンドもやってるけど、俳優もやっていて、好きなドラマに出ていたのに、彼とは気づかずに本職の俳優だと思って見ていた。自分と似てるなと思ったんです」と語ってくれた。
このトークコーナーでは、トークの真っ最中に話題に関連したクイズが急に始まるというホンギには気が抜けない演出もあり、答えに自信がない場合は客席に助けを求めることができる……というルールがあった。13日の昼公演では、なんと公演を見に来ていたホンギのお母さんに答えのヘルプを求めるという一幕もあり、意外なスペシャルゲストにファンも大喜びだった。
ゲームコーナーは、3階までびっしり入った客席のファンが全員参加しての「〇×ゲーム」。ホンギに関する質問に〇×に答え、最後に残った数人がホンギと2ショット撮影ができるという嬉しい特典付き。「最近、気になるアーティストがいる」と言う質問には「〇。N.Flying! 期待してます」と弟分を応援。「生まれ変わっても歌手になりたい?」には「〇。でも女性に生まれ変わって、今とは違う女性の感性で歌ってみたい」と回答。どの質問にもホンギらしい回答で、彼の本質を知ることができる時間となった。
ファンミーティングの感想を聞かれると、「楽しかったです。8月にもライブがあるけど、今年は日本でたくさんライブをして、みんなとの約束が守れました。その後も、日本じゃないけどまだ会える機会があると思います」と答えた。「締めは歌じゃないと怒るよね?」と歌に入ろうとしたところで、客席から次々と上がる「ホンギー!」という声に反応。予定になかった質問コーナーが始まり、ファンからの質問に次々答え始める。「どうしたら歌が上手くなりますか?」という質問に、「俺も最初から上手くはなかった。イメージして何度も歌って、ダメな理由を探すのが大事。その経験の積み重ね。ライブを何度も経験させてくれたみんなのおかげで上手くなった。ありがとうございます」と真摯に、そしてファンへの感謝も交えて回答してくれた。
最後のライブパートで「覚えてる?」と言って歌いだしたのはホンギのソロ曲「Yellow」。“ホンちゃん”のぬいぐるみを抱えながら、ファンにサビを歌わせご満悦のホンギ。
「8月にはまた、ライブがあるので来てくれますよね? 韓国のライブで披露した新曲もやろうと思っています。そして韓国のように日本だけの新曲のプレゼントも用意してます。6月のライブで披露した新曲はみんなに歌ってもらうパートがあるから、僕のSNSを見て練習しておいてください。今回の3回のファンミーティングでいろいろな話ができて、嬉しかったです。みんなの前で話すのはいいね(笑)。まだすぐには行かないし、行っても元気に戻って来るので心配しないでください。いい夢見て! Good Night!」と言って最後の「Good Night!」を熱唱。「8月に会いましょう! またねー!」と笑顔でファンミーティングを締めくくった。
取材・文/坂本ゆかり
写真/鈴木恵
■公演概要
FTISLAND入隊前最後のライブ「2019 FTISLAND JAPAN ENCORE LIVE -ARIGATO-」
【大阪】大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
2019年8月27日(火)17:30開場/18:30開演
2019年8月28日(水)17:30開場/18:30開演
【千葉】幕張メッセ 幕張イベントホール
2019年8月31日(土)17:00開場/18:00開演
2019年9月1日(日)15:00開場/16:00開演
<席種・料金>
全席指定:9,500円(税込)
「FTISLAND JAPAN LIVE TOUR 2019 -FIVE TREASURES-」広島振替公演
<振替公演会場・日時>
広島文化学園HBGホール
2019年8月24日(土)開場16:30/開演17:30
※2019年4月20日(土)同会場の振替公演。4月20日公演チケット(座席番号)をお持ちの場合はそのまま有効となります。
<席種・料金>
全席指定:9,500円(税込)
■関連サイト
FTISLAND公式サイト:https://www.FTISLAND-official.jp/
記者 : Kstyle編集部