「色男ホ・セク」チョン・ソミン“2PM ジュノさんはすごく準備がよくて刺激を受けます”

OSEN |

写真=Jellyfishエンターテインメント
女優チョン・ソミンが映画「色男ホ・セク」で2PMのジュノと共演した。映画「二十歳」に続き2度目の共演であり、打ち解けた雰囲気で「色男ホ・セク」の撮影を終えた。

チョン・ソミンは最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで行われたインタビューで、「『二十歳』を撮影したとき、ジュノさんを除いて、キム・ウビンさん、カン・ハヌルさんの2人の俳優と会うシーンが多かったです。当時はジュノさんと演技で息を合わせる機会がなくて残念でした。しかし、今回一緒に出演すると聞いて心強かったです。勉強になるところが多い人で、楽しみにしていました」と明らかにした。

また、チョン・ソミンはジュノに対して、「ジュノさんが期待以上にたくさん準備をしてきました。友人なので、現場も和やかな雰囲気でした。普段はそれぞれの作品について『頑張って、ファイト』と応援するだけでしたけど、今回は映画で共演して、お互いの悩み相談もしながら楽しく撮影しました」と付け加えた。

時代劇映画「色男ホ・セク」は、廃業危機の妓房「ヨンプンガク」を再起させるために、イケメン“ホ・セク”が朝鮮最高の男妓生(キーセン:朝鮮時代の芸者)になって繰り広げるコミカルな時代劇だ。チョン・ソミンは士大夫女性ヘウォン役を務めて、ジュノとのロマンスを披露する。

チョン・ソミンは続いて「ジュノさんは、すごく準備のいい人です。自身が準備したすべてのものを見せてから、監督が選べるようにしていました。彼が準備したアイデアがどれも良くて、本当にすごいと思いました」と称賛した。

チョン・ソミンが見た“演技ドル(演技+アイドル)”ジュノの演技の秘訣は、徹底的な準備だ。「普段も何をしているかと聞くと、『台本を読んで寝ようとしている』と言うことが多いです。忙しいのに、そのスケジュールを割いて、一生懸命にやっているようです。それを見て、『私も頑張らなきゃ』と刺激をたくさん受けて、一生懸命にやりました」と伝えた。

ジュノは5月14日に開かれた「色男ホ・セク」制作報告会に参加し、同月30日から社会服務要員として代替服務を始めた。

チョン・ソミンは「ジュノさんが一番先に観なければならない映画なのに、一緒に観られなくて残念です。昨日も俳優たちとのグループトークルームで1日中話しました。みんな優しくしてくれて本当にありがたいと言っていました。ジュノさんも『早く映画が観たい』と言っていました。一番気にしているはずなので、一緒に観られなくて残念です」と伝えた。

ジュノはハンサムな容姿と優れた技芸、女心を見抜くホ・セク役を務めた。ホ・セクは自身が生まれ育った母親(コン・ヒョンジュ)のヨンプンガクが廃業の危機にさらされ、跡継ぎとして妓生になることを決心する。ヨンプンガクの風流が噂になり、朝鮮の士大夫女性たちが集まり始めるが、思いがけない事件によりホ・セクの事業は危機に瀕する。

チョン・ソミンは最近開かれた試写会で完成した映画を初めて観たとし、「期待しすぎると失望するものなので、私はなるべく期待しないように努力しました(笑)。観客として観たけれど、しょっちゅう笑いながら観ました。ストーリーが積み重なっていって、最後にロマンスがちゃんと合わさっていたので満足でした」と話した。また、「面白いシーンが多かったけれど、一番面白かった部分は、チェ・グィファ先輩の後ろ姿の露出が本当にショックでした。昨日みんなで爆笑しながら観ました」と付け加えた。

チョン・ソミンは、今回コメディに欲を出したか? という質問に「台本を読んだときに、面白いポイントが多すぎて、どのようにポイントを決めたら邪魔にならないんだろう、と考えました。イェ・ジウォン先輩を見て驚いたのは、ナンソル役はコミカルなキャラクターではなかったにもかかわらず、ユッカプ(チェ・グィファ)とホ・セク(ジュノ)の間でバランスを取る真剣な演技をするたびに、コミカルなシナジー(相乗効果)が出たことでした。本当にすごいと思います」と答えた。

「色男ホ・セク」が初めての時代劇であるチョン・ソミンは、「口調よりは、キャラクターに集中しました。キャラクターに入り込めば、朝鮮時代の口調が自然に出てくるんじゃないかと思って、キャラクターの構築に精魂を込めました。初めての時代劇ですが、これまでドラマや映画を通じて、間接的に時代劇を経験しているので、キャラクターの構築を優先に考えました。口調はその次でした。現場でも、朝鮮時代の背景に、衣装も韓服(ハンボク:韓国の伝統衣装)だったので、時代的な状況に入りやすかったです」と伝えた。

作品選択の基準について、彼女は「台本を読んだときに面白いかを見ます。まず台本を魅力的に感じてこそ、自分が200%のエネルギーを注ぎ込んで集中することができると思うからです。その次に重要なのが、自分のキャラクターです。様々なキャラクターをやってみたいですが、ジャンル的なものは、その次です。自分が興味深く感じるかどうかが一番重要だと思います。医療、ラブコメディ、捜査、時代劇など、すべてのジャンルが好きですが、ストーリーが面白いものであってほしいです」と話した。

チョン・ソミンは、女優として目指している方向についても語った。「私が目指しているのは、柵にとらわれることなく、様々な挑戦をして、怖がらない女優です。すごく長く演技をしたいです」と打ち明けた。

記者 : キム・ボラ